1.クエスト「剣魔の背中」の内容
ゼルドラドの娘のジルドラーナは、発動中は何倍にも強くなれる「剣魔顕現」という技を習得できずに困っていました。これを助けるのがクエスト「剣魔の背中」で~す。
本人には何の効果もなかった「剣魔の証」を星月夜が調べると、すぐに不思議な文字が浮かび上がり、剣魔の里にある剣の霊壇を調べるよう指示されました。
剣魔の里はすでに滅んでいましたが、霊壇は無事でした。
剣魔顕現を覚えるにはこの霊壇の中にいる剣魔の伝霊を倒せばいいようでした。
せっかくなので「装備は剣」という緩い縛りでクリアーしてきました。
これで「実力は十分」と認められましたが、剣魔一族ではないため、剣魔顕現を覚えられませんでした。
ちなみに剣魔一族でも未熟者だと証に文字が浮かび上がらず、剣魔の伝霊への挑戦権自体がないそうで~す。
ジルドラーナもこれで自分が未熟だと納得して、修行に励むことにしたようで~す。
なおゼルドラドの剣魔の伝霊に酷似したあのおなじみの姿は、剣魔顕現を使っていたからであり、実態は普通の魔族だったようで~す。
ヤイルもまめちしきで「太古から変化の秘術を伝える ある氏族の出身だったヤイル。 氏族はすでに滅びたが術は かろうじて受け継がれていた」とあるので、メインストーリーでの変身*1は剣魔顕現だった可能性が高いですね~。
2.ヤイルが剣魔の伝霊に勝てた理由
剣魔の伝霊が相当強かったせいか、「自分ですらこんなに苦労したのに、あのゼルドラドやヤイルごときが、しかも剣魔顕現を使わず、どうやって伝霊に勝てたのか!」と八つ当たりじみた雰囲気でいぶかしむ声が散見されま~す。
ゼルドラドについては「魔瘴の濃い魔界では、たとえ剣魔顕現を覚える前でも、魔瘴の薄い偽の魔幻宮殿で戦ったときよりもずっと強かった可能性が高い」と反論できるので、「通常版ゼルドラドは剣魔の伝霊より弱い」を自明の前提にしている主張は論外で~す。
しかし魔界で剣魔顕現した状態で戦ったのにプレイヤーたちの体感で剣魔の伝霊より弱かったヤイルについては、たしかにある程度の考察が必要でしょう。大魔王軍ナンバー2のゼルドラドと比べると、魔王軍ナンバー3のヤイルは二重の意味で小者ですしね。
星月夜の体験から考えるに、伝霊は挑戦者に少なくとも三人まで助っ人を連れてくることを許しているようですから、「ノーマル態ヤイルも、凄腕の助っ人たちのおかげで勝てたんじゃない?」と思うんですよね~。
ただし誰も「ヤイルはワシが育てた(からワシより偉くなった)」と恩を着せておらず、しかもバルディスタの住民の誰もが「ひ弱だったヤイルがトレーニングだけで強くなった」と思い込んでいるのが、この説の問題点で~す。
でもこの問題点に触れずにすむ助っ人が二種類いま~す。
※既に死人である助っ人
戦争ばかりやっている連中ですから、すでに死んでいてもおかしくないで~す。それどころかこの伝霊との戦いで命を落とした可能性すらありますね。
※まだヤイルに地位を抜かされていない助っ人
ヴァレリアやベルトロなら、ヤイルが剣魔の力で三位まではい上がってきても平気ですよね。