1.はじめに
6.5後期から、戦神のベルトに関しては「覚醒の鬼(神)石」の登場と封印対象が60種類になったという二つの変更がありました。
本稿は過去記事「50種類時代の戦神封印メモ その6 今回の最大のテーマは光属性」の続編の要素を持っていますが、題名は慣例に逆らって「60種類時代」であることよりも「覚醒の鬼石登場以後」であることを強調しました。
封印の種類数の増加よりも覚醒の鬼石の登場のほうが、封印への態度を決定的に変えたからで~す。
2.新時代の封印・収集戦略の前提
2-1.まずは使用状況を思い描く
通常の条件下で勝率を高めるだけならば、剛勇のベルトのHP理論値こそが最強で~す。
また輝石のベルトが強化された現代にあっては、速攻を目指す場合でも無属性の戦いでは輝石のベルトに敗けてしまいま~す。
さらに属性がらみの戦いですら、中途半端な性能の戦神のベルトでは輝石のベルトに対してあまり優位性がありませ~ん。
そこで「戦神のベルトは、時間制限が厳しく、かつ属性攻撃に大きな意味があるようなエンドボスを相手に、理想に近い効果のそろったものを使う」という条件をまず前提としました。
「理想に近い効果のそろったもの」はかつては机上の空論であり、たとえば前掲記事では「会心暴走2・ツメ雷13」を入手した雨月がそれ以上の欲をかかずにツメ雷を封印の対象としていました。しかし覚醒の鬼石登場以後は、これは非常に現実的な条件となりました。
2-2.原則的な完成品を思い描く
その使用条件から、「1.こうげき力 または 魔力」・「2.会心暴走」・「3.属性13%」・「4.系9%」・「5.その他」の五大効果が完成品の原則となりました。
「1」と「2」では、数値に多少の妥協の余地を残しました。最強と最弱との違いが誤差の範囲内であると思えたからで~す。
また「5.その他」は、別に何でもいいというわけではなく、「その戦いで二番目に使いそうな何か」で~す。
たとえばレギルラッゾ&ローガストを仮想敵にするならば、第二の系が「その他」枠となりま~す。
魔法使いで何かに挑む場合は、氷属性が「その他」枠となりやすいでしょう。
そういうものがほぼ無い上に片手武器である場合には、盾関連のものを「その他」枠に入れま~す。
以上を前提に封印・収集戦略を考えました。
2-3.完成品の例
この写真の戦神のベルトは理論値が完成していま~す。
フラウソンに魔法戦士かガーディアンで挑むときぐらいしか使えませんが、上述したようにそういう限定的な状況でもない限りは戦神のベルトを使わないことにしたので、これで別に不都合はないので~す。
ちなみに将来どうしてもバトルマスターでもフラウソンに挑みたくなった場合は、「その他」枠が「盾装備で 開戦時 10%天使の守り」から「右手にハンマー時 光攻撃ダメージ+13%」に変わりま~す。ちょうどいい練習問題ですね。
3.常時の封印対象 計20種
3-0.総合方針
かなり自由に効果をつけられるようになった以上、封印対象は「ランダムでそれがついた場合の嬉しさの期待値の序列」ではなく、「前章で語った原則的な完成品の五大効果の枠内に入る余地の有無」で決めていきま~す。
なお7.0で竜術士が導入されたのちに、再考する予定で~す。
3-1.盾 天使の守り以外 6種
まともに運用する完成品では、盾関連の効果が入れることもある「その他」枠は1つまでで~す。
ならば盾関連で総合的に一番役に立ちそうな「天使の守り」以外は封印してもよいと考えました。
3-2.スティック 氷・風・闇・光 4種
天地雷鳴士の特技には、風属性のものもありま~す。しかしCTが必要なものばかりなので、恩恵は限られま~す。「その他」枠には炎・雷・盾といった手強いライバルもいるので、エンドボスを相手にはこの枠に入れないだろうと判断しました。
