ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/archive/category/傑作選)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

ツボ錬金ギルドの去り際に、拳闘士の盾のブレスガードを36%まで更新しました。盾ガード率版も初めて作りました。

 ツボ錬金職人のレベルが75になりカンストしたので*1、ツボ錬金ギルドを去ることにしました。

 15ヶ月前にレベルを当時のカンストである70にしたときにもやったことなのですが*2、「いつか最強レベルのツボ錬金職人の能力で錬金するぞ~」と考えながら蓄えこんでいた拳闘士の盾を、去り際に一気に錬金しました。

 まずブレスガード版については、36%までつけられました。前回が34%だったので2%の更新となりました。

 次に今まで持っていなかった盾ガード率版も作りました。1.4%が3つついたので、素のガード率0.5%と合わせて4.7%となりました。

 どちらもランプ錬金ギルドで作った呪文ガード版*3と異なり理論値ではないので、まだまだ上を目指す予定で~す。

 次にツボ錬金ギルドに戻ってくるときまでに、またトルネコから少しずつ拳闘士の盾を仕入れておく予定で~す。

ツボ錬金職人のレベルが75になりカンストしました。

 最近達成したギルド称号コンプリート計画*1においては、ついでにレベルのカンストもしっかり終えてきました。

 しかしツボ錬金職人・ランプ錬金職人・調理職人については、レベル75解放クエスト「余計なものを削りとれ」*2が配信される前に称号をコンプリートしていたため*3*4*5、レベルは70のまま放置の状態でした。

 そこで次なる目標として全職人レベル75を目指すことにし、まずはツボ錬金職人のレベルをカンストさせました。

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第10回アストルティア・プリンセスコンテストの100選の感想

