今月のテンの日の特別企画は、「まちの魔物総選挙」で~す。
※メッキー
星月夜は迷った末に真のセレドの町のメッキーに一票を投じることにしました。
大富豪で低い段位戦で人数が足りないときや練習試合で来てくれるのが、スラリン・どらきち・メッキーの三匹で~す。
真のセレドの町のメッキーがこの大富豪のメッキーと同一個体であるかについては、決定打となるような根拠はありませ~ん。
ただし大富豪の「どらきち」は、『ドラゴンクエストV』以来の伝統的な表記を変えてまで、偽アラハギーロ王国の「ドラきち」と別個体であることをわざわざ強調してくれていま~す。
この運営の配慮から考えるに、メッキーのほうは同一個体の可能性のほうがどちらかといえば高いといえましょう。
なお、別個体である可能性もあるので、これを機に「珍しい同名のNPCのまとめ(随時更新記事)」に念のため掲載しておきました。
「真のセレドの町のモンスター酒場」という利用率の低そうな場所にひっそりといるように見えて、実は毎日のように冒険者たちと遊んでくれているのかもしれないメッキー。そんな微妙な立場に刺激されました。
※サコシュ
古グランゼドーラの酒場には、サコシュというわらいぶくろがいたという。ミーは彼に一票だ。
わらいぶくろは物質系である。
そして現代で見かける物質系の仲間モンスターは、デルクロア製のマスターキーで完全に命令を書きかえられている者が大半だ。
しかしこのサコシュは、ネロドスが死ぬまでは人間族と魔族とを天秤にかけていたことで有名だ。
サコシュはかつて誰かにスカウトされたわけでもなく自発的に人間の側につき、そしてまた二度目の寝返りを自発的に企んでいたのかもしれない。
もしくは現代におけるレンジャーのように、魔物を中途半端に味方にできる職業が設定上存在していて、そういう職の者にスカウトされたのかもしれない。
どちらの説もまだ決定打となる根拠に欠けるが、大いに研究意欲をそそられる。
なおミーは時渡りができないので、写真はグランゼドーラ歴史博物館の特別展示室で撮影してきた。
※ミスラン
偽セレドの町のモンスター酒場にはミスランというホイミスライムがいる。私はミスランに一票だ。
なんと主人は「こわい顔の おヒゲのおじさん」なのだそうだ。彼から「お前にも 休暇が必要だろう」と言われてここで骨休みをしているという。
私の娘が偽セレドの町に着いたときには「あなたのような大人が この町で過ごすには それ相応の 審査が必要ですの」と言われたらしいが、ミスランの主人も審査に合格したのであろうか?
それとも、町の外でミスランは主人と別れてここに来たのであろうか? 仮にそうだとして、娘も目撃したプテラノドン侵入事件のような騒動にはならなかったのであろうか?
はたまた、住民やコッツォのようにミスランもまた本当は死んでいるのであろうか?
もしくは、マデサゴーラが主人の設定ごとゼロから創生した個体であり、かれは存在しない主人をいつまでも待つ悲しき立場なのであろうか?
謎が謎を呼ぶミステリーなミスラン、なんと魅力的であろうか。