1.咎人のイメージカラーの法則
次の咎人「凶禍のフラウソン」から得られるのは「黄のラクリマ」であることが、公式のツイートで発表されました。
そして今回もモンスターの名前のほうも「黄」にちなんでいるということを、エスリィさんのツイートが発表されました。
赤・橙・黄の順番といえば、可視光の範囲内で波長の長い順となりま~す。
これこそが咎人たちの登場順とイメージカラーの法則なのだと、星月夜は思いました。
2.法則からの妄執のグリンデア考
この法則から、前座として登場した妄執のグリンデア*1のイメージカラーが「白」だった理由も見えてきました。
これは「分光がされていない状態の光」をイメージしていた可能性が高いで~す。
他の一人前の咎人たちのような強い個性は持っていないものの、物語上はこれを倒さないとコンテンツが始まらないという意味では咎人たちのある意味での代表でもあるという、微妙な立場のモンスターが妄執のグリンデアでした。それを上手に表現した選択だと思いました。
なお「赤」より波長が長い「赤外線」のイメージである可能性もありま~す。でもそれだと外見は「白」ではなく「黒」のほうが相応しいですし、下っ端のくせに他の咎人と対等の法則に従ったことになってしまいま~す。ゆーえーにー、こちらは自己評価で正解率がせいぜい5%程度の、保険としての異説として発表するに留めておきま~す。
3.グリンデアの名前も法則と関係しているか?
さてこのグリンデアですが、名前のほうも法則と関係しているかというと、そう断言する気にはなれませ~ん。
前掲のエスリィさんのツイートで見るように、完全に法則通りならば単に色の名前であるのみならず、ラテン語でなければなりませ~ん。
「グリンデアと発音が近く、無彩色の色で、かつラテン語」という条件で単語を探すと、「灰色の」を意味する"grīseus"(グリーセウス)という形容詞が一応ありま~す。
しかしこの"grīseus"というラテン語は、近代になってから「新ラテン語」として作られた単語なので~す。
それよりは「ハードル」とか「格子戸」とかの意味を持つこともある、古英語の"grindel"(グリンデル)などのほうが、グリンデアの発音にも立場にも近そうで~す。