1.クエスト内容
ドゥラ院長等によると、調査隊がウォルド地方に行こうとすると謎の声に語りかけられるという異常事態が発生しているようでした。それを解決しようというのが、このクエスト「うしろの正面……?」で~す。
調査の結果、謎の声の正体は7.0で倒した鳥籠の番人*1でした。
番人によると、かつてゼネシアは自分一人で主神になれることを証明するため、ジア・クトの分隊を呼び寄せて倒したのだそうで~す。そしてそれがきっかけで本隊も来てしまったのが、ゼニアスが滅んだ原因のようでした。
このためルティアナの子孫の「誓約の子」が帰還するまで鳥籠から出られないように定められていたのだそうで~す。
番人一人の発言では、にわかには信じられない内容で~す。
でもゼニートの守護天使のリムネルが、消滅寸前に過去の記憶を見せてくれたところ、過去の戦いの時点でゼネシアが悪であることについては、グランゼニスとマギエルとの間で見解が一致していたようでした。
回想場面のグランゼニスは自らを封印する直前に「娘ゼネシアは すでに罰した。 二度と 悪さは できぬだろう」と語っていました。グランゼニスから記憶を与えられたマギダスは「かの女神は とうに 息絶えたのか……!」と語り、更には「ゼネシアは 時を超えるチカラを得た」と語りリムネルに警戒を促していました。
これらを総合するに、「ゼネシアが時渡の能力を手にし、過去の世界のある時点でグランゼニスに粛清される」までは歴史の確定事項であり、「それまでにゼネシアによる犠牲者が何名に達するか」までは不確定なので警戒するに越したことはないということになりそうで~す。
う~ん、これもひょっとすると予型構造かもしれませんね~。
昨日の記事で書いたように、アストルティアのエテーネ王国では、厳重なセキュリティのはず密室を利用して王家に対する「鳥」を利用した陰謀があったばかりで~す。星月夜の「黒幕は多分セオドルト」説が仮にハズレだったとしても、状況から見て面従腹背の有力者がいたことは間違いないで~す。
そしてゼニアスでは、「鳥」籠から放たれた後はずっと善人面をしていたゼネシアの裏の顔が明らかになってきました。
さらには、ドゥラとリムネルの話を総合すると、ゼニアスにも時の民の宇宙船が飛来し、ゼネシアはその縁で時の民の世界へと旅立った可能性が高いとのことでした。こういう点でもエテーネで起きていることとゼニアスで起きていることは共通しているようで~す。
ところでゼネシアが召喚して倒したジア・クトの分隊ってどの程度の強さだったのでしょうね? 仮にグオヌバ隊と同程度の実力だったと仮定すると、ルティアナはジア・クト分隊に対して「0勝0敗1引分」であるのに対し、ゼネシアは「1勝0敗1引分」なので、戦闘力だけはゼネシアが上ということになりそうですが。
2.かごめ歌の暗号
クエストの題名の「うしろの正面」は、「かごめ歌」の歌詞の一部で~す。
突然背後から聞こえてきた鳥籠の番人の声に驚いた調査隊の立場を表現した題名ですが、それ以外の部分でも物語に込められた内容を、暗号によって非常に深く表現していますね。
※「籠女、籠女、籠の中の鳥は、いついつ出やる?」
「鳥籠に拘禁された女神ゼネシアは、いつになったら出られる設定だったか」が語られました。
※「夜明けの晩に」
元の歌では、『天才バカボン』の歌詞同様に、時間設定の矛盾を描いて、楽しませたり、詩的な意味を込めたりしている部分で~す。
しかし本作では、鳥籠から出たゼネシアが時間を狂わす能力を会得したことを語り、本来なら存在し得ない時間に旅立ったことを予告している、と解釈できま~す。
※「鶴と亀が滑った」
長寿の象徴である二大生物が、酷い目に遭ったという内容で~す。つまりは、長生きをする神であるグランゼニス(一世)とゼネシアの二人が、悲惨な末路を迎えるということが予告されたクエストだということで~す。
※「後ろの正面だあれ?」
上述のように鳥籠の番人を示していま~す。
さらには、滑って弱った鶴か亀に、何者かが背後から追い撃ちを仕掛けることまで、予告されているのかもしれませ~ん。