ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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6.5メインストーリー その1 待機時間の有効活用

1.秘伝の間

 ミトラーからアストルティアの楯と神剣レクタリスの再生が終わったことを告げられ、さらにジア・ルーベの尋問に付き合うよう言われました。

 当初のルーベは、精神的に参りつつもジア・レド・ゲノスへの忠誠を失っていない雰囲気でした。でも星月夜が保存していたサフィルの心核を食べ、ジア・レド・ゲノスがルーベらを捨て駒にしたというジア・サフィルの知見を継承すると、多少は気が変わったようでした。

 そこへ、アストルティアの楯の間の地下に秘密の空間があったことが判明したという一報が届きました。

 ちなみに発見者は普段談話室にいるマイモーンで~す。ラメリンも同じ調査隊にいたけれども途中で落伍したようでした。

 見に行くとこんな空間でした。

 中央の扉はアストルティアの楯の力を復活させるための場所へ行くためのもののようでしたが、封印が厳重であり、六種類の種族の神の承認がないと開かない仕様でした。つまりオーガ(ラダ・ガート)・ウェディ(リナーシェ)・エルフ(ハクオウ)・ドワーフ(三闘士)・人間(アシュレイ)の五種類の種族の神しかいない現状では開かず、プクリポ竜族の神を追加で作らなければならないというわけで~す。

 他の部屋には自由に出入りできましたが、右の部屋の中にあった天の箱舟はその扉が開かず、左の部屋の中にあった旧式の神化の光炉はカギがなければ使えない仕様でした。

 天の箱舟については完全にお手上げで、今回の物語に最後まで関わってきませんでした。古びていて、毎年の季節イベントでテンチョーが使っているものとは別物の可能性が高そうで~す。

 旧式光炉のほうは、ルティアナから特命を受けて今日までずっと生きてきたモーモリーナとデンデロベーがカギを保管していてくれたおかげで、無事に起動しました。

 通常の天使の寿命は原則数千年という設定でしたが、この二人は少なくとも数万年生きてきたことになりま~す。形状が人間風ではないことは、この特別な寿命と何か関係があるのでしょうか?

 あとは光炉の調査が終わり次第フォステイルを神化させ、六種族の神を揃えることで中央の扉を開くという予定が決まりました。

 ここからしばらく時間ができたので、回生堂で待機することになりました。

 回生堂に戻ると、天使のマドナイがグチを吐いてきました。ルーベの監視のために派遣されてきた兵士が偉そうなんだそうで~す。この時点ではルーベを軟禁した部屋の扉が開かずその兵士に遭えませんでしたが、地図から「キャラの場所」で確認すると名前が「ミハーリエル」と「イキリエル」であることが確認できました。語源は「見張り」と「熱り」ですね。

 この待機時間を利用して、英雄たちとユーライザがクエストを依頼してきました。

2.クエスト「三闘士の誓い」

 三闘士からの依頼。現代のドワチャッカ大陸の土地勘がないからということで、案内役になりました。

 まずは創造の炉を見に行きサビついた部品を取り換え、次に山神イプチャルと再会しました。

 最後は星月夜も義兄弟の一人となり、四兄弟となりました。

 ドルタムは星月夜を「姉」扱いしてきて、カブは星月夜に対して「カブ兄ちゃん」と自称し、ナンナは漠然と五分の兄弟の雰囲気を出してきたので、多分星月夜の序列はナンナと同着二位程度なのでしょう。

3.クエスト「時の王者の名残」

3-1.クエスト内容紹介

 ハクオウの依頼は戦いの前にコウリンに会うことだったのですが、コウリンが食べていた「キリカの草餅」に強い興味を持ったようでした。

 イヨリ大僧正が持っていた『古びた糸とじの書』によると、キリカの草餅はニガユリ草から作るもののようでした。ニガユリ草はそのままでは食料にならないけれども、「銅貨とともに 熱湯でゆでたのち すり潰して 団子のよう丸めて蒸す。 さすれば 柔らかく 腹持ちの良い草餅となる」そうでした。

 話を総合すると、この書の元の文章はまだヤマカミヌ王国が存在していた時期に災厄の王による食糧不足に対応するためトゥバンが書いたもののようでした。ここまでは、書の製法に従って作られたキリカの草餅が6000年前のトゥバン製のニガユリの餅と同じ味であったことから、ほぼ確実な情報で~す。

