神の器たちを救出すると、突然ナドラガ教団大神殿の結界が消滅したとの情報がもたらされました。明らかに罠ですね。
エステラさんは一人で乗り込むとかいっていましたが、星月夜は他にすることもないので一緒に罠に飛び込みました。
大神殿の中では、ナダイア派の強引な手法に穏健派が不満を持っている様子でした。
ただし、オルストフもナダイアも留守のようで、トビアスさんが繰り上げ式に仮に大神殿を管理していました。
そしてこのトビアスさんも迷った末に、ナダイアこそ邪悪なる意志だという我々の主張におおむね同意してくれました。そしてナダイアがオルストフを強引に連れ去った秘密の地下通路への入り口を教えてくれました。
ただし、この展開も全部ナダイアの計算通りの罠である可能性が高いですね。アクラガレナの一件でナダイアに疑念を持ったに違いない人物を大神殿の仮の責任者に任命するなど、罠でなかったらよほどの不手際で~す。仮にトビアスさんが教団序列第三位だったとしても、負傷中の身なのであれやこれやと理由をつけて別の神官を責任者に任命するのはそう難しいことではないはずで~す。
とはいえ、罠とわかっていても正面突破作戦しかしないのが星月夜で~す。
大神殿の地下は牢獄となっていました。ここに教団に逆らった人物が閉じ込められていて拷問を受けていたようで~す。そしてアンテロはここの秘密の看守だったようで~す。
一見壮麗な聖地の地下に地獄があるというのは、『ドラゴンクエストVIII』へのセルフオマージュなのでしょうが、それ以上に『バイオハザード』シリーズとの類似点が目につきました。
地下ではゾンビがうろついていました。
そして赤いバルブハンドルを回すことで、道が開ける仕組みになっていました。『バイオハザード2』みたいですね。
マンホールを外すと溶岩に敵を落とせる仕組みまでありました。ここにエルヒガンテトロルを誘い込むんですね、わかります。
溶岩のせいで普段は通過できない場所も、からくり仕掛けの橋を利用して渡れました。この向こうに、獅子のオブジェを守る三体のドラゴンがいたら面白そうですね。
冗談でそういっていたら、本当に三体のドラゴンが待ち構えていました。竜化したナダイア・ドマノ・ロマニで~す。
この三人とアンテロの生い立ちは、地下にあった文書やまめちしきによると、相当過酷だったようで~す。過激派になるのもうなづけました。
エステラさんも戦いに加わってくれたのは嬉しいのですが、なぜか竜化してくれませんでした。
ナダイアは邪悪なる意志としてムービーで活躍していたころは強かったのですが、この戦闘ではかなり弱かったで~す。
ムービーではやたら強い敵が戦闘では弱くなるというのも、あのゲームに似ていますね。
ムストの町でも『バイオハザード』との類似点を随分感じましたが*1、教団地下では一層それを感じました。3.5は前期も後期もバイオですね。
冗談はさておき、ティトス戦直後のムービーと比較してナダイアが極端に弱いことを説明する合理的な理由を真面目に考えてみました。
おそらく一番まともな説明は、「パチャティカのいう「鍛え直し」で得られたものが、単なる経験値や特訓ポイントだけではなかった」というものでしょう。
あの戦闘は、邪悪なる意志のカラミティウォールみたいな技に手も足も出なかったのを見ていた神獣パチャティカが、わざわざやってくれた鍛え直しで~す*2。単に経験値や特訓ポイントが足りないと思われたのであれば、「メカバーンをあとX体倒して体を鍛えてこい」みたいなお使いクエストでもよかったことになりますから、やはりあの戦闘では経験値や特訓ポイントだけではなく、邪悪なる意志の様々な特技に耐えるための神獣の加護も得られたのでしょう。
そしてナダイアはその加護に気づいたので、仕方なく不得意な肉弾戦闘を選び、それでも何とか勝つためにドマノ・ロマニの手を借りたのだと思いま~す。
さて、この程度の実力の連中が待ち伏せをするというのでは罠として成立しないと思ったのですが、やっぱり次の罠がありました。
ナダイアに捕らえられていた、オルストフ・アンルシア様・兄者を助けたところ、突然オルストフの背中から長い尻尾が伸びて、それで星月夜を攻撃してきました。
無力化したように見えていた教団代表がいきなり尻尾で攻撃してくるというのも、『バイオハザード4』の"The another order"みたいですね~。
これで星月夜は死亡。エステラさんは気絶の上、拉致されました。アンルシア様と兄は放置された後、クロウズに助けられたようで~す。
アンルシア様はナドラガ神を復活させるのに必要なグランゼニス神の器なので、オルストフがここで殺さずに放置したのはある程度理由がわかりますが、この時点で殺そうと思えば殺せたはずの兄を殺さなかった理由は不明で~す。
この、兄を殺さず、これ以上は人質にもせず、無事に解放した姿勢は不自然だったので、これもまた恒例の罠かとこの時点では思いました。