元は導きの天使だったのに罷免されたというティアンから、内容の全体像を示されないまま、クエスト「シスターたちのうわさ話」を依頼されました。
この世界には短いクエストと思わせておいて無報酬で追加の仕事を押し付けてくる連中が山ほどいるので、最初の要求が全体像の極一部だと明言してくれる依頼主というのは、相対的に良心的な部類といえま~す。
まずは死のさそりの落とす「諸刃のハサミ」を要求されました。
諸刃のハサミを持っていくと、ティアンはいきなりそれで髪をばっさり切って「つやめく毛髪の束」を作りました。
この呪いのハサミ以外で切り落とした天使の髪はすぐ本体に融合する形で再生してしまうらしく、髪の束を作ることができないのだそうで~す。
いやはや、またもや出てきましたよ。過去記事「サソリ型モンスターの持つ諸行無常の力 +α」の実例が。
この束をさいほうギルドのリャージに持っていくと無料でマフラーを作ってくれるに決まっているので、さらにそのマフラーをイーサの村の神官ダジンに届けろとのことでした。
リヤージは「ふっかふかマフラー」を作ってくれました。
どうやら前にもティアンが天使であることを隠して同じ取引をしていたようでした。
ダジンのビフォア。
ダジンのアフター。
ここで極寒の地に派遣されたシスターが天使からマフラーをもらったという噂話を聞けました。それこそ多分、ティアンがリャージから受け取った前回分のマフラーなんでしょうね。
ここでティアンの元に戻ると報酬がまだ用意できていなかったらしく、各地にシスターを派遣しているグランゼドーラの教会でそのシスターの噂話とやらを聞いてこいと言われました。
むむむ、最初は良心的に見えたティアン、にわかにバッフル町長化が進行…。
シスター・ノナによると、天使がマフラーをくれた話は実話であり、もらったのはランガーオ山地のシスター・カティヤだそうで~す。
カティヤはみだりにこの話をしないので、ノナからの紹介と伝えてから話を聞くよういわれました。
屋外シスターに会いに行くならバシルーラが一番ですね。ひとっとビュン!
カティヤは噂の内容を肯定し、それ以来自分もマフラーを編んでは冒険者に渡していると語りました。そしていつかマフラーが天使に渡るよう祈りながら、星月夜にも「手編みのマフラー」をくれました。
戻ってティアンにそのことを話すと、ティアンの昔話を聞けました。冒険者たちの「シスター・カティヤに どうか 温かいマフラーを 与えてください」という願いを、天使の羽を隠さずにかなえてしまったため、星導課を追い出され罪付きへと堕とされたのだそうで~す。
ユーライザは罪付きになったとはいえ星導課を追い出されなかったということは、ティアンより罪が軽そうで~す。
ティアンに手編みのマフラーをあげると、外見が第三形態になってやる気を取り戻したようでした。
ティアンの三つの形態といいダジンの二つの形態といい、これは運営が「同じマップのNPCでも、プレイヤーによって見える形状が違う」という技術を実現したことを誇るような内容でした。