はじめに
『新・里見八犬伝 光と闇の戦い』については過去に犬江親兵衛モードの前半の体験記事「その1」・「その2」を書きました。
後半に入ってすぐにデータが壊れたショックで挫折して一年以上放置してきたのですが、当ブログならではの価値もあると思いなおし、やっとやりなおす気になりました。
「当ブログならではの価値」とは、第一に「静姫抜きでどこまで物語を進められるのかの実験プレイだったこと」、第二に「ダンジョンの正解ルートが文字で手軽に読めること」で~す。
犬江モード執筆の当時は第三の独自の価値として「各町の施設の情報が充実していたこと」があったつもりだったのですが、「攻略フルーツ」さんの「新里見八犬伝」にすでにまとめられていたと知ったので、今回は煩瑣を避けるために省略しま~す。
ただし各町の宿屋の値段だけはまとめられたページを見つけられなかったので、今回はこの情報だけ新設しました。これぞ新生した第三の「当ブログならではの価値」で~す。
また全体マップに関しては「新 里見八犬伝 解体偽書」さんの「1.地理を制す者は新里見を制す」が充実していますし、敵やアイテムのデータについては「Index of /dastard/famicom」さんの「きゃらくた/あいてむ」が充実していますし、レベルアップ時のステータス変化については「ファミコンコンピュータ攻略 Wiki」さんの「新里見八犬伝」が充実しているので、これらの情報についても極力省略していきま~す。
つまり当ブログを参考に『新・里見八犬伝 光と闇の戦い』に挑戦するかたにとっては、上記四種のページこそが当ブログに欠落した情報を補うのにもっとも便利ということになりそうで~す。
今回は親兵衛と並んで「じゅばくのひも(呪縛の紐)」を入手できるもう一人の犬士である犬塚信乃で挑戦しま~す。
縛り内容は前回と同じく、「レベルアップ時のランダムな能力上昇の内容が気に食わなくても、リセットしない」で~す。
また強敵を倒したときは、その時点の信乃のレベルを付記しておきま~す。
1.「孝」の玉の入手まで
1-1.おおつかのさと(大塚の里) 宿代1人あたり5両
信乃の故郷の大塚の里は、親兵衛の故郷の鹿野の村と同じく「げんじん(幻人)」に壊滅させられる里で~す。
でも親兵衛で開始したときは鹿野の村が最初から壊滅状態だったのに対し、信乃で始めたときの大塚の里はまだ平穏な状態でした。
伯父夫婦は幻人を信用して、信乃の最強装備の「むらさめまる(村雨丸)」も「孝」の玉も許嫁の浜路も預けてしまっていました。
幻人は大塚の里に続いてその隣の村も壊滅させて現地に待機していますが、現時点では敵わないのでとりあえず放置で~す。
旅立ちに際しては安全のため薬草でも買いたいところでしたが、手持ちの200両が少しでも減ると最初の仲間である小文吾に「せっかんぼう(折檻棒)」を買ってやれなくなるので、我慢しました。
1-2.とうがねのむら(東金の村) 宿代1人あたり5両
強い敵からは逃げ、奇跡的に一発で東金の村に着けました。
ここで小文吾を仲間にして折檻棒を買い与えたので、序盤の打撃に関してはチート級状態を早くも達成で~す。
そして二人とも死なないまま城に行けて、この状態をセーブすることができました。これでもうクリアできたも同然で~す。
1-3.ふるかわまち(古河町) 宿代1人あたり5両
現八を仲間にしました。
この町でやっと防具を買えました。「ぬののふく(布の服)」と「かさ(笠)」で~す。次の町で仲間になる荘介の分も買いました。
1-4.ようろうがわのさと(養老川の里) 宿代1人あたり5両
ここで荘介を仲間にして四人になりました。初期状態でも信乃の仲間に加わってくれる相手は、これで最後で~す。
他の仲間を加えるためには幻人第一形態を倒して「孝」の玉を入手しなければなりませ~ん。
1-5.とらいみんのさと(渡来民の里) 宿代1人あたり50両
本来の地道な攻略ならば、しばらくレベルを上げてから幻人第一形態に挑むべきで~す。
でも強敵に一度も会わずに渡来民の里まで行ければ一気に強い装備が無料で入手できるので、何度かゲームオーバーになる覚悟で挑戦してみました。
すると一発で渡来民の里まで行けました。これは幸運!
