ドクター・ムーから、ジャゴヌバ討滅を記念してカーロウに褒美を与えるというクエスト「大魔王の贈り物」を依頼されました。伝統の儀式を守るための形式上のものなので、褒美はムーたちが用意したようで~す。
おかげで今まで城主の身でありながら入れなかった倉庫への扉が開きました。
隠し通路には、倉庫だけでなく、魔仙卿のカギで入れる別の部屋もありました。
5.5後期の宝箱をコンプリート!
これがカーロウに与える「不死の侍従服」が入っていた箱で~す。
しかし城に運ばれるまでの間に盗賊団の襲撃を受け、服は盗まれてしまいました。
盗賊団から取り返した侍従服は破れてしまっていたので、ムーの私物であった「不死の包帯」を使って衣装係ショーナになおしてもらうことになりました。
ショーナは助言をしてくれましたが、実際に作りなおしたのは大魔王で~す。これにより不死の侍従服はその上位版である「不朽の侍従服」に生まれ変わりました。我ながら、さすがは元さいほう職人レベル54で~す*1。
これをカーロウに渡そうとすると、最初は「洗濯物なら西翼へ」という意味のことを言われました。「この世界にも服を洗う必要性や文化がある」ということは以前から「ものほしざお」の存在で示唆されていましたが、「絵としては省略されていても大魔王城の西翼には洗濯要員なり洗濯機なりがある」という設定の開示はこれが初めてで~す。
さらにカーロウからはネロドスと星月夜の両方の魔力を感じるといわれました。
不死の侍従服を作ったのはネロドスで、彼こそがカーロウの「最初の主」であったのだそうで~す。そして「代々」の大魔王に仕えて「そのたび」先立たれてきたという思い出話をされました。
ネロドスとマデサゴーラの僅か二代をもって「代々」だの「そのたび」だのと表現するのは不自然なので、この二人の間にも何人か大魔王がいたと考えるのが自然で~す。
この解釈に対しては、5.0の月明かりの家で仕入れた「ネロドス没後の内乱を収めたのがマデサゴーラ」という設定*2との整合が問題となりそうだと思われたかたもいらっしゃるかもしれませ~ん。
しかし過去記事「クエスト「新たな武器をこの手に」 マデサゴーラの即位年・『魔界紳士録』・天馬のカメ化の考察が進みました」の第3章でも指摘したように、5.2以後はマデサゴーラですら即位から「幾年月」は魔界の内乱を鎮静化できなかったというのが公式設定なのですから、在位期間全部が戦国時代のまま終わった弱小大魔王が何名かいても特に矛盾ではありませ~ん。
もちろんレブロの「ついに 大魔王の座に就く者が 現れたのだな」という発言にも一定の敬意が必要なので、「ネクロデアが滅んだ200年前には、丸々800年間とは限らないにせよ、それなりに長期の空位時代が続いていた」という解釈は維持しま~す。
そういうわけで、前掲記事第4章の「大魔王城の『魔界紳士録』はどんなに新しくてもせいぜいネロドス即位記念号」という解釈のほうを訂正いたしま~す。これにより「ゼルドラドとゾブリスは1000年前も名士だったに決まっている」という解釈も捨てることになりました。
これでムーに話しかけるとクリアになりますが、終了後にムーに話しかけると、また新情報を聞けま~す。
ムーは生まれつき他人の病気や傷を吸収する能力があったので医者になったそうで~す。おそらく「はくあい」スキルの「HPパサー」のようなものなのでしょう。
ある日カーロウからネロドスに仕えて不死のチカラを授かればいいと誘われたものの、患者の苦しみを理解するためにそれを断ったのだそうで~す。そのときにネロドスがその決断を面白がって代わりに与えたのが不死の包帯なのだそうで~す。
包帯の残りは僅かであるものの、新大魔王のおかげで当分は平和が続きそうなので、ムーの余命もそこそこ長引きそうだという話でした。
(12月10日追記)
『アストルティア秘聞録』の23ページにより、マデサゴーラの即位年は400年前が公式設定となりました。
レブロは歴史の証言者なんかではなく、ただの頑固者だったようで~す。