「ポイックリン・リターンズ」シリーズは、怪盗に敬意を表して、職業盗賊縛りで挑みま~す。
第1話「麗しのアヴェンジャー」はダルル盗賊団からの依頼。義賊だったポイックリンが急に無差別な窃盗を開始したので、何とかしてほしいとのことでした。
とりあえず次の標的として予告状を受け取ったガガレさんに会いにいきました。
ガガレさんは怪盗を迎え撃つために、ふくめんバニーの落とす荒ぶる鉄パイプとマスク・ド・ムーチョの持つオーラ感知器を要求してきました。
デマトードまで行くのは面倒なので、古代オルセコでふくめんバニーを倒しました。
マスク・ド・ムーチョから感知器を借りました。
要求の品を持ち帰ると、道具鍛冶職人のトトワさんに罠へと改造してもらえといわれました。
トトワさんは、どの町にもいる、職人の仕事を紹介するキャラの一人でした。彼らの情報はゲーム開始直後にしか役に立たないので、ほぼ無視されていま~す。そういう可哀想な立場の人をクエストで再利用するという試みは、高く評価できま~す。
この後、罠をしかけて待っていたら、「ピンチョ」という偽ポイックリンを捕まえてしまいました。その隙にポイックリンにはガガレさんの兜を盗まれてしまいました。
このあとどんでん返しが起こりました。何とガガレさんこそが真のポイックリンであり、兜を盗んだのはピンチョとは別のもう一人のニセモノの「ダークポイックリン」だったと判明しました。
ダークポイックリンがポイックリンの評判を下げていたのは「復讐」のためらしいのですが、詳細は不明なまま逃げられてしまいました。
とりあえずこれでクエストは成功となり、報酬がもらえました。
事情を知ったダルル盗賊団は、ポイックリンの名誉回復のため動いてくれることになりました。ピンチョはポイックリンが大好きなだけで悪気がなかったので許され、ダルル盗賊団に加入したようでした。
クエスト後のガガレさんは、本物のガガレさんになりました。チリさんが招待した無料のエステから帰ってきたそうで~す。そして記憶を操作されたらしく、予告状のことはあまり覚えていないようでした。
記憶を操作できるキャラの初出は2.0のクロウズだと思っていましたが、実はポイックリンも記憶操作ができたんですね~。
今回の一番の着眼点は、ポイックリンのあの正体バレバレな扮装の功罪ですね~。
今までのポイックリンのイメージは、ダストンだけ騙せればいいという動機から簡便な扮装をした怪盗であり、ダストン以外のガタラの住民はその正体を知っているという、道化的なキャラでした。しかし「ポイックリンは下手な変装しか出来ない」という固定観念をばらまくことで、こういう肝心なときに変装がばれないようにしていたのだと判明しました。いやはやお見事で~す。
ただし普段の扮装があまりにも簡単に作れる衣装だったのがわざわいして、ピンチョという計算外のリスクを招き寄せてしまいました。
普段のチリさんは別の仕事をしているので、「ポイックリン」というキャラクターの属性の大部分はあの扮装によっていま~す。そういう中でポイックリンに注目したクエストを作るさいに、まずは衣装自体をメインテーマにするというのは、王道中の王道だと思いました。