ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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夕月夜の読書メモその4-2 ドストエフスキー著『罪と罰』

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第3篇

3-1

 ピョートル・ペトローヴィッチ・ルーヂンへの対応をめぐり、母プリヘーリヤと妹ドゥーニャはラスーコリニコフを責める。

 しかしラズーミヒンがしっかりラスコーリニコフの面倒を見ると主張して上手に二人の信頼を得たため、二人は丸め込まれる。

 ゾシーモフはドゥーニャに一目惚れをしたようである。

3-2

 ラズーミヒンはラスコーリニコフの母および妹と対話をし、二人からの信頼をさらに深める。

 特に母にいたってはラズーミヒンを全知全能の神のように錯覚したのか、妹の元奉公先の夫人であるマールファ・ペトローヴナについてまるでラズーミヒンが既知であるかのように、彼女が死んだという話をしたりする。

3-3

 翌日、ラスコーリニコフ一家とラズーミヒンとゾシーモフの皆で和気あいあいと会話が進む。

 ラスコリーニコフの体調と精神は、昨日までよりずっとよい。

 ゾシーモフはこの章の中盤で退出する。

3-4

 そこへソーニャが突然ラスコーリニコフの部屋に入ってくる。

 しばらく話してから母と妹は退出するが、母はソーニャに謎の恐怖心を持つ。

 ラスコーリニコフはラズーミヒンの親類のポルフィーリイ・ペトローヴィッチ予審判事が質屋殺しの案件を扱っていると聞いていたので、質屋に預けていた指輪と時計の話題を使って事件の捜査の進展を知ろうとする。

 ラズーミヒンは快諾し、ラスコーリニコフポルフィーリイの家に連れていく。

 この途中の道でソーニャは離脱する。

3-5

 ポルフィーリイ・ペトローヴィッチの家には警察のザミョートフもいたので、油断ができないことになる。

 ここでポルフィーリイから、新聞社が潰れたことで世に出なかったとラスコーリニコフ本人が思い込んでいた彼の犯罪に関する論文が、その新聞社を併合した別の新聞社の新聞で掲載されていたということを知らされる。

 そして「犯罪を遂行すると必ず病気になる」とか「非常人は法律を無視する権利がある」とか書いてしまっていたことを思い起こさせられる。

 ポルフィーリイはラスコーリニコフを真犯人として疑っているようである。

 帰宅すると謎の町人がラスコーリニコフを調査していることに気づき、追いかけて事情を聞くと「人殺し」呼ばわりされる。

 部屋に戻って夢を見て目が覚めると、謎の男が部屋の中にいて、アルカージイ・イワーノヴィッチ・スヴィドゥリガイロフを名乗る。

雨月「このスヴィドゥリガイロフって、1-3の手紙で少しだけ出てきたオヤジやな。こういうメモの助力がないと忘れてるところやったわ。それにしても気軽に誰でも入ってくる部屋やな~」

第4篇

4-1

 スヴィドゥリガイロフの用事とは、自分がかつてドゥーニャに言い寄ったのは誠実な想いからであり、彼女には1万ルーブリ贈る準備があると伝えることであった。

 さらにピョートル・ペトローヴィッチ・ルーヂンとの結婚は決して利益にならないと伝えてきた。

 なお上京したきっかけは妻のマールファ・ペトローヴナが死んだからであるが、本人によると決して殺したわけではないそうである。しかしその幽霊には苛まれているようである。

 彼の退出と入れ違いにラズーミヒンがラスコーリニコフを訪問する。

4-2

 さらにしばらくしてラスコーリニコフの母プリヘーリヤと妹ドゥーニャとその婚約者のピョートル・ペトローヴィッチ・ルーヂンが同時に部屋に入ってくる。

 ピョートルはスヴィドゥリガイロフを、様々な殺人を揉み消してきた男だと批判し、最近死んだ妻マールファ・ペトローヴナについても同様の手口であることを匂わせる。

 ドゥーニャは兄とピョートルを和解させようとするが、ピョートルが偉そうに文句を言ったので、一家みんなで彼のことが嫌いになり、縁談も破れる。

4-3

 ラズーミヒンはプリヘーリヤたちに、スヴィドゥリガイロフから得た金で一緒に出版事業をしようと相談をする。ラスコーリニコフも賛成する。

 そしてラスコーリニコフは母と妹の今後をラズーミヒンによろしく頼み、どこかへ去っていく。

雨月「常識的に解釈をすると、母と妹の今後の心配がなくなったので自首をしに行く雰囲気やな~。さてどうなる?」

4-4

 ラスコーリニコフが向かった先はソーニャの家であった。

 ここでまた偶然にも、ソーニャが故リザヴェータと知り合いであり、古着を買ったり聖書をもらったりしていたことが判明する。

 ソーニャは売春で一家を支えつつ、毎日信心深く神に祈っているようである。

 ラスコーリニコフとソーニャは、互いに相手も自分も狂人であると評価する。

 最後にラスコーリニコフは、いつかリザヴェータ殺害の犯人を教えると伝えて去っていった。

雨月「自首するかと思ったら女に会いにいったんか。それにしても本当に偶然だらけの物語やな。いっそ偶然を装った町ぐるみの陰謀のような気がしてくるわ」

4-5

 ラスコーリニコフは質草の時計に関する手続きをする名目で、警察のポルフィーリイ・ペトローヴィッチ予審判事を訪ねる。

 ポルフィーリイはラスコーリニコフを疑っているかのようなそうでないような曖昧な言動を続け、ラスコーリニコフの精神を揺さぶる。ラスコーリニコフは暴発寸前となる。

4-6

 そこへ質屋姉妹殺しの冤罪で逮捕されていたニコラーイが登場し、姉妹殺しを「自白」する。

 ラスコーリニコフはこれで無事に自宅に帰ることとなる。

 しかもポルフィーリイの奥の手であった証人が、この件で真犯人はニコラーイであると思いなおし、わざわざ謝罪のために訪ねてくる。

 物語は一気にラスコーリニコフに有利となる。

雨月「この謝罪しに来た証人って、3-5でラスコーリニコフを人殺し呼ばわりした町人と同一人物かいな?」