ほしづくよのドラゴンクエストX日記

ドラゴンクエストXの世界で体験したことを綴っていきま~す。画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんに著作権があるので転載しないで下さ~い。

パイクのビッグサイズを釣りました。ビッグサイズは3.5前期のものまで集めたことになりま~す。

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 パイクのビッグサイズを釣りました。

 ビッグサイズは3.4時代に一度はコンプリートしたのですが*1、3.5前期登場のこのパイクが釣れずに、長期にわたって雌伏の時期が続きました。

 そうこうするうちに3.5後期の魚が発表され、その中のシルバーアロワナについてはまだノーマルサイズにとどまっている状態で~す*2

 これでようやく、3.5前期までビッグサイズをそろえられました。あとは4.0が始まるまでにシルバーアロワナのビッグサイズを釣り、ふたたびビッグサイズのコンプリートを目指したいで~す。

 現在のサイズ別の経験の内訳は、ノーマルが90品種、ビッグが89品種、キングが82品種で~す。

ようやくメガロドンのキングサイズを釣りました。

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 3.4時代の最強の魚であるメガロドンのキングサイズを、ようやく釣りました~。

 3.5時代の今でも、プラテカルプスに対して経験値で負けていてもコインでは勝っているという、最強クラスの魚で~す。

 同時代の最強の魚のキングに関しては、3.1時代にリュウグウノツカイのキングを釣った*1のを最後に、3.2時代でエラスモサウルスが登場するとそのキングを釣れないまま3.3時代に突入し、3.3時代のリードシクティスのキングにいたってはいまだに釣れていないという体たらくで~す。

 このメガロドンのキングで、ようやく一矢報いることができた気分で~す。

 キングサイズに関しては、次はメガロドンに対して経験値では勝っているプラテカルプスのキングを釣り、完全な最強状態に復帰するのが目標で~す。

秋のマジカル★カーニバル 話題もりだくさん

 旧暦の日付に思い入れの強い頑固な老人たちが旧正月を祝っていた明治時代、そういうものにとらわれない開明的な若者たちは、太陽暦の正月を祝って対抗しました。

 やがて新暦の正月にすらこだわらない開明的な若者が現れ、正月にこだわりを持つ老人達と激しい戦いを繰り広げました。ただし彼らはクリスマスには恋人と過ごさなければならないという強い強迫観念を持ちました。

 やがて彼らも老い、クリスマスにこだわらない世代に馬鹿にされるようになりました。彼らを馬鹿にする開明的な世代は、ハロウィンの日に騒ぐのが趣味らしいで~す。

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 ちなみに星月夜は全部ほどほどに楽しんでま~す。今年もアストルティアのハロウィンに足を運びました。

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 「トリック・オア・トリート」とさけぶと、「ギュッとおばけ」がもらえました。

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 スウィーツランドにいくためにフェアリー衣装を着たら、傘がかならずシルフウィング・白の見た目になる仕様だったせいで、おばけは消えてしまいました。

 この「シルフウィング・白」には見た目だけの効果しかないので、ハイジャンプはできませ~ん。ただし、実際に装備している傘をハイジャンプができるものにすれば、ちゃんとその効果でハイジャンプができました。

 「今年は第四勢力が登場するかも」という去年の星月夜の予測*1は外れ、スッパ党すらいない状態で、平和的なカーニバルが行われていました。ただしNPCの中には、ショッパ党の襲来を怖れていたキャラもいたので、来年こそそれが実現するかもしれませ~ん。

 今年のイベントは、コロシアム形式の戦いでポイントを稼ぎ、アイテムをもらうというものでした。

 星月夜は原則としてコロシアム禁止縛りをしているので、かなり自信がありませんでした。

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 しかし意外なことに、個人成績も全体の勝率も、平均をはるかに上回れました。

 100ポイントで既定の報酬はコンプリートになりました。ここから先もひたすらやりこめば多少の追加報酬があるようでしたが、ここで引退しました。

 単に通常のコロシアムにいかないだけでなく、イベントやクエストで特殊なコロシアムを利用せざるを得ないときも、必要最小限にしておくというのが、星月夜のモットーで~す。

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 マギダスさんが無料キャンペーンをしてくれたので、プクリポになりました。

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 よろず屋で売っている、甘みのモトと辛みのモトは、今年は何の用途もなさそうに思えましたが、意外な効果がありました。

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 マー坊に辛みのモトをあげると…

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 カプサイ神になりました。逆もしかりでした。

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 おしまい。

なぜクロウズたちが領界をつながずにナドラガンドを自由に移動できたのかを考えました。

 アグニースを倒して炎の領界と氷の領界をつないだとき、山の上からその様子を伺っている兄とクロウズの存在に気づきました*1

 彼らも炎の領界にいたのかと、このときは思ったのですが、あとから彼らの本拠地が嵐の領界だと判明しました*2

 なぜクロウズたちは領界をつながずにナドラガンドを自由に移動できたのでしょうか?

