クオードが発見した古文書によると、マデ神殿へ入るためには時見のカギが必要とのことでした。
この物理的な封印が…、
鍵一つであっさり片付きました。
途中の道で時渡りの力を使ったバリアーがありましたが、キュルルが消してくれました。
キュルルは疲れて眠ってしまいました。
過去のシナリオから考えるに、キュルルが眠ったということは、キュルルが会うと話がややこしくなる人物ともうすぐ会えるということですね~。
そう思ってたら、案の定、建国の祖の一人であるキュレクスに会えました。最初はエテーネ王族を嫌って会いたがらなかったようでしたが、時見の箱を破壊する予定だと聞いた途端に会ってくれました。
キュレクスはキュルルを巨大化させた上で痩せさせたような容姿をしていました。どうやら異世界からの漂流者のようでした。
クオードはキュレクスが700年以上前の人間の英雄のはずだとして最初は疑っていましたが、キュレクスによるとそれは後世に創られた偽の歴史なのだそうで~す。
真の歴史では、キュレクスがレトリウスに時渡りのチカラを与えたものの、そのチカラを遺伝で受け継いだ子孫は人格的にはロクデナシばかりであり、やがて子孫の祭司長がキュレクスから時見の源泉を奪い、キュレクスを封印したのだそうで~す。
星月夜は以前の記事で、エテーネの時渡りのチカラはグランゼニス由来ではないかと考えたのですが、そうではなく異世界由来だと判明しました。
そして時見の源泉を返せば時獄の迷宮への行き方を教えてくれるという話になりました。
エテーネルキューブを作ったときに使ったこの時の球根こそが、時見の源泉のようでした。
一番大きなものだけ返すことにしました。派生した球根はいくつか残っているので、まだまだキューブは作れますね。
源泉を持ち帰るとキュレクスはそれを食べて太り、キュルルの大型版みたいな容姿になりました。
そして700年ぶりの時見をし、エテーネがもうすぐ巨大隕石で滅ぶと予言しました。
次から次へと危機が押し寄せるのは、時見をして危機を無理に回避するたびに「歪み」が生じ、危機が蓄積してしまうからなのだそうで~す。
そういえば星月夜が無理に歴史を変えたときも、モルフェスさんの調律による後始末が必要でしたね*1。歴代エテーネ王国には、モルフェスさんのような人がいなかったか、いたとしても王家がその必要性を理解していなかったんでしょうね。
クオードはこの予言を無視して去っていきましたが、星月夜とメレアーデさんは話を聞き続けました。
そして、危機を回避するにはキィンベル中央にある「永久時環」を、メレアーデさんが使用者の資格を得た上で使用することが必要だということになりました。
その後、まずはマデ神殿の祭具棟に行きました。儀式に必要な祭具「花のリストレット」を入手するのが目的で~す。
ここには豊富な資料が残ってましたね~。
まずキュレクスから時見の源泉を奪ったのが、第15代王ギリウスだと判明しました。
ギリウスの語源は「義理薄」でしょうね~。英雄キュレクスを裏切ったという、義理の薄さをほぼ日本語で表現し、かつエテーネ人にありがちなローマ人男性風の名前にしたという、見事な命名で~す。いつもながら運営はダジャレの天才だと思いま~す。
ちなみにキュレクスによるとクオードは第50代王らしいで~す。キュレクスが時見の源泉を奪われていた期間が700年ということは、15~50代までは1代につき約20年の治世ということになり、おそらくはほぼ完全な長子相続だったということになりますね~。
4.4の終盤で胡蝶の護符を使って見た父上とファラスの対話の回想シーン*2でも、長子相続が原則という話が出ていました。
一方、レトリウスと同世代の人物が「700年以上前」とされたということは、1~15代までは全部合わせても100年に満たなかったということになりますね~。
そうなるとこの時期は、一族の最長老が後継者になっては数年で寿命で死ぬということを繰り返していたのでしょう。
時見の源泉を奪いキュレクスと縁を切ることで、王権の根拠も変わり、王権の継承の規則も変化したのでしょうね~。
そしてこの祭具棟で、4.5前期の通常モンスターをコンプリートしました。
今回の更新で唯一初登場した通常モンスター、カナリアーノで~す。
長年通常の手段では入手できなかった「弓聖の守り星の戦域」の宝珠をドロップするので、当分の間は重要なモンスターとなりそうですね~。
花のリストレットを入手してキュレクスに再会すると、メレアーデさんに永久時環の使用法を教えてくれました。
でもそこにキュロノスが現れ、キュレクスを殺してしまいました。本来なら両者は同等の能力という設定らしいのですが、キュレクスがキュルルに気を取られた隙を突かれたので~す。
キュレクスを倒したキュロノスは、キュルルには倒す価値もないとして去りました。
アルウェーンでキュルルと引き分けだった戦い*3を、本当にもう忘れたというのは不自然すぎま~す。