荘介は呪縛の紐と「かっぱのこうら(河童の甲羅)」で攻守ともに一気に強化されました。
現八は「てんぐのうちわ(天狗の団扇)」で攻撃力が一気に強化されました。
信乃は現八のお古の「かたな(刀)」を貰い初期装備の「こがたな(小刀)」を卒業してほんの少しだけ強化されました。
こうして、主人公である信乃の攻撃力が最弱で、本来は序盤のチートキャラの小文吾の攻撃力が二番目に低く、本来は序盤は足手纏いになるはずの荘介の攻撃力が最強という、不自然な四人組が完成しました。
なお理論上はさらに北上して命の湖や昴の里まで行ければ荘介がさらに強くなりますが、これは現時点ではさらなる危険を冒してまで挑戦するようなことではないので、延期することにしました。
1-6.幻人第一形態を倒し、「孝」の玉を入手 レベル5
これだけ強化しておいたので、幻人第一形態を2ターンで倒せました。
信乃は村雨丸を装備して、そこそこ使えるキャラになりました。
2.「礼」の玉の入手まで
2-1.よりいのまち(寄居の町) 宿代1人あたり5両
毛野を仲間にしました。
「ふきや(吹き矢)」を装備させておけば序盤から十分戦力になりま~す。
2-2.としまのまち(豊島の町) 宿代1人あたり5両
道節を仲間にしました。
のちには最強のアタッカーとなる彼ですが、今は現八の初期装備だった刀を持たせただけの最弱メンバーで~す。
2-3.こうしんさんのむら(庚申山の村) 宿代1人あたり5両
大角を仲間にしました。
「たんづつ(短筒)」を装備させておけば序盤から十分戦力になりま~す。
2-4.偽のいっかく(赤岩一角)を倒し、「礼」の玉を入手 レベル7
幻人第一形態のときと同じく、渡来民の里での命懸けの強化のおかげで、偽の赤岩一角を1ターンで倒せました。
これで大角が「礼」の玉を入手できたので、親兵衛を仲間にできる状態となりました。
3.8人体制開始から村雨丸の喪失まで
3-1.かのうのむら(鹿野の村) 宿代1人あたり5両
親兵衛を仲間にしました。
通常のプレイスタイルでは、この直後に隣村の静姫も仲間にして「全滅してもゲームオーバーにならない状態」を確立すべきなのですが、今回は実験的に物語が行き詰まるまで静姫を無視しま~す。
3-2.じょうらくじ(常楽寺)
道節が「こうはのじゅず(光波の数珠)」をもらえました。区分は「法物」で~す。
道節か小文吾を主人公にすると渡来民の里で「みいらのて(木乃伊の手)」という法物をもらえますが、それ以外の場合ではこの光波の数珠だけが登場する法物の全てで~す。
つまりこの時点で法物だけは最強装備の状態になったといえま~す。
ちなみに説明書では「法物」に「ほうもつ」という仮名が振られていますが、ゲーム内のステータス画面では「法ぶつ」と書かれていま~す。
3-3.たまおのむら(玉生の村) 宿代1人あたり10両
地理的に考えると、この村は栃木県塩谷郡にかつて存在した「玉生(たまにゅう)村」がモデルである可能性が高いで~す。
ここで現八の次強装備「やみうちのやり(闇討ちの槍)」がもらえま~す。
現八自身は天狗の団扇を装備しているときが一番強く、天狗の団扇もまた現八が手にしてこそ一番力を発揮できるのですが、それでもあえて闇討ちの槍を装備させて現八の力を39弱体化させました。なぜかというと、大角や毛野の固有装備が手に入るまでは彼らに天狗の団扇を預けておいたほうがパーティ全体としては得だからで~す。
ちなみに信乃や親兵衛以外が主役で呪縛の紐が入手できないストーリーの場合は、荘介の最強装備が天狗の団扇となるので、最後まで現八は天狗の団扇を避けたほうがいいということになりま~す。
以上を勘案した結果、天狗の団扇の新たな持ち主は大角となりました。
これにより今まで大角が装備していた短筒が余ったので、これは現八の初期装備であったただの刀で我慢していた道節にお古として与えました。
ではこのただの刀はどうしたかというと、信乃の村雨丸がいつ盗まれてもいいように、しばらく売らずに持っておくことにしました。
村雨丸盗難イベントはフラグが不明なので、いつも苦労させられま~す。
3-4.いのちのみずうみ(命の湖)
ここのイベントで荘介が呪文を使えるようになりました。
3-5.すばるのさと(昴の里) 宿代1人あたり20両
この里は架空の地形に存在しており、鎌田敏夫の二次創作中に存在する隠れ里が元ネタと考えられま~す。
まずは荘介の最強の服である「きつねのけがわ(狐の毛皮)」を購入しました。
そして親兵衛の最強武器である「そうりゅうのかま(双竜の鎌)」を入手しました。
親兵衛の初期装備である「なた(鉈)」は短筒に替えて道節に与えました。道節にとって鉈と短筒は同等の攻撃力なのですが、鉈を売り払うより短筒を売り払うほうが85両高いので、多少の工夫をしたというわけで~す。
3-6.村雨丸盗難
この時点で村雨丸盗難イベントが発生しました。
信乃は仕方なくただの刀を装備し、道節を追い抜いて最弱メンバーとなりました。