ブーメラン縛りの旅芸人での不思議の魔塔の踏破の報告書で名高い、ヒストリカである。
今月は自分の本業に近い賢者という立場で不思議の魔塔に挑戦してみることにした。もちろん、武器は5.0で新たに装備できるようになった扇で縛る。
1階。初期装備はこんな雰囲気だ。防具が賢者らしくないだけでなく、その防具に対して武器が似合わないという、最悪に近い状況がスタートラインだ。
賢者の扇スキルは88ポイントまでがチート級であるので、そこまで上げた。そこから先は賢者の苦手な打撃系であったり長期戦でしか役に立たないものだったりするので、今回はこれを上限とする。
残った分や今後得ていくスキルポイントは、さとりに使う予定だ。
こういう「あるスキルを下げる代わりにあるスキルを上げる」という楽しみ方が、5.0以降は外の世界では廃れてしまった。惜しいことである。
4階。見てのとおり、武器が初期装備のままだ。
よい錬金効果のついた弓なら何張りか出たのだか、それを扇にするには4階のボスに勝ってから5階の変換屋サタタンに会う必要がある。
前回は初期装備の武器が三種から四種へと増えたことに気をよくして、「マネーのスタートダッシュの分だけ魔塔の難易度が下がった」などと書いてしまったが、訂正せねばなるまい。武器の種類について縛りプレイをしている場合には、現場で速攻で使える武器が出る確率が下がったことになる。
ここでさとりがギリギリ55を超えていたので、ボス戦はかなり楽であった。
9階で写真を撮影し忘れたため、10階での撮影である。
このあたりからMP不足に悩まされはじめた。両手杖賢者と違って敵から吸えないのが主な原因である。
仕方なく普段の戦いはコロポカに任せて、ミーはピンチのときだけ呪文を使うことにした。
14階。この格好ならば、街を歩いてもギリギリ許されるであろう。
19階。14階とほぼ同じ。
14階では余っている資金を全部錬金屋ミニタンにつぎ込んで強力な錬金効果を得るのがセオリーなので、16~18階での拾い物を使うことは少なく、毎度どうしても19階と14階は似てしまう。
しかも今回は強化屋トロンに一度も会えなかったのである。
スキルポイントは、扇スキルに88、さとりに120、盾スキルに6、という状態で挑んだ。
なおこのラスボス戦が唯一の活躍場になるはずだった零の洗礼だが、たたかいの舞を一度もされなかったので、活躍できずに終わった。