モーモンはスティックを装備して闇攻撃をしますが、剛勇のベルトを装備すべき回復役としての立場のほうが強いで~す。それに仲間モンスターに闇呪文攻撃をさせたいならば両手杖を装備したドラキーを使うべきで~す。だから常時封印の対象としました。
3-3.両手杖 風・雷・土 3種
エンドボスを相手に、天地雷鳴士が盾を持たない危険な状態で挑むということはありえないと判断しました。だから風・雷・土は封印し、魔法使い用の炎と氷を残しました。
最近の賢者も盾を持たずにエンドボスに挑みませんが、前述のドラキーやねこまどうの「その他」枠を考え、闇と光は残しました。
3-4.扇 全部 7種
扇は打撃にも使えますが、戦神のベルトで強化する必要があるほどの効果は見込めませ~ん。
エンドコンテンツにおける賢者が期待されていることは、呪文ダメージを少し高めることではなく、高いHPで生き延びて皆を回復させることで~す。
また天地雷鳴士も装備できますが、スティックの下位互換の立場というのが現状で~す。
最近仲間モンスターのブレスの多くが劇的に強化されましたが、エンタシスマンの火吹きは今でも大して強くありませ~ん。
以上により、新機軸では扇の属性は全滅ということになりました。
3-5.それ以外 0種
それ以外の武器は打撃で一定の実力を発揮できるので、新機軸においては常時封印は0としました。
雨月「封印の上限が50から60に増えたタイミングで、逆に20まで減らすとは、随分思い切った戦略やな~」
4.臨機応変の封印
4-1.倉庫事情
やがて強化したい特定武器の属性13%のストックがすでにあり、かつその効果は他のほしい属性を主役とする別のベルトの「その他」枠にならないという二大条件が満たされた場合、倉庫をいっぱいにしないために一時的に封印の対象としたいと思いま~す。
4-2.緊急事情
挑みたいエンドコンテンツがあるのに覚醒の鬼石が不足し、どうしてもドロップで特定の効果がほしくなった場合には、それ以外の効果の封印数を一時的に60まで増やして、入手確率を少しでも向上させるかもしれませ~ん。
5.収集戦略
5-0.総論
どんな内容の「戦神のベルト+5」でも、覚醒の鬼石を使いまくればやがて完成品になるので、収集は個数の上限を決めた上で厳選する必要があるということになりま~す。
その厳選のための基準を以下に列挙しま~す。
各基準間には、絶対的な優先順位はありませ~ん。全基準の「総合評価」という曖昧な方針でいきま~す。
5-1.覚醒の鬼石の消費個数の期待値
やがて必要となる完成品への進化において、現実的に消費するであろう覚醒の鬼石の個数の期待値が少ないものを優先的に保存していきま~す。
「完成品」といっても全効果が理論値である必要まではないので、これは単純に王冠マークの絶対数で考えるのではなく、たとえば王冠マークをつけやすい上につかなくてもそこそこ強い「会心暴走」などは、理論値になっていても王冠マーク0.5個程度と換算しようと思っていま~す。
5-2.実戦で使う可能性
かつては封印していたような二線級の属性の封印を解除したといっても、一線級と同等の扱いをするわけではありませ~ん。
たとえば「ムチ氷」が必要となる可能性は「両手杖炎」に大幅に劣ることでしょう。
実戦で使う可能性の高いものを優先的に残していくのは当然で~す。
5-3.めざめの鬼石の消費個数
同じ効果、または同じぐらい重要な効果がついた二つのベルトがあった場合、原則として「+5」にするまでの「めざめの鬼石」の消費個数が少ないもののほうを優先する予定で~す。
なお、めざめの鬼石が99個を突破しそうなぐらい余っている場合には、まず消費個数が多いもののほうにそれらを使うことで、覚醒の鬼石の消費個数の期待値を少しでも減らしま~す。