ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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4.2メインストーリー その2 鬼人国との戦い

 助命嘆願をしてくれたグリエ王子にお礼に行くと、この時代についてさらに詳細な状況設定を聞けました。

 数年前に突然悪鬼ゾンガロンが現れ、多くのオーガを魂のない獣に変えていったのだそうで~す。中でもオルセコ王国と戦争をしていたドランド王国は、住民全員が獣となり「鬼人国」と呼ばれるようになったのだとか。

 その後は、ギルガラン王子が王家の墓を荒らしたとかいう話になり、舞台に抗議しにいくと、話題の鬼人国の部隊が襲撃をしかけてきました。近隣に危険な国があるのに城のど真ん中に天井のない一画を放置したままにしているとは、一体何を考えているんでしょうかね~?

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 鬼人兵は、体形こそシールドオーガそっくりですが、体の模様はガズバランの子孫のオーガに似ていました。「まめちしき」によると、彼らはシールドオーガの先祖という説もあるようで~す。

 倒すと、やがて大軍で攻めてくるとかいう負け惜しみを言ってから、彼らは消えてきました。

 グリエ王子は守りを固めるよう主張しましたが、ギルガラン王子は攻められる前に滅ぼすと主張して一人で出かけました。

 普通の国同士の戦争ならば、防衛側が有利なので、グリエ王子の主張のほうが正しく、ギルガラン王子は無謀すぎですね~。

 しかしこの場合はギルガラン王子のほうが正しいと思いま~す。

 モンスターは一般に、組織だった行動ができませ~ん。優れた指揮官に命令されたときにだけ集団行動をしてきま~す。このため、計画的にどこかに攻め入るときには非常に強いものの、自分達の本拠地が少数の精鋭に攻め込まれると各個撃破されていく傾向がありま~す。

 レンダーシア中で猛威を振るった大魔王の軍隊が、いざ勇者と盟友とその他三名に城に踏み込まれると、組織的な抵抗がまったくできないまま簡単に元帥を討ち取られてしまった件は、記憶に新しいで~す。

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 鬼岩城も例外ではなく、かつてドランド王国のオーガたちが組織的に防衛をしていたころはゾルトグリンですら攻め落とせなかった城ですが、鬼人たちの城となった今では中を自由に闊歩できました。

 住民である鬼人たちはみな、自分からは戦いをしかけてきませんでした。それどころかNPCとして会話ができる者も幾人かいました。

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 途中で、完全にシールドオーガ化している者を発見。鬼人兵がシールドオーガへと変化したという「まめちしき」の説の裏付けの一環ですね~。

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 兵士長は、オーガにとって最大のライバルであるトロルにされていました。古代のオーガはトロルの高度な文明を滅ぼして魔物へとおとしめたといわれているので、そのトロルにされるというのは皮肉なもので~す。

 兵士長によると、ドランドのモットーは「奪い尽くし、焼き尽くし、家族大事に」だそうで~す。また本棚の本によれば、ドランドの民は元々はグレン沃野での戦いに負けて流浪の民となった者たちだったそうで、ドランド平原に落ちのびたときに、慈悲を捨て暴虐も非道もいとわないと決意したのだそうで~す。

 ある意味では、ゾンガロンに姿を変えられる前から、彼らは魔物とそんなに変わらない精神構造だったようですね~。

 そしてこんな連中ですら守っていたタブーを破って、レギルラッゾたちを復活させてしまったラダ・ガートって、どこまでマヌケなんでしょうね~。

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 「意識高い系のももんじゃ」という設定のダックスビルのNPCが、「ワタシノタマゴ」とか言っていましたが、「ワタシノ」というのが「自分が産んだ」という意味なのか「自分に所有権がある」という意味なのか不明な上、ひょっとしたらこのダックスビルはゾンガロンによって姿を変えられた元オーガかもしれないので、安易に「ももんじゃは卵から生まれる」とか決めつけないほうがいいですね。

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 一ヶ所だけ秘密の通路への侵入の仕方がどうしてもわからない場所があったのですが、メレアーデさんの猫が、偽のドミネウス邸でも登場した星月夜の影みたいなキャラ*1を発生させて、謎を解いてくれました。この影って、近未来の自分の行動が映し出されたものなんでしょうかね~?

 一番奥の「雷食い鳥の玉座」では、ギルガラン王子と魔物になったかつてのドランド王が向き合っていました。このドランド王は「轟雷王」という別名だったそうで~す。予算の都合という大人の事情で、顔は狂鬼ジーガンフに瓜二つでした。

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 戦闘になると、「ドランド王」ではなく「狂鬼ドランド」の名で襲いかかってきました。

 ゾンガロンの軍門に下ったから、王から公爵へと一階級降格されたのでしょうか? あと戦闘で倒して理性を回復させてやると「祖国を守れぬ王など王にあらず」とか発言していたので、自発的に降格した可能性もありますね~。

 余談ですが、「王子」が「公子」になった件に関する記事のリンクも貼っておきま~す。

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 なお、ギルガラン王子も戦いに参加してくれました。レベル100でオノスキルも充実しており、中々たくましかったで~す。

 戦いの後は、黒幕であるゾンガロンがあらわれました。ギルガラン王子が王家の墓から盗掘したラーの鏡をゾンガロンに向けると、その正体は先王ゾルトグリンであると判明しました。

 1287年後のゾンガロンとちがって、まだ元気いっぱいのはずですが、ここでも我々を見逃してくれました。まだゾルトグリンの心が残っているせいなのかもしれませんね~。あと「苦しめ! 憎め! 恐怖しろ! そのすべてが 我のさらなる糧となる!」とか言っていたので、もっと熟成させてから食べる計画なのかもしれませ~ん。

 とりあえず鬼人国問題は解決したので、ここでいったん区切りとしま~す。