ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/31/000000)がオススメで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

「壁画に刻まれた歴史」三部作【考察篇】

0.はじめに

 本日は昨日の【内容紹介篇】に続き、クエスト「壁画に刻まれた歴史」三部作を通じて考えたことを語っていきま~す。

1.壁画と解説文の相違

 壁画『A-2 脅威と戦う勇士たち』の解説文では、六種族の勇士がアストルティアの脅威に抵抗したことになっていま~す。

 ところが『A-2』では五種族だけが増殖獣に抵抗をしたかのように描かれていま~す。

 現在の壁画と解説文の両方が間違いである可能性もゼロではありませんが、普通に考えるならどちらか一方が正しくてどちらか一方が間違いなのでしょう。

2.どちらが正しいのか

 さて、解説文のほうが古い壁画の実態をあらわしていて、今のバックアップデータのほうが大昔に改竄されていたものなのでしょうか?

 それとも、逆にアルディゴさんが初めから五種族の勇士しか壁画に描いてなかったのに、後から勝手に少なくとも壁画の解説文としては不正確な文章が添えられたのでしょうか?

 まずは『A-5 旅立ちと別れ』の五種族の拡大図をごらんくださ~い。

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 左から順に、緑のドワーフ薄紫のエルフ赤いオーガ青いウェディ黄白色のプクリポが並んでますね~。

 次に『A-2 脅威と戦う勇士たち』の「勇士たち」を拡大した写真をご覧くださ~い。

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 閲覧者から見てプクリポより遠くにいるはずの緑のドワーフが、『A-5』に比して不当に大きく描かれていますね~。しかも『A-5』では種族特有の髪型として描かれていた一本角ヘアが描かれていませ~ん。

 この不自然さを強調するならば、「『A-2』でドワーフの隣にいたはずの人間族の勇士が、後から緑色に塗りつぶされた」と考えるべきでしょうね~。

 もちろん、「たまたま不自然な格好をした瞬間のドワーフを描いた」とか「初めから人間も緑色で表現した」などの屁理屈は無数に考えられますが、そういう低レベルな絵を描く画家が高い評価を得ることはないので、考慮は無用で~す。

3.いつ誰が改竄したのか

 前章で検討したとおり、解説文のデータのほうが正しくて今の壁画のデータのほうが間違っているとなると、『A-2 脅威と戦う勇士たち』の人間族が塗りつぶされたのは壁画がデータ化される前ということになり、相当初期に改竄されたことになりますね~。

 また解説文データを操作できなかったということは、政治的決定として合法的に改竄したのではなく、権限のほとんどない一般市民が非合法に改竄したのでしょうね~。 

4.なぜ復元されなかったのか

 前章で検討したとおり、非合法に改竄されたのであれば、通常は復元がなされるはずで~す。

 かなり大雑把な色彩と輪郭で構成される絵なので、改変後の歴史におけるグランゼドーラの盟友の像の再建*1のときとは違って、復元の手間や費用はあまりかからないはずで~す。

 すると改変前の歴史における盟友の像の破壊活動と同じく、改竄者に同調する者が非常に多かったと考えるしかないですね~。

5.改竄の動機

 前二章で検討したとおり、『A-2 脅威と戦う勇士たち』の人間族の塗りつぶし事件が多くの市民から同調されたものの、政治家までは動かせなかったとするならば、改竄の動機として一番考えられるのは、「人間族は大して抵抗してくれなかった」という怨みの念でしょうね~。

 多数派の市民の気持ちは一定程度理解されたので壁画の改竄は放置され、しかしながら冷静な政治家から見れば改竄後の絵のほうが真実に近いともいえなかったので、解説文はそのままにされたのでしょう。

6.人間族の抵抗が不十分だった理由

 なぜ、勇者姫が活躍していながら、なお人間族の抵抗だけが物足りないものだったのでしょうか?

 星月夜が考えるに、第二次ゴフェル計画の決定こそ人間族も参加した八王会議によるものだったとはいえ、人間族は原則として第二次ゴフェル計画に参加せず、しかもアルウェーン発射より早い時期に逃亡した可能性が高いで~す。

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※根拠その1.第一次ゴフェル計画でも人間族は他の手段で生き延びたといわれていま~す。

※根拠その2.プペコによると、人間男性のアルディゴさんがアルウェーンに乗れたのは、王から選ばれた100人のうちの1人だったからではなく、偶然プクランド大陸に滞在していたからで~す。

 たしかに時間的余裕がない場合には、たまたま付近にいた者が救助の対象になるということもあるでしょうが、ウェナのメーダを捕獲して標本にするなどの余裕があったのが第二次ゴフェル計画で~す*2

※根拠その3.アルウェーンの町の構造は、一見すると六つの区画に分かれているようですが、実際には中央地区は居住用ではなく、五つの勢力が分かれて住むのに適したものとなっていま~す。

※根拠その4.改竄の形跡が見当たらない『A-5 旅立ちと別れ』を見るに、アルウェーンを見送った時点の勇士たちの中には、人間族は本当に含まれていませんでした。

 これらの事情を勘案するに、人間族は今回もろくに五種族と協力をせずに、自分たちと、あとせいぜい隠れ里の竜族だけが助かる、謎の手法を発動したのだと思いま~す。