夕月夜「平等院鳳凰堂、最高でした~」
星月夜「明日の午前中も観光をするので、早く寝ましょ~」
星月夜「本日は哲学の道をぶらりと歩きながら、途中にある名所も見ていくプランで~す」
夕月夜「哲学者の西田幾多郎の歩いた道ですね」
星月夜「ここが銀閣のある慈照寺。昨日観た解りやすい美の世界である平等院鳳凰堂とは違い、難解な美の世界なので、観光客の人数はあんまり多くないのよ~」
夕月夜「いぶし銀のような美学の世界でしたね~。銀閣に銀箔が貼られなかったのは、かえってよかったかもで~す」
星月夜「うんうん!」
星月夜「続いて狛犬ならぬ狛鼠のいる大豊神社にいくよ~」
星月夜「日吉の狛猿と愛宕の狛鳶も援軍に来ているようでした」
夕月夜「狛蛇なんてのもいるんですね~。でも来年は戌年だから、こういう少数派の狛たちには厳しい年になるでしょう」
星月夜「次は終点の南禅寺よ~」
夕月夜「ジパングで一番格調の高い禅寺の中に煉瓦の橋ですか? まるで夢幻の森の中の場違いな鉄道のようで~す」
星月夜「ここは水路閣といって、水が流れているのよ~」
星月夜「そろそろ時間ね~。アストルティアに帰りましょ~」
夕月夜「楽しかったで~す! また行きましょ~」
星月夜「そうしましょ~!」