プチグラコスやグラコス強のまめちしきには、他の「プチX」や「X強」でもしばしば見かける定型文に従い、「魔法の迷宮に 不死身のまま 封印されし グラコス」と書かれていま~す。
ところが驚いたことに、グラコス強の相棒でもあり玄孫でもあるグラコス5世のまめちしきには、「こんな世代差デュオが組めるのも 長命な魔族ならではと言える」と書かれていま~す。
なんと、不死身のグラコスも寿命という概念の束縛を受ける存在だったようですね~。
そして、似たような文体で不死身と紹介されている他の迷宮ボスたちの多くも、「老衰による死だけは免れ得ない」という設定を共有している可能性が非常に高いですね~。なおキラーマジンガだけは、「不死身」の意味が違う可能性がプチキラーマジンガの「まめちしき2」で示唆されていま~す。
そうなると、魔法の迷宮の戦いも意義のあるものということになりま~す。
寿命とは、細胞の分裂回数に限界があることから生じるもので~す。
ならば不死身だけど寿命のある魔法の迷宮のボスたちは、武器や呪文で細胞を傷つけられて死亡した場合、急速な細胞分裂によって蘇生すると同時に、そのことで余命を大いにすり減らすということになりま~す。
だから、何度勝利しても物語が進んでいないかのようにも思える魔法の迷宮の戦いですが、実は魔軍十二将が老衰で死ぬ日を早めるという意義がちゃんとあったということになりま~す。
こう考えると、「自分も不死で、魔軍十二将にも不死の力を与えた」という一見凄そうな設定のネロドスが「魔王」にすぎず、「自分も勇者にしか剥がせない闇の衣を着られて、四魔将にも勇者以外には負けない力を与えた」という設定のマデサゴーラがそれを越える「大魔王」である理由もわかりますね~。
グラコス「また会ったな」
星月夜「こいつは驚きました! 再生できるんですか。 ですが 元にもどっても おなじことですよ。 それにテロメアまでもは 回復できないようですね。 余命が さっきより 短くなってます」
(追記)
5.0で、ネロドスも大魔王だったとの新設定が語られました*1。