ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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「ジェニャの未来」第3話「パラディンの伝説」 & バウギアの旧設定と新設定を強引に整合させる論法を発見

 「ジェニャの未来」第3話「パラディンの伝説」に挑戦しました。

 今回はパラディンの物語の完結編ということで、当然パラディン縛りを続けるとともに、もっともパラディンに縁の深い仲間モンスターを連れていくことにしました。

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 そのモンスターとは、転生するとパラディノスになるバトルレックス清姫で~す。

 しかも今回のラスボスはドラゴンなので、そういう点でも縁が深いですね。

 さらにもう一点縁を深めるため、装備のオノも大地の竜にちなんで「ガイアのオノ」にすることにしました。

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 ちょうどレベル96用の装備だったので、防衛軍で実質ほぼ無料で入手できました。

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 じゃじゃじゃ~ん。

 さて、ストロング団長から目覚めたバウギアの討伐を依頼されました。

 ここで、バウギアの脅威はゾンガロンに匹敵するという設定と、防ぎきれなかった場合に想定される被害は数千から数万という設定が語られました。

 ちなみに六王会議で語られた設定では、五種族は一人の王の下の人口が数千から数万らしいので、場合によってはオーガがほぼ全滅するかもしれないという数値で~す。

 なおこの期に及んでもグロスナー王が生贄による解決を絶対的に禁止していたため、パラディンたちは死を覚悟することになりました。

 さぞかしグロスナー王も苦渋の決断をしたのだろうと思って会いに行ったところ、竜族と力比べがしたいだのと呑気なことをいっていました。マグナスもピュージュの行方ばかり気にしていました。

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 この二人、現場の兵士や民の命を軽んじすぎですね。

 そして深い考えもないまま目先の正義感で極端な指令を出すから、かつてはガズバランの牙の反乱を招き、今は大陸全土を危機に陥れているので~す。

 しかも第1話で逮捕した首領プライド*1については、まめちしきに「すぐに釈放される算段が ととのっているとの本人談」とありまして、ガートラントの政治は大分腐敗しているようで~す。これもこの二人の責任だと思いま~す。

 今回の戦いは黄金のパラディンも手伝ってくれることになりましたが、まずは石化状態のパラディンたちを地震から守るため補強するよういわれました。

 キンザさんの情報によると、ラニアッカ断層帯などにいるパペットロープが落とす聖なるロープがその作業にはピッタリだとか。

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 時間の節約のため楽園で倒しました。

 こうして聖なるロープを手に入れましたが、作業を始める直前にズーボーの石だけ壊れてしまいました。

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 ジェニャは一度は泣きましたが、ズーボーの死を無駄にしないことこそが大切だと気づき、バウギアに挑むことにしたようでした。

 竜のねぐらに行くと、ストロング団長と部下たちが戦闘不能となっており、黄金のパラディンは自分を最後の生贄にするよう交渉をしていました。

 しかしその危機になんとズーボーが駆けつけました。かつて自分がやったような遺された人が悲しむような自己犠牲は間違いだと、黄金のパラディンをさとしました。

 こうして星月夜はズーボーとともに「大地の怒竜バウギア」に挑むことになりました。ズーボーはレベル85のパラディンでした。

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 なんとズーボーのハンマーは「大地くだき」でした。いかにも「大地の怒竜キラー」って感じの武器ですね。盾も「オーガシールド」で、オーガの物語に最適でした。

 いいセンスですね~。星月夜もガイアのオノにこだわってよかった~。

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 さすがに今回は単独では相撲に勝てませんでした。

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 ズーボーパラディンガードのおかげで勝てました。

 これで今度こそ、4thディスクのモンスターリストをコンプリートで~す。

 黄金のパラディンは、ズーボーが復活できた理由として「天使の涙」とはそもそも大切な人を思って流す涙なのではないか、という仮説を提示してくれました。

 どうやらここで黄金のパラディンの現代での滞在時間が終わってしまったようで、消えてしまいました。兄と同じ体質ですから仕方ないですね~。

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 こうしてクエストは終わりました。

 星月夜は、「救えズーボーはん同盟」の称号を得るとともに、黄金のパラディンが残していったと思われる二体の像を報酬としてストロング団長から譲られました。

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 一体は黄金のパラディン本人の像。

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 触るとズーボーに変身!

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 もう一体はバウギアの子の像。

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 触ると完全に孵化。

 像が報酬のクエストは他にも多いのですが、二体でありしかも実質的には四体ともいえることから、やはり像というものにこだわりのある話だったといえましょう。これもまた第1話の記事で書いた「「ジェニャの未来」の元ネタの一つにピュグマリオン王の物語がある」説の補強証拠の一つといえましょう。

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 清姫には勲三等銅翡翠星大勲章を与えました。

 バブドル集落に後日談を体験しに行くと、キンザさんがジェニャの曾祖母であることが公式に語られ、黄金のパラディンの正体も見抜いていたと判明しました。一方実の母であるキャシュさんは見抜けなかったようで~す。まあ娘の命より掟を優先するような人ですから仕方ないですね~。

 あと黄金のパラディンによる天使の涙についての仮説が正しいなら、まだ「キンザさんの涙 + ストロスの杖」でキーボーも助けられそうですし、涙を上手に分散させれば他の石化パラディンたちも救えそうなものですが、後日談ではそういう物語にはなっていませんでした。

 第2話の記事で紹介した『アストルティア創世記』に書かれたバウギアの旧設定と今回からの新設定の整合の問題は、直接的には語られずに終わりました。

 ツイッターで知ったのですが、バウギアのまめちしきも昔と違った内容になってしまったのだとか。

 せっかくなので紹介しておくと、こちらのリンク先にあるのが『創世記』の内容と整合性の高いかつてのバウギアのまめちしき2で~す。

 しかしいささか強引ですがこの改変を説明する筋書きを考えることができました~。

 黄金のパラディンは様々な時代を行き来しているわけですから、4000年前の歴史も改変して、バウギアがその時代に悪になるのを防いだのではないでしょうか?

 そして「生贄になるはずだった30名強が救われたのち、今から数百年前のどうしても生贄になるべき重要人物の代まできたときに歴史の復元力が作用し、バウギアが別の形で悪になった」と考えればいいので~す。

 この論法、他の設定の大変更にも使えると思うんですよね。例えば、バージョン1.0のころにあったレンダーシアオーグリードが地続きという設定が消された件なども、「誰かが過去を変えたけれども時渡りの才能があるエテーネ人の記憶までは改竄できなかった」とすればいいので~す。

 強引ですが、時渡りはこのゲームの重要な設定の一部なので、少なくとも他の一般的なゲームで同じことをするよりはよさそうで~す。

 他にも、まとめサイトなどで見た疑問の声への回答を考えてみました。

 まず「タイムパラドックスはどうなっているのか?」という意見について。

 この世界では時渡りをして自分で歴史を変えた者には歴史改変の作用が及ばない仕組みがずっと続いてきたので、これについては今回だけ批判しても仕方ないと思いま~す。

 次に「バージョン4.4のメインストーリーの進行中は、ジェニャが大人になってから不老不死の呪いを受けるのはおかしい」という意見について。

 これについては、「アルウェーンが作られるまでには、4.4時点でまだ胎児だったプクラスが父の無限動力炉の発明を手伝えるようになるぐらいまでのタイムラグが少なくともあった」という説明で十分でしょう。

 まして、ジェニャがアルウェーン搭乗の百名のオーガの一人に選ばれた場合は、疫病の流行までさらに時間の余裕がありま~す。