ルファ神殿中央塔の最上階に行くと、ピュージュが待ち伏せていました。
ここで「ヤファギルくんには 荷が重かったかな? まあ 目覚めたばかりだったし…… あの程度だったのは 勘弁してあげてよ」といわれました。
これこそ二日前の記事で予告した、「戦禍の邪神はルティアナに封印されたのちに復活して、またすぐにガズバランに封印された」という仮説のもう一つの証拠で~す。
邪神たちに「ルティアナの封印から生還しても、しばらくは本領を発揮できない」という設定があると考えれば、一度目のガズバランとの戦いでは引き分けが続き、二度目の戦いではあっけなく封印されたというのも、実に自然で~す。
そこへピュージュとは因縁があるというマリーンが駆けつけ、ラーの鏡でピュージュの正体を暴きました。ピュージュは「嘲弄の邪神」としての姿を現しました。
マリーンによると一度はこの形状にしないと倒せないそうですが、ピュージュによるとこの形状になると強いのだそうで~す。
「コンティニューできない代償として、チート能力」というカンジでしょうか。不死身の魔軍司令ハドラーが不死身ではない超魔生物ハドラーになったのと、やや似ていますね。
よってこの戦いは、互いにとって危険な賭けということになりま~す。
500年前に「女神の祠・花」の封印を抜け出した邪神とは、彼だったとのことでした。
呪われし大地では「ピュージュ ご苦労だったね 僕が眠っている間…… ずっと 僕のために 働いててくれたんだろ?」とかジャゴヌバに思い込まれていましたが、その実、ジャゴヌバの想定の百分の一ぐらいの期間しか働いていなかったようですね~。
そしてこれでピュージュが対ピナヘト用の邪神であった可能性が飛躍的に高まりました。四年以上前に書いた過去記事「「ラズバーン」・「ゼルドラド」の名前から考えた彼らの目標。および、さらにそこから大胆に考えた賢者マリーンと旅芸人ピュージュの目標」、ピュージュに関しては大当たりだったかも?
ピュージュは戦闘で倒すとまた分身して逃げ出そうとしましたが、マリーンに弱点を攻撃されて宝石に閉じ込められた挙句にその宝石ごと食べられてしまいました。
マリーンも力を使い果たして座り込んでしまいました。
とはいえ、これでピュージュ問題が完全解決したわけではないでしょうね。サブストーリー「吼えろ トビアス!」第3話「竜神の遺産」の最後にピュージュが出てきますが*1、プレイヤーによってはこれを5.4メインストーリーの後回しにできるわけですから。
儀式の最中のイルーシャとナラジアは、光に包まれていて上手に撮影できませ~ん。
そこで役立つのがシルエットフィルターで~す。
二人とも覚醒したら自分のほうが勝つと決め込んでいるらしく、儀式を着々と進めました。
ジャゴヌバが自信満々なのは常識で理解できま~す。かつては七柱の子が一方的に全滅させられたのちにルティアナと引き分けたのですから、ダビヤガを回収できた上にルティアナの子たちが消えた現在では、ジャゴヌバのほうが優勢でしょうね。
他方、ルティアナの側で前回の戦いよりも有利な側面があるとするならば、魔界の知的生物たちが大魔王によって束ねられてルティアナ派に復帰していることと、あののちに異世界から来たキュレクスのチカラがルティアナ派側にあるということの、二点ぐらいでしょうね。むむむ、どちらの点でも星月夜が強く期待されているということになりますね。
ルティアナは復活して、カルサドラとシエラで目覚めた二柱の邪神を瞬殺し、さらには復活したジャゴヌバにも優勢に戦いを進めました。
でもジャゴヌバがルティアナに討たれたばかりの二邪神を食べて自己強化をすると、形勢は逆転し、ルティアナは光の河に戻ってしまいました。
そしてジャゴヌバは破壊活動をせずにどこかへ去っていきました。
え、これが「神の覚醒」ですか?
ジャゴヌバはルティアナに一応辛勝しましたが、覚醒さえすれば一つの世界を一瞬で破壊できるシドーと比べると、実に弱弱しい破壊神で~す。
六聖陣も三魔王もルシェンダもまるでこの世の終わりかのような雰囲気を出していましたが、もっと手強い連中と戦い続けてきた星月夜から見れば、まだまだこんなのは危機とは呼べませ~ん。
ためしに1000年後のアルウェーンに行きましたが、やはりアストルティアは健在のままでした。
ジャゴヌバが勝利するなり相打ちするなりしてアストルティアを滅ぼせる確率は、50%未満ということになりま~す。さらにそこに「滅ぼせないまでも衰退には追い込んで、1000年後にはまだ宇宙に進出できない程度まで文明を衰退させる」という惜敗ルートの可能性を加えてすら、まだまだ50%に達しないので~す。
キュロノスどころかバイロゴーグ以下ですよ、こいつ。
とりあえず大魔王城でユシュカと会話をすると5.4メインストーリークリアの扱いとなり、「女神の守護者」の称号を得ました。
クリア後にフィネトカで魔封剣姫に話しかけると、戦禍のタネを集めていたピュージュの真の目的が、盾島の門を開いて魔界とアストルティアの間の戦争を起こし、そのチカラで戦禍の邪神を目覚めさせることであったと教わりました。
「ピュージュ ご苦労だったね 僕が眠っている間…… ずっと 僕のために 働いててくれたんだろ?」のセリフがますますむなしく感じられま~す。
一時的に部屋から消えていたイルーシャのスケッチブックは、クリア後にまた読めるようになりました。
5.4時代もせっせと描きためていたようでした。
最後に、イルーシャが今後復活するのかどうかを推測してみま~す。
手がかりとして使うのは「予型論」で~す。
今までも何度も指摘してきたとおり*2*3*4、『ドラゴンクエストX』では類似する内容の物語がかなり近い時期に別個に配信される傾向があり、星月夜はこれをキリスト教の教義になぞらえて「予型論」と呼んでいま~す。
では「イルーシャの今までの話と類似していて、かつ少しだけ先を行っているがゆえに、予型論として使える話」は何なのかというと、クマリスの話で~す。
イルーシャの立場はクマリスの立場と非常によく似ていま~す。類似点を列挙してみましょう。
※記憶のほぼない少女として登場した。
※世界を護ることに多少のためらいがあったものの、結局護ることにした。
※瓜二つのライバルがいる。
※ライバルとの闘争を通じて覚醒し、別の姿となる。
※敵が復活させようとしているのは破壊神である。
※その破壊神の有力な部下も悪の神々である。
そういうわけで、破界篇の終盤のクマリスとよく似た行動をイルーシャもする可能性が高いと考え、これを元に今後の予想をしてみました。
※ルティアナが自滅的な特攻を仕掛けて世界を救い、みんなが悲しむものの、やがてイルーシャの状態で帰ってくる。
※帰ってきたイルーシャは、スケッチブックを充実させるために観光に励む。