1.仮定
エテーネ王国で見られた技術のうち、「幾何学文様の立方体の集合」と「有機質まで金に変える特殊な錬金術の黄金刑」については、ジア・クトとの強い類似性が確認できます。
本稿では、「仮に」エテーネ王国の技術の一部がジア・クト由来のものだったとして、その場合に技術がどう流出したのかについて考えてみました。
2.「キュレクス由来」説
まずは「キュレクスが持ち込んだ」という説を考えてみました。
根拠としては、かつて6.5メインストーリーで明言された、「青き妖精の一族」とジア・メルド・ゲノスとの戦いが挙げられま~す。
しかし7.3で明かされたこの戦いの概要は、妖精たちが自分たちの星の時間の流れを止めて無敵の状態にしたというものでした。その後に行き倒れのような形でアストルティアに漂流してきたキュレクスが、敵軍の技術の一部を回収できていた可能性は低そうで~す。
またエテーネ王国の伝説でも、錬金術関連の成果はケミル氏族のユマテルにのみ帰しているので、キュレクスの技術面での功績は低めだったと考えるのが素直な解釈でしょう。
個人的評価としては20点ぐらいの説となりました。
3.「パルミオの研究室由来」説
次に「パルミオの研究室由来」説というのを考えてみました。
現代でパルミオがジア・クト由来の「謎の鉱石」を研究していた時期に、時渡りで現代にやってきたエテーネ王族の一人が、パルミオの睡眠時間中にこっそりそれを持ち帰り自分も研究し、やがてまた同じ時代の同じ場所に戻しておいたならば、天星郷に気づかれないままジア・クトの技術の一部がエテーネ王国にもたらされま~す。
6thディスクでプレイヤーが体験した物語の一部は本来の歴史では50%以下の発生確率だった可能性もあるとは思いますが、プクラスが生まれつきの天才児だったのは歴史の確定事項のようなので、その原因である「天星郷に保管されていた謎の鉱石が、一時的にパルミオ博士の手に渡った」もまたおそらくは確定事項だったのだと考えました。
こちらは個人的に80点ぐらいつけられる説となりました。