 第10回アストルティア・プリンセスコンテストも、候補に残った100選はどれもこれも優れた写真でした。

 特に驚かされたのが、星月夜が「ダサイ」枠と決めつけていたラウンドメガネなどの装備や背景を上手に組み合わせて使いこなしていたかたがたの存在でした。

 こうなるとますます欲が出てきました。「来年は、誰かモノクロかシルエットを使いこなして本選に残ってほしい!」と。

「おきがえリポちゃん ~ シックゴスドレスセット ~」、せっかく可愛かったのにプレイヤーイベントなどには行けず。

 まずはショップポイントを忘れずに取得。

 せっかく可愛い装備だったのに、昨夜は家の都合で関連するプレイヤーイベントなどには行けませんでした。

 仕方なく翌朝に借りて、以下の写真のようにせめて日課や半月課で使いまくりました。

第5回ドルボードレースグランプリのベストタイム報酬とゴール累計報酬の両方をコンプリートしました。

 第5回ドルボードレースグランプリについては、多くの人が「今回は難易度が低めだった」と語っているようで~す。

 星月夜にとってもそうであり、全キャラとも最初のレースでベストタイム報酬をコンプリートできました。

 それはそれでゴール累計報酬のための消化試合が辛くなるという別の苦痛がありましたが、そちらのほうも我慢してしっかりコンプリートにいたりました。

第5回ドルボードレースグランプリのレース屋コンビの名前が、「光と闇の対比」の法則上にあるか否かについて考えました。今後の課題も残りました。

1.第4回までのレース屋コンビの名前の法則が「光と闇の対比」であることの確認

1-0.総論

 昨日ツイッターでも軽く触れかけたのですが*1*2、過去のグランプリに登場したレース屋コンビの名前は「光と闇の対比」でした。

 まずはその確認をしていきま~す。

1-1.第1回

 スタートにいたのが「シャイラ」で、ゴールにいたのが「ダクル」で~す。

 シャイラの語源は「光」などを意味する"shine"(シャイン)。

 ダクルの語源は「闇」などを意味する"dark"(ダーク)。

 直球で「光と闇の対比」で~す。

1-2.第2回

 スタートにいたのが「ルミネ」で、ゴールにいたのが「ベンタ」で~す。

 ルミネの語源は「光」などを意味するラテン語"lūmen"の単数奪格"lūmine"(ルミネ)。

 ベンタの語源は可視光の99.965%を吸収するという非常に黒い物質"vantablack"(ベンタブラック)。

 やや変化球でしたが、これも「光と闇の対比」で~す。

1-3.第3回

 スタートにいたのが「パマテラ」で、ゴールにいたのが「プクヨミ」で~す。

 パマテラの語源は太陽神である「天照」(あまてらす)。

 プクヨミの語源は月神である「月読」(つくよみ)。

 月も一応は光っていますが、『古事記』で月読に与えられたのは「の食国」であり、月を夜の象徴とする文化がアストルティアにもあることは夜の神殿の内部の装飾から明らかで~す。

 よってやはりこれも「光と闇の対比」で~す。

1-4.第4回

 スタートにいたのが「ヒナタ」で、ゴールにいたのが「ツキカゲ」で~す。

 ヒナタの語源は「日向」。

 ツキカゲの語源は「月影」。

 月影の意味は「月の光」なのですが、太陽光と比したときの「暗さ」が強調された単語であるといえましょう。

 だからこれも「光と闇の対比」で~す。

2.今回のコンビの名前が法則通りか否かについての探求

2-1.今回のレース屋コンビの名前と語源の確認

 今回のレース屋の名前は、スタートにいたのが「ミチシオ」で、ゴールにいたのが「ヒキシオ」で~す。

 ミチシオの語源は「満潮」。

 ヒキシオの語源は「引潮」。

 ウェディなのにエルフ風の名前であり、やや不自然で~す。後述することになりますが、この不自然さが重要になってきま~す。

 満潮と引潮とは「対義語である」とまでならば確実にいえま~す。それが「光と闇の対比」とまでいえるか否かについては、次節以下で入念に検討しま~す。

2-2.地球の常識では法則から遠い

 地球の潮汐は主に月の引力によってもたらされるものであり、太陽の引力による影響はその0.45倍程度であるといわれていま~す。最強の光源との関連性は弱いというわけで~す。

 しかも月や太陽の正中から数時間遅れてその影響による高潮がやってきま~す。これも「光」との関連性の弱さといえま~す。

 また月がその地の反対に位置していても高潮の原因となるので、満潮は一日に約二回発生しま~す。光源のみならずその対極も「ミチシオ」の側だというわけで~す。

 以上の地球の常識だけで考えると、ミチシオとヒキシオのコンビは到底「光と闇のコンビ」とは評価できませ~ん。せいぜい「光や闇との関連性が強い人と弱い人のコンビで~す。

2-3.「あやかしの調べ」では法則通り

 ではアストルティアの常識ではどうかというと、一気に法則に近づくクエストとして「あやかしの調べ」がありました。

 このクエストに登場するレムール貝は、リゼロッタの所持していた薬学の書によると「海と月が 引かれ合う時だけ」入手できるとされていました。

 そしてかつてはゲーム内の時刻が夜の状態のときにだけ採取ができました。そして夜だと「どうやら今は引き潮のようだ」とシステムログで語られま~す。

 現在では昼に現地に行っても採取できるようにクエストが簡易化されましたが、その場合でも「水面の下に 何かあるようだが よくわからなかった。 エックスは 海と月が引かれ合う時まで 待ってみることにした……。 (中略) 夜になると なんと潮が引いてきた!」とシステムログで語られてから入手ができま~す。

 つまり偽リンジャハル海岸では「昼なら満潮、夜なら引潮」と機械的に決まっているようで、しかもこれはエストの簡易化をする修正の際ですら厳格に維持された重要な設定のようで~す。

 「昼なら満潮、夜なら引潮」ならば連想的に「光のミチシオ、闇のヒキシオ」ということで、今回のコンビも過去の法則通り「光と闇の対比」ということになりそうで~す。

2-4.真の世界でも通用しそうな理由としての予型構造

 偽レンダーシアはマデサゴーラによって作られた空間であり、時刻は他の地域と連動しているものの太陽が見えない世界で~す。またマデサゴーラは偽のレンダーシアを作るさいに地形については原作を非常に尊重したものの、書籍については独自の内容を書くケースが多々見られました。

