1.黄昏の奏戦記の時系列
黄昏の奏戦記に挑戦するには、クエスト「ベジセルクの奏演」をクリアしなければなりませ~ん*1。
そのクエスト「ベジセルクの奏演」に挑戦する条件は、レベルが80以上であることと、強戦士の書を所持していることの、僅か2点で~す。
レベル51~80までの解放クエストは五大陸で受注でき、強戦士の書はキーエンブレムを一つ取得すれば入手できま~す。
つまり主人公が黄昏の奏戦記に挑戦できるようになっても、場合によってはメインストーリーの時系列では1.0の各国のボスたちがまだ9種類も生き残っている可能性があるわけで~す。
だから、黄昏の奏戦記で人形たちが演じるボスたちは、主人公が故郷の村を旅立ったころには全員存在していたということになりま~す。
またその能力も、実際に戦った日の強さとほぼ同等の段階に達しており、せいぜいHPが少なかった可能性が少しあるだけで~す。人形たちが演じるボスは、HPだけ多少低く設定されていますので。
これらを前提にすることで、演じられたボスに関する様々な設定が明らかになりま~す。
2.明らかになる設定一覧
2-1.幻影系の強ボスは本体が死ぬ前から存在していた。
たとえばアラグネを倒す前からアラグネ強が存在していたからこそ、ジョルジュはアラグネ強を演じられるというわけで~す。
この設定は、まだノーマルのアラグネを倒していない主人公でも、倒した人をリーダーとするパーティに入れば日替わり討伐でアラグネ強を討伐対象として受注できるシステムと、非常に相性がいいで~す。
一方で「ベジセルクの咆哮」で選定者ワルキュウリが語る「強モードのボスは 過去に汝が打ち倒したボスが 魔瘴の活性化の影響で 本物よりもはるかに 凶悪なる幻影として この世に出現したものだ」という発言とは、非常に相性が悪いで~す。
ただ、ザイガス強とネルゲル強は幻影なんかではないので、ワルキュウリの発言はそもそもあまり信用すべきではありませ~ん。
またワルキュウリのいう「強モードのボス」は、様々な理由で発生する「強ボス」の一種にすぎない可能性もありま~す。つまり「本人の生前から強ボスたちは何匹か存在しており、五種族に迷惑をかけて討伐対象ともなっており、本人が死ぬと強ボスの一種として「強モードのボス」がさらに追加される」という解釈も不可能ではありませ~ん。
2-2.ザイガスの「悔しさ」による強化の内容とは?
ザイガスがフォステイル広場で一度敗北する前から、復帰後と同じ強さの「ザイガス強」のデータが存在しており、エマはそれを演じていました。
つまりザイガス強のまめちしきに語られた「その悔しさが彼を強くした!」の強化内容とは、呪文やこうげき力のことではないことになりま~す。
おそらくは、フォステイル広場による弱体化現象への耐性のことを指しておりま~す。この件の詳細は過去記事「ザイガスの勤務先の代表取締役は第二のネロドスのような存在なかもしれませ~ん」に書きました。
またザイガスBがエマのお供に登場しないことを考えるに、分身の術も「悔しさ」で会得した強さなのかもしれませ~ん。
あとはせいぜいHPが多少増えた可能性がゼロではないというだけですね。
2-3.魔創兵たちはすでに完成し、情報は外部に漏れていた。
奇妙な時間のズレにより偽レンダーシアの2.0中盤が五大陸の1.0冒頭なので、完成自体は特筆するほどの設定ではないですね。
問題は誰がどんな能力を持っているかが、迷いの霧の外にまで筒抜けだったということで~す。
キルギルはプライドの塊なので、本来は機密にすべき軍事的な研究成果を、迷いの霧を突破できる郵便システムを利用して、五大陸で発行されている科学雑誌などに連載しまくっていたのかもしれませ~ん。
だとすれば、禁忌の邪神ヤファギルと同じ性格上の問題があったことになりま~す。性格だけでなく「ギル」まで同じ。
2-4.マデサゴーラは恐怖の化身をすでに作ったことがあった。
まさか将来の盟友が誰かまで見抜いて、遠隔地から作ったわけではないでしょう。
エテーネ攻めに援軍を出したときにその被害者の精神から生み出したか、盟友とは別の元エテーネ村民の捕獲に成功して生み出していたのでしょう。
それでも2.2の恐怖の化身は、まったくの即興ではなかったというわけで~す。