 これについては案外論じられていない気がしま~す。

 星月夜は、3rdディスクのエンディングにいたって、ようやく回答に出会えました。

 ここで、兄は本人時間で「数千年間」にわたって様々な時代を往来してきたという設定が明かされました。

 そうであるなら、分割前のナドラガンドの各地に行った経験があってもおかしくはありませ~ん。

 そしてそのころにルーラストーンを登録したり、ナドラガンド用のメガルーラストーンの開発に成功していたりしたので、分割後の現代でもそれを使って自由に移動をしているのでしょう。あるいは古代呪文ルーラすら習得していた可能性もありま~す。

 そしてクロウズは、原則としてあの銀色の箱に入れてもらい、どうぐの扱いで一緒に移動をしていたんだと思いま~す。

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『竹取物語』再読で気づいたことのメモ(ゲームとはほぼ関係なし)

 ここ数日、『竹取物語』を資料にした記事を四本書きました。昔から知っていた物語のはずですが、目を皿にようにして本文や関連文献を読みなおすと、また新たな発見がありました。

 せっかくなので、本日はゲームとはほぼ無関係に、『竹取物語』に関して新たに気づいたことなどをメモしておきま~す。

 「その件ならすでに偉い研究者が考察してるよ~」という情報もお待ちしておりま~す。

1.『公卿補任』を読んでみた。

 五人の貴公子の一人である石上麻呂足は、モデルが石上麻呂であると一般にいわれていま~す。

 ある年の十一月より前から翌年の六月以降まで、五人の貴公子はかぐや姫を恋慕しますが、地の分ではこれ以前から「中納言石上麻呂足」と書かれていま~す。

 ところが『公卿補任』の「大宝元年」(701年)を読んでみると、石上麻呂中納言に任命されたのはその年の8月19日であり、同月21日にはもう大納言に昇進していました。

 つまり足掛け三日間だけの中納言だったので~す。中納言の立場で半年以上恋慕をするのは難しそうですね~。

 では仮に、「石上麻呂足が初登場した地の文がこの三日間の時点を描いていて、彼の半年以上の恋慕の場面がその過去を描いていた」と解釈してみましょう。

 その場合でも、課題を出されたときに「石上中納言」と呼ばれ、色々試行錯誤した末に最終的に大怪我をするまで地の文で「中納言」と書かれているので、彼の物語だけがものすごく早く進行したことになってしまいま~す。

 しかも石上中納言が怪我をした時刻は、朝廷の業務が終わった深夜だったので、これが21日ということはありませ~ん。すると、「19日に中納言になった。当日中にかぐや姫から課題を出され、翌日に丸一日だけがんばって深夜に失敗者となった。その翌日、大納言になった」とするしかないですね~。

 とはいえ、救命がほぼ不可能なほどの大怪我をしたり大病を患ったりした人物に、冥途の土産として高い官位を与えるということはしばしばあったので、「当時の朝廷は中納言になったばかりの人物が謎の大怪我をしたので大納言にした」と考えれば、ある意味では整合性がとれてますね~。

 ちなみに、こうやって石上麻呂足の整合性だけを無理矢理とったとしても、大伴御行が大納言になったのはその年の1月5日であり、死んだのが同月15日なので、どちらにせよ物語の全体を史実の時間の流れに当てはめることは不可能で~す。

 なお公卿補任国立国会図書館デジタルを使えば無料で読めま~す。興味のある人のためにリンクを貼っておきますね~。このページのコマ番号12に、大宝元年の情報が載っていま~す。

2.どこから出てきた頭中将

 かぐや姫がいよいよ月に帰るという段階になって、薬の壺と和歌を形見にして、御門に届けようとしま~す。このときに運送役として姫に「呼び寄せ」られたのが頭中将(蔵人頭近衛中将)で~す。

 実際には、近衛府は八世紀後半にできた役所であり、蔵人は九世紀初頭にできた役職ですが、時代考証とかはもう無視するしかないですね~。

 この場面は竹取の翁の家とその上空での出来事のはずであり、当時そこに御門が派遣したのは近衛少将の高野大国と彼が率いた二千名の兵士だけだったはずで~す。この頭中将はどこからきたのでしょうか?