 だからクエスト「あやかしの調べ」で出てきた「海と月とが引かれ合い、それが潮汐と深く関係している」設定を、いきなりアストルティア全体の設定とすることには慎重でなければなりませ~ん。

 ここで役立つ資料が、このブログではまだクリア報告の記事を発表していませんが、6.4で配信されたばかりのクエス「月は満ち欠け」で~す。

 そのクエストでは、「月のメダル」と「海のメダル」という対なるメダルが登場し、大切な人と持ち合うという文化が語られていました。そして「月は満ち欠け 海は満ち引き」という合言葉を唱えると、相手の位置がわかる仕組みになっていました。

 このメダル文化は遅くとも神話の時代から存在しており、おそらくはとこしえのゆりかご時代から存在していたようでした。

 このことから、「海と月とが引かれ合い、それが潮汐と深く関係している」というのは、マデサゴーラの独創ではなく、真の世界でも通用し、それどころかとこしえのゆりかごですら通用しそうな原理であるということがわかりま~す。

 運営がほぼ同時にクエスト「月は満ち欠け」と第5回ドルボードレースグランプリとを配信し、対なる存在としてはやや不自然な「月のメダル」と「海のメダル」のセットをあえて登場させ、ウェディの名前としてはやや不自然な「ミチシオ」と「ヒキシオ」とをあえて登場させたのは、今までこのブログで何度も主張してきた「予型構造」*3を作ることで、この原理を紹介したかったと考えるのが自然で~す。

 またこの「海」と「月」とを「海月」と繋げて書くと読みは「くらげ」になるので、昨日の記事で指摘した『古事記』の「久羅下那州多陀用弊流之時(くらげなすただよへるのとき)」を連想させるエルトナの混沌も、この予型構造の一環にあるのかもしれませ~ん。

2-5.さらに登場人物の態度も根拠となる

 「海と月とが引かれ合い、それが潮汐と深く関係している」が偽レンダーシアだけでなく宇宙全体の原理であるとしても、偽レンダーシアと同じく「夜に引き潮」であるとまで決めつけるのは早計で~す。

 そこで登場人物の態度を参考にしてみました。

 まず前述のように、主人公は「海と月が引かれ合う時まで 待ってみることにした」とありま~す。

 この表現を素直に解釈すると、主人公は常識としてその「時」がいつ来て、来るとどうなるのかを、ほぼ理解していたようで~す。そうでなければ、詩のような文言を頭から信用した挙句、いつ来るのかよくわからないその時を場合によっては何ヶ月も待つ覚悟をした異常者になってしまいま~す。

 また偽りのココラタの浜辺に寄港するようになったグランドタイタス号の船員たちは海の専門家集団ですが、彼らから「偽りのココラタの浜辺では、時刻と潮汐の関連性が異なっていて不思議だ」という意味を連想させる発言を聞いたことがありませ~ん。

 こうしたことから考えると、やはり真の世界でも「昼なら満潮、夜なら引潮」である可能性は相当高そうで~す。

2-6.結論

 第5回ドルボードレースグランプリのレース屋コンビの名前「ミチシオ」・「ヒキシオ」も、これまでのグランプリで確認されてきた法則「光と闇の対比」で作られたものである可能性は、非常に高い。

3.今後の課題

 今回話題にした「太陽が沈んでいると、月の位置とは無関係に海と月とが引かれ合い、海水は引潮になる」という原理は、地球の常識とはあまりにもかけはなれているので、「そういう法則がアストルティアの所属する宇宙で通用する」というところまでは理解できても、「なぜそうなるのか?」についてはそう簡単には理解できませ~ん。

