ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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呪術師強と魔軍師強が日替わり討伐のお題にならない理由を考えてみました。

 かつて強ボスといえばオリジナルが敗北した場所でしか挑戦できない存在でしたが、やがて強戦士の書でも挑戦できるようになり、今や強戦士の書でしか挑戦できない存在となりました。

 おそらくは、ワルキュウリによる強戦士の書の大量配布計画が成功して、現世に出没する頻度が激減したのでしょうね。

 やがてモンスター討伐隊もその作業の重要性に気づいたらしく、発生する前の強ボスを亜空間で討滅した者には多額の報奨を与えるようになりました。

 しかしながら呪術師強と魔軍師強については、日替わり討伐のお題になっていませ~ん。

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 その理由は、実際にはネタバレを避けるという大人の事情なのでしょうが、本日の記事では作品の世界観の中での理由も考えてみました。

1.発生する能力が低い説

 これら二種の強ボスだけは、報奨であおって大量に討滅しなくとも、オーブ目当ての冒険者が倒し続ける量だけで現世への発生をほぼ阻止できるのではないかという仮説を立ててみました。

 呪術師強については、メインストーリーおよび「夜の神殿に眠れ」シリーズの話の流れを勘案するに、コピーのそのまたコピーである可能性が高そうで~す。それが発生能力の低さにつながったのかもしれません。

 魔軍師強については、血で汚されて弱体化したとはいえ、やはり魔を滅ぼすための施設であるキラキラ大風車塔が発生場所ですので、ちょっと痛めつけられただけでもう発生できなくなるのかもしれません。

 発生場所が聖地という点ではジウギスもそうではないかという反論がきそうですが、あれは幻影ではないので例外とみなしてよいでしょう。

 この第一説は、それなりにつじつまが合うものの、所詮想像の域を出ないのが弱点で~す。

2.管轄違いの別の場所に引き寄せられて発生場所が変わった説(甲)

 強ボスは、オリジナルと縁が深い別のモンスターの強ボスが発生すると、その地へと引き寄せられていく傾向がありま~す。

 たとえば、妖剣士の塚で倒されたオーレンをモデルにして発生した妖剣士オーレン強は、雲上湖で水竜ギルギシュ強が発生するようになると、その地で同時に発生して連携を組むようになりました。

 呪術師強自身も、妖魔ジュリアンテ強を引き寄せていま~す。

 そうであるなら、呪術師強と魔軍師強も、彼らと縁の深い別のモンスターの強ボスが五大陸以外のどこかで発生したためそこに引き寄せられて、五大陸の討伐隊にとっては管轄違いの存在になったということが考えられま~す。

 呪術師には謎の黒幕がいました。魔軍師はレンダーシアからやってきた謎の多い存在でした。彼らと縁の深い未登場の強敵がいて、それがプレイヤーの知らないところでひっそりと討滅され、その幻影たる強ボスがどこかで発生した可能性は、十分にありま~す。

 この第二説にも弱点がありま~す。すでに別の強ボスと組んだはずの強ボスたちを、その謎の強ボスと切り離して別個に強戦士の書で討伐できるならば、水竜強と妖剣士強や呪術師強と妖魔強もまた、強戦士の書では各個撃破することもできなければおかしいということになりま~す。

3.管轄違いの別の場所に引き寄せられて発生場所が変わった説(乙) 

 また、別の新しい強ボスに引き寄せられなくとも、自ら移動した可能性の高い強ボスもいま~す。

 ラズバーン強は、ラズバーンの死後、しばらくの間はランドン山脈頂上付近に出没していたようですが、五百年後の世界では真のレンダーシア大陸のモンスター討伐隊の管轄で討伐対象になっているようで~す。

 レイダメテスについては、一国を乗っ取ったり一国を建国したりするほどの大量の難民を出したのは人間族だけだったので、レンダーシアが最大の被災地であったと思われま~す。ラズバーン強はその所縁によって、活動の場所をレンダーシアに変えたのかもしれませんね。

 同じように呪術師強と魔軍師強も、かつてどこか別の場所でより大きな悪事をしていたならば、時間の経過によって活動の地を変えた可能性がありま~す。

 この第三説の弱点は、ラズバーン強の発生原因が呪術師強や魔軍師強とは違っていることにありま~す。

 呪術師強と魔軍師強は、彼らの「まめちしき1」によると、他の多くの強ボスと同じく「魔瘴が活性化した影響で この世に出現した」もので~す。しかしラズバーン強は、彼の「まめちしき1」によると、「大いなる闇の根源のチカラで この世に出現した」もので~す。

 発生原因の違っているモンスターに起きた現象を、単に同じ「強ボス」という概念でくくられるからという理由で、「呪術師強と魔軍師強にもそういう現象が起きるはずだ」と決めつけるのは、かなり安易であると思いま~す。

4.スポンサーによる情報統制説

 討伐隊員エリオスさんによれば、国家権力はモンスター討伐隊の重要なスポンサーで~す。

 メギストリスでは、魔軍師に騙され続けていただけのプーポッパン王が、王家の儀式を行って大陸を救った英雄として崇拝されているので、強力な情報統制を行っていることが推測されま~す。

 しかし、討伐隊員が大声で「本日は、魔軍師***強を倒した場合、40000ゴールドを支給する!」と叫んだのでは、重要な国家機密が漏洩してしまいま~す。

 だからそういうことをさせないよう、「うちの兵士を動員して毎日倒すから黙っとけ!」とかいって、圧力を加えている可能性は高いですね~。

 ガートラントでは呪術師についてそこまで激しい情報統制を行っている様子はありませんが、やはり同様に討伐対象として大声で叫ばれるのは外聞が悪そうですね~。これも圧力をかけている可能性は十分にありま~す。

 この第四説こそ、作中の根拠がもっとも強い説であると思いま~す。

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