遠征軍駐屯所のゼリアスからクエスト「決戦!ドクロポーカー」を依頼されました。駐屯所でギャンブルが流行し、死刑を覚悟で軍の備品を盗んで売ってしまう者が続出しているから、ギャンブルを煽っている者を倒してほしいのだとか。
被害者から情報を集めて、黒幕に近づいていきました。
やがて犯人は「どん欲のグリーニ」と判明。殺りくのグレボスの親友のようでした。
グレボスの夢が大魔王であったように、グリーニの夢はアストルティアのカジノの魔王になることだったようで~す。そのためにルクスガルン大門を開けさせようと、いつか駐屯所の兵士たちが命令に従うように借金漬けにしていたのだとか。
魔界の大魔王とアストルティアのカジノの支配者がコンビを組むという発想は、そんなに突飛なものではなかったようですね。これでますます「カジノオーナーのフォン・バルディ氏に、マデサゴーラとの通謀疑惑」で主張した疑惑が正解である可能性が高まりました。
グリーニは、魔界では有名らしい「ドクロポーカー」で勝負を挑んできました。グリーニが勝てば大魔王はアストルティアへの門を開かせ、大魔王が勝てばグリーニは大人しく去るというもので、どちらが勝ってもクエストの目的自体は達成となるという話でした。
このドクロポーカーはそれなりに面白いので、大富豪みたいに普段から対戦できるようにしてほしいで~す。
グリーニはグレボスがまだ生きていると知って勝負に迷いが出たらしく、最後は意図的に負けて夢を捨ててグレボスと二人で暮らすことにしたようでした。
なんとなく美談っぽく終わりましたが、冷静に考えれば、たとえグリーニが賭けを途中で放棄せずに大魔王に勝利して大門を開けてもらったとしても、どうせ次はこの結界という試練が待ち構えているわけですからね~。
グリーニの実力ではどうせここで引き返すことになったでしょうから、結果は同じことで~す。
仮にこの結界を何とかできるとしても、やはりこんな回りくどいことをして大門を開けてもらうヒマがあったなら、同じくギャンブルで稼いだ金でゼクレスの大貴族を買収して転移魔法をかけてもらうほうが、効率的かつ合法的だったことでしょう。
このクエストを受注できるぐらいメインストーリーが進んでも、どうぐ使いの職業クエストは受けられ、そこではゼクレスの大貴族が転移魔法でガーゴイルやりゅうき兵をどしどしアストルティアに送り出していま~す。つまりエルガドーラやオジャロス没後のゼクレスでも、新大魔王即位後の中央政府でも、ゼクレスの大貴族に対して転移魔法を禁止するような方針は採っていないので~す。