 「引かれ合う」というのも「引力ではない何かの力」について語ったのであろうとしか思えませんが、それが何を意味するのか見当もつきませ~ん。

 この探求こそ、今後の課題で~す。

運営がエルトナの混沌にジェリーマンを配置したのには、三つの理由がありそうで~す。

0.はじめに

 エルトナの混沌には場違いなほど弱いジェリーマンが配置されていま~す。

 そこには運営によって三つの意味が込められていると星月夜は考えました。

1.緑成分の強調

 エルトナの混沌は緑色のモンスターが多いで~す。

 とりわけジェイドウォリアーとジェイドフレアは、ジェリーマンと同じく緑色でしかもエレメント系で~す。

 そしてエレメントは「元素」などを意味しま~す。

 以上により、エルトナ大陸の原型に緑の成分が満ち溢れているという雰囲気が醸し出されていま~す。

夕月夜「ここまでは誰でも思いつきそうですね。早く次に行きましょ~」

2.ナドラガの末路を想起させる

夕月夜「おーっと、いきなり予想外の見解。ジェリーマンからどうつながるのでしょうか?」

 エルトナ大陸といえば和風であり、その草創期が「混沌」となると、『古事記』に親しんだ経験のあるプレイヤーに「久羅下那州多陀用弊流之時(くらげなすただよへるのとき)」を連想させることができま~す。

 そのような混沌の世界で伊邪那美命(いざなみのみこと)が最初に生んだのが水蛭子(ひるこ)でした。

 水蛭子の容姿については直接の記述がありませんが、その名前からヒルのようにぶよぶよした生物だったと考える人が多いで~す。また『日本書紀』に登場する「蛭児」の記述を参考にして脚が弱かったと考える人も多いで~す。これらの特徴を総合するとジェリーマンそっくりで~す。

 そして水蛭子の末路はというと、長子でありながら親から「不良」認定されて遺棄されてしまいま~す。

 さてこの「長子でありながら親から「不良」認定されて遺棄」というのは、のちにナドラガが信じた自己の物語に酷似していま~す。ルティアナが実際にナドラガをそう遇したかどうかはともかく、ナドラガはそう信じて戦争を起こしたことで長子としての座を失うことになりました。腹もぶよぶよになりました。

 以上により、エルトナの混沌のジェリーマンは、その直前に登場していたナドラガの末路をプレイヤーに想起させるために配置されたと考えることができま~す。

 ここまで想起すると、連想的に伊邪那美命の末路から「創世の女神が半ば自発的に地の底に封印されて出られなくなる」という筋書きまで浮かび上がってきま~す。

夕月夜「さすが御姉様、古典に詳し~」

3.クエスト「それは訪れる」を想起させる

 「故郷の星が荒廃したので、新天地を宇宙に求めた。後世から創造主として崇められた」という設定のキャラクターは、本作ではルティアナの他にもう一名いま~す。歴史改変前のパルミオで~す。

 歴史改変前のパルミオは大事業のための駒としてジェリーマンから複製体たちを作りました。しかも本来の彼らは簡単に寿命を更新できるというのに、あえて100年で死ぬという宿命まで与えました。詳細は過去記事「パルミオ博士の社会科学者的側面に触れられる、クエスト「それは訪れる」」で書いたとおりで~す。

 ルティアナもレクタリスや元人間の天使たちに危険な任務を与えました。彼らは大事業のための捨て駒として次々に死んでいきました。

 その捨て駒たちの絶望が生み出したイレギュラーこそが、未来においてはパルミオ2世であり、神話時代においては邪精霊マガツカゼだったというわけで~す。

 だから神話時代のマップに配置されたジェリーマンは、プレイヤーには複製体たちの悲劇を想起させ、そこからさらにパルミオと似た者同士であるルティアナによって捨て駒にされた天使たちの悲劇を鋭く告発するという効果を期待されていたのだと思いま~す。

夕月夜「うわ~、そう聞いてから見なおすと、実に計算高く後味の悪さが設計されていま~す。ここにジェリーマンを配置したスタッフ、文学の才能が相当ありますね~。それを読み解いてしまった御姉様も、ある意味では同類なんでしょうね~」