ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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クエスト「勇者の歴史書」。歴史が変わるタイミングがおかしいのが大問題。

1.クエスト内容

 アルヴァンの資料をまとめている天使のローネニウスに、参考資料になるはずの初代勇者と先々代勇者の資料を1000年間借りっぱなしにして下界に行っている天使がいるからと、それらを取り戻すよう依頼されました。クエスト「勇者の歴史書」で~す。

 彼のいう「初代勇者」はアシュレイであり、「先々代勇者」はアジールでした。

 アストルティアについてお見通しの天使がアジールを「先々代」と認定したということは、この3500年間の勇者はアストルティアでも知られているアジール・アルヴァン・アンルシアの三人だけだった可能性が非常に高くなりました。

 一方でアシュレイからアジールまでの間に他に知られざる勇者がいた可能性はまだある程度は残っていま~す。

 借り手のヒースフィムに会ってみると、アシュレイの書とアジールの書は1000年前に燃やしてしまったとのことでした。これは時渡りで解決するしかありませんね~。

 1000年前のヒースフィムに会うと、アジールの書はアルヴァンに又貸ししたままになっているそうでした。アルヴァンはアジールの書を読んでから危うい行動が増えたということで、これがこの時点から見ての近未来における焚書の動機のようでもありました。そしてアルヴァンの私室からアジールの書を星月夜が持ち帰れば、アシュレイの書は返してくれるという話になりました。

 しかしアルヴァンの私室に行ってみると、アジールの書の実物は無く、覚醒前の日記にその内容の一部がメモされているだけでした。

 メモによると、アジールの書にはアジールがヴァルザードと相打ちになったことが正確に書かれていて、グランゼドーラ王国を建てたのは王家の墓の「亡国の記憶」の力を借りたメルザインだったとのことでした。

 当時のアルヴァンはその真偽を確かめるため、アジールの書を持ったまま亡国の記憶に会いに行ったようでした。ならばアジールの書もまだ現地にあるかもしれませんね。

 古王家の墓では情報提供を賭けて亡国の記憶に勝負を挑まれました。

 亡国の記憶の正体はアジールの霊でした。

 ありがたいことにHPを75%減らしただけで星月夜の勝ちの扱いにしてくれました。

 アジールによると、アルヴァンはアジールの子孫でないと知ったとたんに逆に吹っ切れて覚醒したのだとか。そしてメルザインというのはアジールの従弟であり、ゼーナピア死後の混乱を収束させてヴァルザードの残党を滅ぼした英雄のようでした。

 アジールの書はアジール本人が又又借りしていたらしく、ここで返してもらえました。ついでにこの書こそがアルヴァンの覚醒の切っ掛けなので、ヒースフィム宛てに気に病まないようとの伝言も頼まれました。

 それを聞いたヒースフィムは、アシュレイの書を返してくれただけでなく、自分が書いた「アルヴァンの書」もくれました。そして天星郷のアルヴァンへの不当な評価に反論をするという決意も見せてくれました。

 この三冊を持ち帰るとローネニウスはアルヴァンの像などの報酬をくれました。三冊は資料室の本棚に置かれ、いつでも読めるようになりました。

2.最大の問題点は『星導秘録』のフラグ管理

 このクエストをクリアすると、1000年前のヒースフィムの行動が変わったことで歴史も変わったようで、天務室の本棚にあるアルヴァンに関する『星導秘録』の内容も変わりました。

 変更前はアルヴァンを英雄としないという決定があったことになっていましたが、変更後は英雄とするという決定までの時間が長すぎて魂の回収に失敗したという内容になっていました。

 しかしこの歴史変化のタイミングは、1000年前のヒースフィムが事情を知ってアルヴァンの弁護をする決意をした直後ではなく、現代でローネニウスに三冊の本を渡してこのクエストをクリアした直後でした。

 だから歴史を変えて現代に戻ってきても、クエストクリア前に天務室の『星導秘録』を読むと、やはりアルヴァンは英雄失格の扱いとなっていま~す。

 フラグの立て方が雑すぎで~す。大いに批判したいで~す。

 プレイヤーとしては、「主人公は現代に戻ったあとも歴史の改変に躊躇し、1000年前に舞い戻って「あれは嘘でした」と語りながら三冊の本をヒースフィム突き返すという選択を、最後まで視野にいれていた」とでも脳内補完するしかないで~す。

3.ヒースフィムの配置場所は賞賛

 本稿で紹介したヒースフィムは、6.5後期配信開始と同時に現代の真のココラタの浜辺と1000年前の樹天の里に同時に立ち始めました。だからこのクエストを受注しなくても会いにいけま~す。

 「新規プレイヤーに対して、この配置は最良だ!」という感想を持ちました。

 樹天の里の長であるキャプテン・シュトルケには「破邪舟師であり、1000年間地中に埋めると完成するミレニアム漬けを漬ける人」という設定があり*1、クエスト「時の車掌と滅びの運命」*2では「破邪舟師は仲の良いエテーネ人と組むと副作用無しで時渡りができる」という設定が明かされるので、「ひょっとすると彼はシュトルケとコンビでミレニアム漬けを作るエテーネ人なのかもしれない」という想像を新規プレイヤーにさせることができま~す。

 逆にもしも1000年前のヒースフィムが樹天の里以外の場所に立っていたら、既存の類似キャラであるモルフェスのイメージの強さもあって、「単に長生きなだけでは?」という正解に直接たどりついてしまう新規プレイヤーが続出してしまうと思いました。

4.ヒースフィムに関する依頼

 なおクエスト挑戦前に1000年前のヒースフィムに話しかけると、「アルヴァン…… なぜ あんなことを……」とだけ呟いていました。4.1メインストーリーでアルヴァンが特攻をしかける前に話しかけるとどういう反応があるのか、知りたく思いました。

 どなたか教えてほしいで~す。

 ついでに運営には、アスフェルド学園みたいに、外の世界もレベルを維持したまま最初からストーリーをやりなおせるようにしてほしいで~す。