バルディスタ要塞の道具屋にいるボイルさんは、軍医のロア先生の助手なんだそうで~す。
ロア先生に調合を依頼された薬の材料となる「魔カブト草」が不足しているから、調達するよう頼まれました。クエスト「良薬はキケンな香り」で~す。
題名はオフラインモードでオルソーを仲間にするためのクエスト「やくそうの危険な香り」のセルフオマージュと思われますが、「キケン」がカタカナ表記に変わっていま~す。何か深い意味があるのかな?
ちなみにオンライン同士でもクエスト「VIPルームは危険な香り」*1では、「危険」は漢字でした。
北西に生えていると聞いて行ってみたところ、「危険! 立ち入り禁止」という立札の向こうに生えているようでした。
これは一杯食わされた気分でした。
たいした危険もなく、魔カブト草を入手できました。
どうやら真の危険物は、奥に会った関所のようでした。おそらくバルディスタの北にあった魔幻都市ゴーラへの道だったのでしょうね。
すでに立ち入り禁止区域なのに、またもや立ち入り禁止の札が立っていました。
この二枚の立札とメインストーリーで学んだ大魔瘴期の設定から考えるに、「かつてはこの関所から先だけが立ち入り禁止だったところが、徐々に魔瘴が南下してきたから立ち入り禁止区域を拡大した」というとこでしょうかね?
それならば忙しいボイルさんが魔カブト草の採取地域がまだ立ち入れると思い込んでいた可能性もありますね。「一杯食わされた気分」は訂正しておきましょう。
持ち帰ると完成した薬をロア先生に届けてほしいといわれました。またこのパターンですか。
ロア先生によると、今回の作らせた毒薬は、少し前に無断で持ち出されて不足したものだったそうで~す。
ただし毒を積極的に使う作戦は元々はベルトロの発案であり、その戦果でベルトロは出世したのだとか。
これまでバルディスタでは戦闘力で序列が機械的に決まると思っていたのですが、「功績を挙げる能力」も広い意味で「力」のうちということなんでしょうかね~?
そういえばたしかに、思い当たるフシが二つほどありま~す。
第一に、ヴァレリアが死んだかもしれないというときのベルトロは、「これで繰り上げで一番強くなった」という雰囲気ではなく、庇護者がいなくなったことに怯える弱者の雰囲気でした。本当にヴァレリアが死んでいたら、以前の記事で紹介したドラゴンガイアやアクバーみたいな末路が待ち構えていることが、本人にはハッキリわかっていたのでしょう。
第二に、技術者を尊重する気風で~す。ひ弱なデルクロアですが、亡命先がバルディスタであれば尊重されたであろうということが本棚の本に書かれていました。技術力なども「力」として評価しているということですね~。
まあ国を運営していくとなると、さすがに個人としての戦闘力だけで序列を作るわけにはいかないのが現実なのでしょう。
家柄重視のゼクレスも決して単純な家柄一元論ではなく、金があれば成り上がれる立場の庶民もいましたし、お家騒動で逼塞した貴族もいましたし。
さて、毒薬以外の二つの薬はバルディスタでそれを欲している人に配らなければならないようでした。そしてそのお使いも頼まれました。
こういう面倒な往復をしなければならない原因は、バルディスタ要塞内で半官半民の助手が調合した薬の需要が要塞内にあっても、一度は軍医本人が受領しなければならないという制度のためなんでしょうね。これは数量の管理だけは厳格になりそうですね。
でも運送を得体のしれない冒険者に任せてしまうあたり、紛失や盗難の防止という意識はなさそうですね。
だからこそ、メインストーリーでヤイルに簡単に毒薬を一ビン盗まれ、かつそのたった一ビンの紛失自体にはすぐ気づけて問題になったということなんでしょうね。
中々メインストーリー設定と辻褄が合うサブストーリー設定で~す。
まずは殺虫剤をナルベさんに届けました。
「これが軍医の管轄であっていいのか?」とも疑いましたが、夫がアストルティア侵攻に参加した軍人とのことなので、この家が官舎だとすればギリギリ軍医の仕事かもしれませんね。
次に門番のエントウさん。普段は威張り散らしてますが、鎮痛剤「ボイアスペシャル」をあげると機嫌がよくなって雑談をしてくれました。
彼によると、アストルティア侵攻が急に決まったのは、その少し前にピュージュらしき道化師が訪ねてきてヤイルとヴァレリアを煽ったからなのだそうで~す。
ピュージュの真の上司、まだまだ謎ですね~。
最後にボイルさんのところに戻ると、やっと報酬をくれました。
あと世間話として、二日酔いの薬を買うベルトロが一番のお得意様であり、他にも胃薬や風邪薬などの様々な薬を買うこともあり、何度か子供用の薬も買っていたのだとか。
ベルトロは酒場の上客でもあるので、二日酔いの薬を買うのはわかりま~す。子供用の薬は月明かりの家に届けていたのでしょう。
しかし胃薬や風邪薬の用途はまだ不明ですね。ボイルさんは「きっと病弱」ですませていましたが、まだまだあの男には裏の顔がありそうで~す。