写真に写っているのは、真・魔幻宮殿の便せん娘ダリダさん。元ネタは"Salvador Dalí"(1904~1989)でしょうね~。真・魔幻宮殿のNPCには、実在の芸術家が元ネタの人物が彼女以外にも多数いま~す。
このダリダさんの便せんクエスト「便せんは芸術だ!」をしてきました。
ばくだんサーカスを倒して、マデサゴーラが使っていた「マデサブラック」を再現するための素材「なげきの涙」を拾ってくるだけの、簡単な仕事でした。
出来上がったのはこの『虚夢』を元にした便せんでした~。
夢だけあって内容はかなり抽象的ですが、描かれた個々の物品についてはむしろ写実的ですね~。
ブホネールさんによると「即位後の『虚夢』や『パートス』で執拗に描かれた めくるめく妄邪のモティーフが 後期マジックデモニスムの極致」というのが通説らしいで~す。そしてブホネールさんの独自見解によれば、「大魔王即位前の『雷葬』の時点で 彼の妄執的な 創造主への羨望が 超暗黒主義の 技法の中に 密かに顕れていた」のだそうで~す。
だから比較のため『パートス』も貼っておきましょう。なお『雷葬』は見つかりませんでした。
後期マジックデモニスムがさらに発展したエビルキュビズムは写実主義的だったことは「偽の魔幻宮殿のマデサゴーラの作品群の紹介と考察」という記事で検証したとおりですが、この二作はかなり抽象的ですね~。
スーパーダーキズムなどの別の主義の発想が混入したせいか、それともヘルデモニスムから続く系譜も後期マジックデモニスムの時代には写実性が薄れたのか、そこらへんの事情は今後もさらに研究していきたいで~す。