星月夜「夕ちゃ~ん、埼玉県の大宮駅の近くの氷川神社に行かないか~い? この前のぶらり散歩*1で話した関東の氷川信仰の総大将みたいな存在だよ~ん」
夕月夜「「この前」って、あれはもう四年前ですよ。私たちの本当の寿命から見れば一瞬でも、この地球のアバターにとっては長期間なんですからね」
星月夜「うむうむ、君のアバターはこの四年で随分大人になったし、貯金も随分増やしたし、社会的地位も高まったよな。う~、お姉ちゃんは何だか寂しいぞ」
星月夜「駅を厳選すると近道もあるようだけど、折角の機会なんだから、大宮駅から参道を使って参拝しましょう」
夕月夜「この参道自体が観光の対象になりそうなぐらいステキですね。枯れ葉が太陽光を浴びて宝石のように輝きながら舞い落ちていますわよ」
星月夜「北国にも「ダイヤモンドダスト」という現象があるけど、これは言うなれば「ファンシーイエローダイヤモンドダスト」だね」
星月夜「夕月夜ちゃんが幸せになれますよーに!」
夕月夜「御姉様が幸せになれますよーに!」
星月夜「あとはこの裏にある公園を見て帰りましょう」
夕月夜「弾丸観光ですにゃ~。四年前と違ってお互い忙しくなったのだから仕方ありませんね~」
夕月夜「鳥さんたち、可愛いですね」
星月夜「お昼ご飯が鴨蕎麦だったから、少々罪悪感が…」
星月夜「君とここに来られて、私は幸せ過ぎるぞ」
夕月夜「まだまだ人生は続きますし、また時間を作って色々見に行きましょうよ」