長年中立だった魔仙卿ですが、ミアラの宝杖の威力におののき、その破壊を星月夜に要請してきました。
ユシュカは気落ちして引きこもってしまいましたが、旧シシカバブ団は健在であり、バルディスタが捨て身でゼクレスに攻め入っているなどの情報も集めてきてくれた上に、陽動作戦までしてくれました。
卑怯な手段で最強国になったゼクレスですが、今や他の二国のみならず魔仙卿からも標的にされ、かなり追い詰められてきている感じですね~。
かつてゼクレスからの逃亡用に使ったルートを逆に潜入用に使ったのですが、元々が逃亡用に設計されていたので、写真のような状態になって苦労することもしばしばでした。
仕方なく二つあるルートのうちのもう一方を行こうとすると、大抵は強敵が待ち伏せをしていました。
行きは良い良い、帰りは怖い。なかなかよく考えられた仕掛けですね~。
せっかく宝物庫に潜入したので、クイズに備えて主要な所蔵品もメモしておきましょう。
※魔仙卿の錫杖 ゴダ神殿で病死したゼクレス王を憐れんで贈られた。
※いつわりの占い水晶 死罪になった大占術師アズウェンのものだった。
※サバスの宝斧 ゲルヘナの蛮族サバスからの建国祝い。
※魔瘴封じの護り 城の建立当時屋根に飾られた。
※銀翼竜の角 ベラストル家からの城の建立祝い。
※とむらいの王冠 喪中に使う簡素な王冠。
※王妃の礼杓 王妃が典礼に使う。
※ゼクリアの黄金杯 建国王ワラキウスが死んだとき、妹のゼクリアがこれで血を受け止めた。
※ワラキウスの宝盾 「最強の盾 そは叡知なり」という自己否定的な文が裏に書かれている。
※四臣の宝剣 建国王と彼に従った四大豪族を象徴した剣。
※ゼクリアの大皿 王の後継者となる赤子と死んだ王の首を乗せるための皿。
※勝利の宝槍 馬上槍試合の優勝者がパレードで持つ。
続いて魔具庫。
ここを守っていた「ゼクレス魔導兵」と「ゼクレス精霊兵」は、どこの国に攻め込まれているかという情報すら与えられず、自分たちのほうが強いに決まっていると思い込んだままこちらに向かってきて倒れました。
この連中も広い意味ではエルガドーラのイデオロギーの被害者ですね~。
続いて武器庫。
先に襲ってくる二名が、ゼクレス機神兵とゼクレス鋼鉄兵。
彼らが倒れたころになってようやく動き出す二名が、ゼクレス精鋭兵とゼクレス精鋭槍兵。
この武器庫の連中、会話によれば担当は「宝物庫」の警備のようでした。
ならばここで待ち構えていても意味はないで~す。侵入者が城から来た場合にはレバーを使えば武器庫を無視して宝物庫に行けますし、外から来た場合には武器庫より先に宝物庫に行けますから。
そうなるとちょうどここで準備中だったことになりますが、それにしては随分とのんびり私語をしていたもので~す。
彼らも倒して「ゼクレス城・魔導広場」まで行くと、ちょうどヴァレリアも正攻法で到着したところでした。でもまたエルガドーラに「太古の魔人」にされたアスバルの額からの光線で消し飛んでしまいました。
そこへユシュカが駆けつけ、アストロンで魔人の額の部分を石化させ、光線を封印しました。
これに怒ったエルガドーラは自分のすべての魔力を太古の魔人に注ぎ込んで強化をし、自身は死にました。彼女なりに息子を愛していたから自分の気に入る形でなら自己犠牲も平気だったのか、それとも単なる計算違いだったのかは、本人が死んでしまったので不明で~す。
額の封印は解けなかったものの、これで太古の魔人は他の面での戦闘力が向上したようでした。
太古の魔人はこういう状態ですが、ユシュカがアストロンを上手に使うと鋼鉄化しま~す。
この写真を見ると、いかにも本人も動けない代わりに守備力が異常に高まっているという雰囲気ですが、ダメージは普通に与えられました。そして全身の鋼鉄化が数秒で解除されたあとも、額の部分の鋼鉄化はそのままで~す。
おそらくこのご都合主義は、ユシュカが上手にアストロンを使いこなしているということなんでしょうね。
太古の魔人のHPを0にすると、中からぐったりしたアスバルが出てきました。
オジャロスは悪いのは全部エルガドーラだと主張し、ユシュカもそれを受け入れて帰還しました。
三国ともに国力を疲弊しまくり戦争を継続できなくなったことで、これにて魔界大戦はなし崩し的に終結しました。
今まで何度中間報告に行っても大魔王の覇印を受け取らなかった魔仙卿でしたが、これでようやく覇印を受けとりました。
大戦が一段落するまで覇印を貸し続けてくれたのは、何かの役に立つかもしれないとでも思っていたからなのでしょう。魔瘴竜を絵に封じ込めるという実用性もあったわけですから、まだまだ他に使い道がありそうで~す。
これで5.1の物語は終了しました。経験値とゴールドの報酬の他、「大戦の生き証人」の称号を得ました。
後日談で面白かったのは、バルディスタに「寝坊でファラザード攻めに加われなかったせいでかえってゼクレスの奇襲に対応できて感謝された」という設定の、ブージという兵がいたことで~す。
こういう立場の者もいて、同時にまた逆にゾブリス将軍が独断で兵を動かせたりするあたり、バルディスタ軍には近代的な指揮系統はないということになりますね~。手柄を求めて親征に参加するもしないも自由であり、かつ有力な将軍は個人の立場で勝手に戦争を起こせたりするあたり、日本の戦国時代中盤の戦国大名が一番近そうで~す。