療養の間のクビトーから、ユーライザの体調が不安定だから見てやってほしいとの依頼を受けました。クエスト「大空の向こう側で」で~す。
本人に聞いたところ、時々レクタリスの記憶がわいてきて神化してしまうのだそうでした。
そういえばジア・レド・ゲノス戦の終盤でも口調がレクタリスっぽくなっていましたが、あれは興奮したからではなく前世の意識のせいだったのかもしれませ~ん。
そのレクタリス意識としては、神話時代の人たちに思いを伝えたいようでした。
その願いをかなえる途中、このピアラトの息子こそエルトナの混沌の調査における最初の死者だったという設定が語られました。仮にその死亡した場所が「底なし谷」だったならば、邪精霊マガツカゼを発生させた者ということになりま~す。
現代に帰還すると、レクタリス意識から、「青髪のソハエル」の魂が今ではファビエルであり、「赤髪のガルガリム」の魂が今ではメドナムであるという情報を得ました。
6.4時代に登場した彼らが青と赤とを強調される存在だったということは、同じく6.4時代に登場したサフィル・ルーベとの対比として描かれた可能性が非常に高いで~す。
ソハエルとガルガリムは、ちょうどサフィルとルーベがゲノスから捨て駒として使われたように、やはりルティアナから捨て駒として扱われました。彼らの転生先のファビエルとメドナムは、ちょうどジア・クトが自己の生存のために様々な星の生物を滅ぼしたように、他の世界にとって危険とみなしたパラレルワールドに次々に破魂の審判を仕掛けていま~す。
天使とジア・クトの類似点を重視すれば「所詮天使なんてジア・クトと大して変わらない」という結論に至れますし、相違点を重視すれば「行動は似ていても天使はジア・クトよりこんなに立派な動機を持っている」という結論に至れま~す。
当ブログでしばしば指摘してきた「予型構造」*1については、そのような対比の思考をプレイヤーに楽しませるために用意されたものも多いのではないかと、星月夜は考えていま~す。
レクタリス意識は最後に星月夜と世界中の空を飛び回りました。
それが終わると、ユーライザの意識を消すわけにはいかないので消え去ると宣言してきました。
ここでは、6.5でジア・ルーベの体を乗っ取って平然としていたゲノス意識の態度との対比が描かれていま~す。
レクタリス意識が消えたユーライザからは、自分の前世がレクタリスだと気づいたという記憶まで消えてしまいました。
残ったのは神剣レクタリスのレプリカのみでした。