アスバルと声が似ているのを見込まれてベラストル家に雇われたボッガンからクエスト「甘い言葉をささやいて」を依頼されました。
ボッガンはリンベリィが要求する甘い言葉をささやけないためにクビになるのを怖れているらしいで~す。だからアスバルの部屋からロマンチックな歌集を持ってきてほしいというのが、その内容でした。
落ち着いて考えると、今や実権まで手にした国家元首の私室から私物を盗んでくるなんて、依頼内容はかなりハードですね~。それにしては報酬がスライムおしゃれ花3個だけで、かなり値切られた感がありま~す。
雨月「むむ、コミカルな雰囲気に騙されて、依頼内容のハードさには気づかなかったわ~」
夕月夜「お笑いに弱いのが雨月の弱点ね~」
アスバルの部屋に入ろうとしたら、部屋の管理担当のナクリンから、アスバルの手紙をゼクレスの郵便局に出してきてくれたら入れてやろうといわれました。
ある地点の通過の可否を決めるという強大な権限を盾に、他人を利用して自己の利益を図るあたり、関所での汚職で儲けているトゥゼク*1とやっていることが同じですね~。「この腐敗こそゼクレス!」って感じですね。
暁月夜「むむむ、ナクリンの可愛い顔に騙されて、トゥゼクと同類だなんて指摘されるまで全然気づかなかったぞ」
雨月「ほんと、暁月夜はんは美女に甘いな~」
ちなみにこの手紙、他の町の郵便局では受理されませ~ん。
アスバルの部屋にはお目当ての『ゼクレス歌集』の他にも、大魔導士リゼに関する本やイーヴ王が愛した歌集やヴェリナード土産とかが置かれていました。
メインストーリーでは「母を救うためアストルティアでの新しい人生を捨てて大急ぎで帰還するぞ!」という雰囲気を醸し出していたアスバルですが*2、中々ちゃっかりしてますね~。
夕月夜「ひ~! あの気品のある雰囲気に騙され、指摘されるまでちゃっかり者だと気づきませんでしたわ~!」
暁月夜「他人を身分などのそとづらでしか評価しないのが、夕月夜嬢の欠点だな」
なお『ゼクレス歌集』の歌の中には「キミの髪は バルディジニアの花のように 香り」という部分がありました。バルディジニアについては外見の美ばかり強調されてきた感がありましたが、香りもよかったんですね~。メモメモ。
これを持ち帰ったのですが、ボッガンが音痴だったせいでやはりリンベリィの機嫌を損ねてしまいました。
ここでリンベリィはボッガンの歌を「くさった死体のおたけび級」と評していました。
戦闘中の特技としての「おたけび」は、くさった死体もくさった死体・強も使ってきませ~ん。なのでこれは特技としてのおたけびではなく、日常語としてのおたけびなんでしょうね。この設定も覚えておきましょう。「くさった死体は、相手がおびえない程度のおたけびをする」と。
ここでアスバルから、テラスでお礼を伝えられなかったことを謝る手紙が届き、ボッガンがそれを読んだことでやっとリンベリィの機嫌はなおり、クエストはクリアーとなりました。
リンベリィのここでのセリフの中に「魔界最高の血統を誇る ベラストル家」という部分がありました。
血統という点ではベラストル家のほうがゼクレス王家より格上なんでしょうかね~。
なおボッガンが約束したはずの報酬は、リンベリィが肩代わりしてくれました。
このクエストは設定の宝庫でした~。
そして登場人物のほとんどが悪人でした。高飛車で身勝手なリンベリィが一番の常識人に見えたぐらいで~す。