よって、「キュレクスとの戦いで疲労したので、キュルルに勝つ自信がなくなり、口先だけ偉ぶったまま、逃げた」と考えるべきでしょうね~。つまりオルフェアのメインストーリーにおける「今日は 機嫌がいいので 特別に 見逃してやるのである!!」と本質は同じで~す。
ただしパクレとは違ってこの発言中も威厳を保っていたので、ここでキュルル黒幕説に傾いてしまったプレイヤーも多いでしょうね~。
でも死の直前のキュレクスはキュルル黒幕説を採用せず、自分の知識と能力をキュルルに与えました。
そしてメレアーデさんが一足先にキィンベルに戻った直後、色々経験した後の成長版メレアーデさんが、何か強い覚悟をしてキュレクスの部屋に入っていきました。
このまま直接キィンベルに戻ってもよかったのですが、島中が束の間の平和を享受している時期の辺境警備隊詰所と自由人の集落におけるNPCのセリフを楽しむため、かなり回り道をしました。
もちろんキィンベルに戻ったあとも、全員と会話しました。
やっとのことで永久時環を起動する覚悟ができたのですが、マデ神殿の封印と同じ封印が施されていたので、時見のカギを持つクオードの助力がまた必要になりました。
そうこうするうちに隕石が本当に降ってきましたが、王都のバリアーで一時的に空中で停止させたようでした。
外から見るとこんな感じでした。
いったん落下速度を0にしたので、仮にバリアーが壊れて自由落下が始まったとしても、大した衝撃にはなりませ~ん。壊滅するのは首都だけですみそうですね~。
なので「首都移転」ではなく「王国滅亡」というキュレクスの時見と整合させるための理屈を色々考えていましたが、本記事に寄せられたDQXファンさんのコメントを読んで、「このバリアーもまた時渡りの力の応用だ」と考えるのが一番だと思いました。バリアーが壊れた瞬間に隕石が元の速度に戻ると考えれば、国全体が滅ぶのも納得がいきますね~。
住民たちのためにメレアーデさんはクオードを叱咤して永久時環を起動しました。
キュロノスがまた邪魔をしにきましたが、クオードの一撃で半壊し、去っていきました。
弱っ! 4.4で倒した架空の時見の箱のほうが歯ごたえがある…。 いやいや、クオードが十年間で腕を上げたのかもしれませんね。
同じくクオードも大怪我を負って司令部に収容されました。引き分けというところですね。キングを特攻させる癖が治ってなかったという印象を受けました。
星月夜は、この写真の黄金獣アルムゴーグと白銀獣ロムドゴーグを倒しました。
先にクオードがキュロノスを追い払ってくれていたおかげで、今までのような「苦労して新型ヘルゲゴーグを倒したけど、その死体は敵に回収されてしまった」みたいな流れにはなりませんでした。
軍と市民は、量産型ヘルゲゴーグを倒しました。
指針書に指導されることに慣れていた市民は、当初はすべてを軍に任せていましたが、一人、また一人と目覚めていき、最後は数の暴力で勝利を勝ち取りました。
この、「偉い人のいいなりだった一般人たちが目覚めて、一人一人が自律的な市民となる」という流れは、テグラムによる偽グランゼドーラの改革*4、トビアスによるナドラガンド協団の設立*5、アルウェーン市民による複製体独裁体制の廃止と、何度も繰り返し描かれてきました。
ネタの使いまわしというより、『ドラゴンクエストX』を貫くテーマの一つなのでしょう。
そう考えると、ギリウスによるキュレクス幽閉も、ヨーロッパ史における市民革命の前段階としての絶対王政の確立のために必要な教皇権との闘争にヒントを得て作られた設定なのかもしれませ~ん。
こうしてキュロノスによる妨害は失敗し、メレアーデさんは無事に永久時環を使って隕石の時間の流れを遅くし、落下までの時間を100年稼ぎました。
戦いののち、クオードは傷が元で側近に惜しまれつつ密かに世を去りました。
キュルルはキュレクスから学んだ手法でエテーネルキューブを改造し、時獄の迷宮に行けるようにしてくれました。
*1:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2018/09/28/000000
*2:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2018/12/25/000000
*3:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2018/12/24/000000
*4:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2015/08/05/000944
*5:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/08/18/120000