 その後、エルトナ大陸が日照りによる旱魃のせいでまた飢饉になったときに、謎の尼僧がイヨリ大僧正の先祖にトゥバン著の草餅の製法の書を託したようでした。

 ハクオウはこの尼僧もまたトゥバンと同一人物だと思ったようですが、これについては「日照り」の時期が不明なので確定情報ではありませ~ん。その尼僧はトゥバンが遺した書を偶然入手しただけの人かもしれませ~ん。

 仮に尼僧とトゥバンが同一人物だとすれば、五種族の中には宇宙に脱出せずに災厄の王による被害を生き延びた人もいたことになりま~す。

3-2.ニガユリ草の示唆するもの

 ところで現代のジパングで草餅の材料といえば一番メジャーなものがヨモギであるので、「ニガユリ草」は新約聖書』の黙示録に出てくる「ニガヨモギからの連想で創作された草である可能性が高いで~す。

 災厄の王については対策名が「ゴフェル計画」であることから旧約聖書』の創世記の影響が強いので、同じく災厄の王への対策として普及したという設定の食品も聖書の世界観に元ネタを求めたのだと、星月夜は考えました。

3-3.銅について

 6000年前の世界にも「銅貨」があったという設定はしっかり記憶しておきたいで~す。

 そしてジパングヨモギなどの緑色野菜を茹でるさいに銅イオンを加えることがあるのは、クロロフィルがフェオフィチンになる前にクロロフィルにすることで鮮やかな色を長期間保つためで~す。それと同じか似たような動機でトゥバンは銅を活用した可能性がありま~す。

 ミランの語る銀の性質が地球の銀に似ていたこと*1を重視するならば、その可能性は高まりま~す。

 一方で「災厄の王との激しい戦いにおいては、餅の色なんかどうでもよかっただろう」という想定の元に『古びた糸とじの書』の「さすれば」という部分に重きを置くならば、この銅は「柔らかく 腹持ちの良い草餅」にするために(も)役立つということになり、地球で草餅を作るときの銅とは主として別の原理に基づく動機から使われているということになりま~す。

4.クエスト「歌姫の贈り物」

 リナーシェの依頼は、現代のヴェリナード王家への贈り物の材料にするからウェナベリーの枝を拾ってきてほしいというものでした。

 拾ってきたウェナベリーの枝にリナーシェが歌いかけると、実が成るまで一気に育ちました。

 この時点では「「どんな植物も ぐんぐん育つ 特殊な肥料」である「グングンのびーる」*2を持たないウェディ族では、エリートが歌ってやっとエルフの生産力に追いつくんだな。大変だな~」と思ってしまいました。

 でもこの育みの歌には不味いウェナベリーを美味に変える効果もあり、「グングンのびーる」の上位互換であるということが、あとで判明しました。

 その事実を現代の王家に伝えたのち、コルレーンの跡地と思われるレーンの村にもいきました。

 ここでオーディス王子から、400年前の大陸間横断鉄道の開通でからウェディの食生活が随分変わり、今では魚だけでなく肉も食べているという話を聞けました。

5.エスト「魂の形」

 ユーライザの依頼は実質的にはバーバードールの依頼でした。バーバードールの中にいる理容師の魂がユーラーザにさらに新しい髪形を贈りたいものの、それにはグランゼドーラにいるノーザが作る髪飾りが必要なのだとか。

 そのノーザという人に会いにいったところ、死んだ理容師の恋人でした。理容師の名前が「バスリン」だということもここで判明しました。

 ノーザは材料の「スノーハーブの花実」から、バスリンのデザイン画を参照して「雪花の髪飾り」を作ってくれました。

 これを持ち帰って完成した髪形は、バスリンがユーライザの魂の形を参考にして考案したものであり、それゆえかレクタリスの髪形にそっくりでした。

 これでクエストはクリアとなり、報酬としてバーバードールがこれまで練習に使っていた「ユーライザウィッグ」をアタマ装備としてもらえました。

 またこれを機に「ユーライザの思い出」が追加されました。

夕月夜「物語自体よりも聖書と銅の蘊蓄が目立った記事でしたね~」