ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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クエスト「聖守護者の導き」を終えました。「使い魔バジリウス」の命名に座布団一枚。あと「領空」およびラダ・ガートの活動について少し考察。

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 かなり前に「武器をかかげる」を教えてくれたギズマンから、ガートラント城地下の霊廟の様子がおかしいので調べてほしいといわれました。「聖守護者の闘戦記」に挑戦するための前座であるクエスト「聖守護者の導き」の始まりで~す。

 ちなみに、以前「六種族における墓文化の比較研究」という記事を書いたのですが、この霊廟のことをすっかり失念していました。先ほど、追記しました。

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 扉を調べると「摩天の聖廟」とかいう場所にワープしました。

 なぜ地名がわかったかというと、星月夜にはそういう能力があるのだとしか説明できませ~ん。

 「摩天」というのは「天を摩る(ほど高い)」という意味なので、扉の向こうにあったはずの地下の霊廟とは別物のようで~す。

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 眼下に雲が流れていました。やはりかなり高い場所のようですね~。

 ただし、「今いる大陸」にカーソルすら合わせられませんでした。「公海上の空中なのかな~?」と、このときは思いました。

 とにかく墓石が荒らされていたので、それをギズマンに教えに戻りました。

 すると、ギズマンは何かに気づいたようで、ランドンフットにある書庫でガートラントの建国史を調べてくるよう要求してきました。

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 ここでは、ラダ・ガートを支えた騎士がいて、神からもらった槍で活躍をして聖守護者と呼ばれ、死後はその槍がランドンの聖廟に納められ護国の要となったという情報を得ました。

 するとあの摩天の聖廟は、公海上の空中ではなく、ランドンの頂上付近にあったわけですか。

 「今いる大陸」にカーソルすら合わせられなかったのは、この世界では「領空」という概念に属する空間が非常に狭いからなのかもしれませんね。なにせ、本来は空中大陸ナドラガンドが存在していた世界なので、「領空」を相当高い所まで認めてしまうわけにはいかなかったのでしょう。

 それにしても、はるか遠くのガートラントの護国の役には立っても、すぐそばにいた邪神の眷属やネルゲルの活動は黙認とは、随分と加護の内容が限定的な神槍ですね~。

 この情報を持ち帰ると、その槍らしきものを持った魔物が狩人のほら穴に入っていったらしいので追いかけるよういわれました。

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 敵はどうやらこの奥の「狩人の休憩所」にいるようでした。

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 聖守護者の槍を盗んだ犯人はこの「使い魔バジリウス」でした。

 悪魔系であることを考慮すると、直接の元ネタは『ドラゴンクエストII』でも活用された「バシリスク」でしょう。

 しかしながらその発音は、バシリスクのさらに語源である古典ギリシア語の"βασιλεύς"(バシレウス)に近づいていま~す。"βασιλεύς"とは「王」とか「長」とかを意味する単語であり、「使い魔」のイメージには原則として似合いませ~ん。

 では下手な命名だったかというと、そんなことはありませ~ん。戦ってみると"βασιλεύς"のイメージにふさわしいレベルの強敵でした。そしてこんな名実ともに強いモンスターが「使い魔」にすぎないことから、これから始まる戦いが非常に困難なものだということが予想されました。

 『ガンハザード』というゲームで、苦労してタンガニー共和国のバルミング将軍を倒して敵組織について吐かせようとしたところ、彼が一国の元首でありながら下級メンバーにすぎないと判明して、主人公が愕然とする場面がありました。

 「使い魔バジリウス」の名と強さと設定は、"βασιλεύς"という単語を知る者にとっては、このバルミング将軍撃破時の場面と似たような効用があったかと思いま~す。

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 倒すと「ガラテアの神槍」を落としていきましたが、「もう遅い ガートラントの 護りのチカラは 失われた」といわれ、バジリウスの同胞が復活してしまいました。

 このセリフから考えるに、バジリウスはこの場所で神槍の力を失わせる儀式をしていたんでしょうね~。

 「ガラテア」はおそらく古典ギリシア語の女性の人名である"Γαλάτεια"(ガラテイア)からきているのでしょう。公式ページ*1でガラテアらしき騎士が描かれており、髪の毛が豊かで長いので、やはりこの建国の英雄(英雌?)は女性みたいですね~。

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 装備してみました。

 そして聖廟で「武器をかかげる」をすると、「ユリエル」という天使っぽいキャラが登場しました。多分ユダヤ教キリスト教における天使"אוּרִיאֵל"(ウリエル)が元ネタですね~。

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 ユリエルさんによると、大昔に神が魔王を封じたのに、500年前にラダ・ガートが封印の地を開拓したため、古代の魔族が蘇ったのだそうで~す。そこで神はガラテアに槍を与えて事態を収拾したそうで~す。そして現代、こうして槍の力が失われたので、星月夜が力づくで古代の魔族を封印しなければならないようでした。

 ガートラントのような、オーグリードでは珍しい肥沃な平原が500年前まで偶然手つかずだったということは考えにくいので、やはり禁忌の地だということは情報として伝わっていたのだと思いま~す。なので、ラダ・ガートはその戒めを破って災いをもたらした悪い王だと見ることもできますね~。

 しかしながらこうも考えられま~す。「レイダメテスのせいでオーグリードの生産力が落ちた上に、レンダーシアからの難民がエクゼリア王国を建てて大陸内に居座ったので、オーガとしては飢え死にを回避するためには禁忌の地を開拓するしかなかったのだ」と。

 そう考えると、ラズバーンの事業は、直接の計画であるネルゲルの活用という形では失敗に終わりましたが、副産物である古代魔族の復活という形ではまだ影響を残していることになりますね~。

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 とりあえずルーラストーンも登録しておきました。

 「聖守護者の闘戦記」、じゃんじゃん誘ってね~。