天獄の新ボス「ファラオ最高幹部会」を倒し、5.5後期時代における邪神の宮殿のボスをコンプリートしました。
ところでファラオ・カーメンが元ネタである「霊廟の守護神」のまめちしきには、こう書かれていました。
「戦禍の邪神の想念はついに 偽りのレンダーシアの存在を 感知し ピラミッドに君臨する 王たちの記憶を手駒と化した」
「王たちの記憶」には多様な解釈ができそうですが、少なくとも「挑戦者のピラミッドでの記憶の中にいる王たち」ではないで~す。
仮に戦場となった地域の存在を知らなければ記憶を具現化できず、かつ偽りのレンダーシアの存在を感知したのがつい最近だというのであれば、偽りのレンダーシアで戦い敗れた魔勇者をモデルとした幻妖の魔勇者をそれ以前に作れるはずがないからで~す。
加えて各プレイヤーの時間軸では、自分こそがシンドラ以来久々に偽ピラミッドを荒らしはじめた者という扱いになりま~す。よって本人が偽ピラミッドに挑戦しないまま3.5メインストーリーをクリアして天獄に挑戦した場合、本人も他の七人の冒険者たちも、そもそもカーメンらについての具現化できるような具体的な記憶がありませ~ん。
そこで星月夜が推したい解釈は、「第一~七霊廟の王たちの記憶」で~す。
幻妖の魔勇者と幻妖の黒公子のまめちしきの記述を読むに、戦禍の邪神は「戦いづらい相手の姿を再現する」のが得意で~す。またマデサゴーラが「恐怖の化身」を作ったときも、記憶の中でトラウマとなっている敵は実態よりずっと強く具現化できるという意味のことをいっていました。
「第一~七霊廟の王たちは第八・九霊廟のボスたちに対して大きなトラウマを背負っていた。それを戦禍の邪神に利用された」と考えれば、無理のない解釈になりま~す。
「最高幹部会」という名称も、「区分次第では同格の連中を差し置いて、自分たちだけ別格という扱いにしている連中」という雰囲気がよく出ていま~す。