「ドラゴンクエストX 冬物語」のアストルティア拾遺譚の感想や重要設定のメモを書いておきま~す。
1.遠い約束
「遠い約束」はツスクルの村の外伝シリーズのタイトルとしても使われた題名で~す。被ってしまったのは大問題で~す。これはいきなりの大減点で~す。
時系列は、フォステイルが神化する少し前でリナーシェが地上にいるという設定から、クエスト「歌姫の贈り物」*1の時期と特定できま~す。
大富豪で敗けたアシュレイが罰ゲームとして過去の話を語り始めました。
修業時代のアシュレイ・レオーネ兄弟がいくら鍛えても勇者として「覚醒」しないのは窮地に陥った経験がないからであると、ガーニハンは考えたようで~す。そこで後の魔女の森である「あやかしの森」に住む「地獄のカサ」の討伐を二人に命じたのだそうで~す。
地獄のカサはマタンゴと同じ外見でしたが、全力で同士討ちをさせるような異常状態にするガスを吐いてきました。
この異常状態にアシュレイだけがなったことで、結果的に二人とも窮地に陥り、勇者として覚醒したようでした。
2.エルドナ日記
成人版エルドナが、日記をつけていた少女時代を回顧するという話でした。
クエスト「大空の向こう側で」*2で少し話題に出ていた、ピアラトの子でエルドナの混沌の調査の最初の犠牲者が登場していました。
名はサニエルと判明し、彼が死ぬ経緯も判明しました。
このサニエルの死が邪精霊マガツカゼを作り出し、そのマガツカゼが最終的には世界樹と若葉の精霊の原型にもなったわけですから、サニエルは非常に重要な立場の天使で~す。
ここで思い出したのが、レシピ「魂を刈り取る天使」で「サリエルの大鎌」を作れるようになるということで~す。サニエルの設定を考えるに、この「サリエル」とは実はサニエルのことなのかもしれませ~ん。
またサニエルの死からソハエル・ガルガリムの死までに、他に少なくとも九人の天使が死んでいたことも判明しました。
なおこのエルドナ日記の実物は、神都を襲った大災害のせいで失われてしまったそうで~す。この大災害というのは、ほぼ確実にクエスト「死へと導く獣の伝承」*3で語られたあの二匹の暴走だと思いま~す。
3.天に煌く星のごとく
6.5メインストーリーの副題が「天に煌めく星のごとく」であり、その後日談となるこの話の題名が「天に煌く星のごとく」でした。
「同じ題名にしようとしたのに、送り仮名の規則を不用意に本編と変えてしまったせいで、発音しか同じにならなかった」のかもしれませんし、「違う題名にしようとしたのに、送り仮名の規則を不用意に本編と変えてしまったせいで、発音だと同じであることに気づかなかった」のかもしれませ~ん。どちらにせよ、前述の「遠い約束」以上に減点をしたくなりました。
戦いで消えていった英雄たちが「星」になるというのが、単なる伝説ではないという設定が明かされました。パニガルムで発見されクリュトスが改造した「星のスティック」を的確に使うと、星空に残存している彼らの人格と意思疎通ができるようでした。
交信できた英雄たちの残存人格の中には改心したレオーネもいました。
なお本編では消えたのかどうかが曖昧だったフォステイルですが、消えずに生き延びたことが公式設定になったようでした。
総合
今回は星月夜が感じた問題点の上位二つが、全部で三つしかない章の題名に集中していました。
ゆーえーにー、章題を決めるスタッフや経緯に何らかの深刻な問題が生じている可能性が高いと感じました。