ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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「バルディスタ要塞」建国以前から「バルディア山岳地帯」の名前が存在していたと考えられる、これだけの理由

0.はじめに

 「バルディスタ」という固有名詞が建国王のかつての戦友である「バニト」・「ルチオ」・「ディセル」・「スーゴ」・「タチアナ」の頭文字からとられたであろうことは、ほぼ明白な事実といっていいでしょう。

 そうなると「バルディア山岳地帯」とは「バルディスタ」からの派生語だと思いがちになりますが、星月夜は「バルディア」の名前の歴史はバルディスタより古いのではないかと疑っていました。そしてその思いは5.2で一層強くなりました。

 本日はそのように考えた理由を列挙していきま~す。

1.バルディジニアの存在

 ネロドスの死後に成立したバルディスタの歴史は、たかが数百年で~す。これは魔界の歴史から見ればそんなに長いものではありませ~ん。

 そうであるのに、5.0メインストーリーで登場した花であるバルディジニアには、「バルディ」の名が入っていました。

 ものすごく珍しい花でここ数百年の間にやっと発見された新種であれば、歴史の浅いバルディスタ要塞に由来する名前をつけられる可能性もありま~す。

 でもかつては発見されにくいような珍しい花ではなかったことが、月明かりの家の孤児の証言で判明しておりま~す。

 だから、新語である「バルディスタ」ではなく、古くからある「バルディア」に由来する名前だと考えるべきですね~。

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2.ゼクレスにおけるバルディジニアの扱い

 5.2サブストーリーのクエスト「甘い言葉をささやいて」で登場した『ゼクレス歌集』には、「キミの髪は バルディジニアの花のように 香り」という文章がありました*1

 バルディスタを蛮族と見なしてとことん軽蔑しているゼクレスにおいて、バルディスタの名に由来する花の名前を愛おしい女性を褒める文脈で歌の中に入れたりするはずがありませ~ん。

 もしも植物の名前が正式名称しか存在しないような世界であるならば、苦渋の決断としてそういうことをする可能性もあるかもしれませ~ん。

 でも正式名称が「アルキニカアマストラム」である植物を「トコトコ草」と呼んでもよい世界であることは、イルーシャの絵の解説から判明しておりま~す*2

 やはりこの花は「バルディスタの花」ではなく「バルディア山岳の花」なのでしょう。

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3.バルディアメタルの存在

 やはり同じく5.2サブストーリーのクエスト「バルディスタの為政者」では、5000年前のエテーネ王国領で目的の金属を入手した場合でも、それは「バルディアメタル」と表記されま~す*3

 前述の植物の話と同じく、それなりに有用性が高くしかもそれなりに入手しやすい金属が、ほんの千年前まで無名だったという可能性は非常に低いでしょう。

 しかも百歩譲って仮に魔界で無名だったならば、錬金術に秀でたエテーネ人が別の名称を先につけたことでしょう。

 よって「バルディアという地名は魔界で5000年以上前から存在しており、そこで産出される金属は古くからバルディアメタルと呼ばれ、ドラゴンソルジャーの中には宝物として持ち運ぶ個体も多かった。エテーネ人もモンスターたちからその名称を教わった」と考えるのが一番自然でしょう。

 王族が4000年以上の時渡りをしてその金属がのちの魔界でどう呼ばれるかを調査しにいった可能性もゼロではありませんが、ほぼゼロで~す。

 なお5000年前のエテーネでも一部のモンスターと意思疎通が可能だったことは、魔法生物の飼育が禁じられたのちもモンスター酒場が存在していたことから明らかで~す。

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4.「バルディスタ」命名の経緯

 以上により、ヴァレリアがかつての戦友の名から「バルディスタ」という単語を作ったのは事実だとしても、それはゼロからの命名ではなく、既存の「バルディ」を大いに参考にしたのだと星月夜は考えま~す。

 つまり偶然にも「バニト」・「ルチオ」・「ディセル」までが古来からの地名と一致したので、語尾を「スーゴ」・「タチアナ」からとったのだと思うので~す。

 一説には、織田信長の「岐阜」命名は、縁起の良さだけが理由なのではなく、ある程度の元ネタがすでに現地に存在していたともいわれていま~す。この説に似たような経緯だと思えばいいかもしれませ~ん。

 それにもしも完全にゼロからの命名であったならば、スーゴやタチアナのためにも、要塞周辺の山岳名も「バルディスタ」になるよう努力したと思うんですよね~。

 バルディスタ城の書斎で調査をしたところ、スーゴについてはたしかに何の長所もない弱小メンバーだった可能性があったのですが、タチアナは弱かったころのヴァレリアを勇気づけていた有力な戦友だったようなので~す。

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5.以上の研究成果が過去の研究成果へもたらした影響

 こうして「バルディスタ」は「バルディ」までが本来の呼称である可能性が高まりました。

 これにより、「カジノオーナーのフォン・バルディ氏に、マデサゴーラとの通謀疑惑」という記事で主張した「フォン・バルディとはマデサゴーラに任命された新バルディスタ王を意味する」という仮説が正解である可能性が、さらに少し高まりました。

卯の花月夜「二日連続でその話がオチかよ*4

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