0.はじめに
本日はエテーネの村の猫たちの「ネコ種」名を研究し、さらにそこから判明したことなどを語りま~す。
1.命名法則総論
エテーネの村の猫たちの「ネコ種」名は、前半部分と後半部分に分けることができま~す。
そして前半部分は基本的に地名と関係し、後半部分は容姿と関係していま~す。
2.前半部分
※アラハ 5種
意味は「アラハギーロ地方産」でしょうね。後半は「ニアン」としか接続しませ~ん。
※エピステ 6種
「エピステーサ丘陵産」でしょうね。
※エルトナ 16種(ガニャポンでは18種)
「エルトナ大陸産」でしょうね。
※オグリド 11種(ガニャポンでは12種)
「オーグリード大陸産」ですね。
※ジャイラ 5種
「ジャイラ密林産」ですね。
※プクレ 16種
「プクレット地方産」ですね。
※ランドン 6種
「ランドン山脈産」ですね。
※ルティアン 12種
「アストルティア産」の意味なんでしょうね~。地域名として大雑把すぎですね~。これについては考察が必要で~す。
3.後半部分
※オッド 6種
「目」がオッドアイだと、他の容姿に優先してこの名前が与えられます。体型では、エピスオッドはエピステルシャ、ジャイラオッドはジャイラム、プクレオッドはプクレフォールド、ランドンオッドはランドンクーン、ルティアンオッドはルティアンショートで~す。
※クーン 5種
地球のメインクーンを参考にしたと思われま~す。意味は「アライグマ似」。前半は必ず「ランドン」で~す。
※ショート 12種(ガニャポンでは13種)
「短い毛」という意味で~す。
※チャビィ 20種
ガニャポンでの通称に「太」が入っていることと、必要十分条件の関係にありま~す。もちろん「太め」という意味で~す。プクレチャビィは太いだけでなく折れ耳ですが、フォールドよりもチャビィであることが重視されていま~す。「オッド」とどちらが優先されるのかは、オッドかつチャビィな品種がいないので不明で~す。
※ニアン 5種
地球の「アビシニアン」に似た容姿で~す。前半は必ず「アラハ」で~す。
※フォールド 9種
「折れ耳」という意味で~す。
※ボブテイル 10種(ガニャポンでは12種)
「短い尾」という意味で~す。
※ム 4種
地球の「シャム猫」に似た容姿で~す。前半は必ず「ジャイラ」で~す。
※ルシャ 6種
地球の「ペルシャ猫」に似た容姿で~す。前半は必ず「エピステ」で~す。
4.「イエネコを可愛がる風習は魔界から来た」仮説
「アストルティア産」を意味する「ルティアン」という名のついた品種があるということは、イエネコに品種名をつけて分類して可愛がる風習は、おそらく魔界から来たのでしょう。
ダークペルシャには「もともと魔界の貴族に 飼われていたペットだった」設定がありますし、マデサゴーラも猫の絵を描いてましたし*1、ユシュカも猫好き設定があるので*2、魔界では猫の飼育が盛んなのでしょう。
そしてその当時はアストルティアには「ルティアン」系統の猫しかいなかったのでしょうね。
このルティアン系統の猫たちは体毛も単色ばかりであり、いかにも御先祖様という雰囲気で~す。これも上記の仮説の根拠の一つで~す。
その後、各地で品種改良が行われていったのだと思われま~す。
5.ウェナ産とドワチャッカ産のネコがいない。
ウェナ諸島の地名のついた品種がいませんね。
ただし猫系のモンスターはウェナに大勢いるので、環境が悪かったわけではないでしょう。
ウェディが猫嫌いなでほとんど誰からも育ててもらえず、しかもウェディとの戦いの得意な猫魔族がウェナに集まったため野良猫のための食料も残らなかったという二大理由が、真相だと星月夜は考えていま~す。
なおドワチャッカ産のネコがいない理由は不明で~す。誰か考えて~。
エテーネの猫たちはこのように「ネコ種」の名前に合わせて容姿がしっかり分かれていました。
でも敵モンスターには、ベンガル猫っぽくもなければアライグマっぽくもないベンガルクーンとか、ペルシャ猫っぽくないダークペルシャとかいますよね。ジャガーっぽくないジャガーメイジと、毛色や服色が違うだけの。
本当はベンガル猫っぽかったりペルシャ猫っぽかったりする姿が絵として簡略化された結果似てしまっただけなのか、それとも多様な姿だった猫たちが魔瘴でモンスター化した結果似てしまったのか?
また名前も、「翻訳」の結果として地球の猫の名前になったのか、カンダタのような異世界旅行が可能な人物が『III』の地球のペルシア地域やベンガル地域から持ち込んだ外来種なのか?
とりあえず問題提起だけしておくので、皆様の諸説をお待ちしておりま~す。