 かぐや姫が「近衛少将の如き下賤の者に大切な薬と文は預けられないので、都からせめて中将クラスの貴族を呼んで来い!」といったのでしょうか? そうだとするとこの感動の離別の場面は、数時間がかりの随分と間延びした場面になってしまいま~す。

 では、頭中将はそれまで二千名の兵士のうちの一人を演じていた元モブキャラなのでしょうか? この場合、近衛少将近衛中将を部下として扱っていたことになりま~す。大急ぎで六衛府から少しずつ兵士を集めて編成した非正規の軍隊なので、そういう混乱もあったかもしれませ~ん。でも、随分哀れな立場ですね~。

 しかし一番考えられる事態は、「急報を聞いた御門がまずは応急処置として軍隊を派遣し、その後は現地で臨機応変の振る舞いができそうな近臣を派遣したが、後者は地の文に書かれなかった」というものでしょうね。

3.武装兵が千人乗っても平気な「竹取が家」

 竹取の翁の家に派遣された二千名の兵士のうち、千名が屋根の上に配置されました。

 古代の技術で作られたのに、武装兵が千人乗っても壊れない家って、どんな家なんでしょうね~? オーパーツですよね~。

 単に大金持ちであるのみならず、こういう神秘の技術も保持していたからこそ、実際に月から迎えが来るまでは竹取の翁も多少の自信を持っていたのかもしれませんね~。

 これに対して、おもさ715のカンダタが蹴っただけですぐに屋根に大穴ができたリルグレイドのポンコツ宇宙船も、逆の意味で神秘で~す。こんな調理ギルドの屋根より脆い宇宙船では、デブリと衝突した瞬間に壊れてしまうでしょう。

 ひょっとしたら『竹取物語』を読みながら「大盗賊の伝説」の話を作った人も、この「竹取が家」の堅牢さが異常だと思って、それをヒントにカンダタが屋根を壊す場面を思いついたのかもしれませんね~。

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夕月夜「古代に書かれたとは思えないほど完璧な小説だと称えられる『竹取物語』ですが、細部には変なところもあるんですね~」

星月夜「プロットは満点なんだけどね~」

夕月夜「それにしても、最後の最後でちゃんとドラゴンクエストの内容に絡めてくるとは、さすがで~す」

星月夜「照れるなあ、もう」

「大盗賊の伝説」における『竹取物語』の影響の検証 その4

 さあいよいよ最終回で~す。

4.「月を手に入れた男」における『竹取物語』の影響の検証

4-1.優柔不断なかぐや姫と強情なカグヤ・ムーン

 『竹取物語』のかぐや姫は、月への帰還を仕方のないことだと思いつつも、天の羽衣を着るまでは地上に多少の未練もありました。

 このため、月への帰還を強引に阻止しようとした御門と、強引に月に帰還させようとした天人と、どちらに正義があったとも断じきれない内容になっていました。

 一方、カグヤ・ムーンは、絶対に月にいて月の民とともに暮らそうとする強い意志があったので、カンダタとリルグレイドではカンダタに義がありました。

 なので「月を手に入れた男」においてカンダタとリルグレイドのどちらが御門を演じていてどちらが天人の王を演じているかは、正義の観点からは簡単には決められませ~ん。

4-2.「地上」のイメージを併せ持ってしまった「月を手に入れた男」の月

 「月を手に入れた男」では敵の大艦隊が月の都の上空に集結しま~す。あたかも『竹取物語』の天人たちが竹取の翁の屋敷の上空に来た場面のようで~す。

 このとき、地面である「月」は、竹取物語の「地上」のイメージを併せ持ってしまいま~す。

 なので、「リルグレイドは強引な手段でカグヤを上空に連れて行った。だから天人を演じていた」ともいえる一方、「カンダタは強引な手段でカグヤを月に連れて行った。だから天人を演じていた」ともいえてしまうわけで~す。

4-3.事件解決後の縁からも一対一対応は難しい

 かぐや姫は最終的に地上への未練を完全に消し去って、天人と暮らすことになりま~す。なので、ズタズタになって自爆したリルグレイドが、置き去りにされて悲しい状態になった御門や竹取の翁・媼にあたるともいえま~す。

 一方でかぐや姫は不老不死の薬を御門や竹取の翁・媼に贈呈しますが、この服用は拒否されて火山の火口に捨てられてしまいました。なので不老不死を拒否したカンダタが、御門や竹取の翁・媼にあたるともいえてしまいま~す。

4-4.だからこそ、リルグレイドはジンダタのコピー

 以上の理由から、カンダタとリルグレイドのどちらが『竹取物語』の御門にあたるかを一義的に決めるかは難しいといえま~す。

 ここで活きてくるのが、カンダタの先祖のジンダタの体をモデルに設計されたというリルグレイドの設定で~す。複雑な物語を勧善懲悪的に単純化する過程において、複数のキャラクターたちの善なる部分がカンダタとなり、悪なる部分がリルグレイドになってしまったので、いっそのこと二人を外見上も似た者同士にしたのでしょう。

 数日前の記事で、「カンダタ」という名前の初出である"The Spider-web"に示された初期仏教の精神である「アートマンの否定」という理由からしか、リルグレイドのモデルはジンダタという設定の意義は説明できない、という意味のことを書きましたが、こうして『竹取物語』からもこの設定の意義を説明できてしまいました。

4-5.まとめ 「月を手に入れた男」のキャスト

かぐや姫・・・・・・カグヤ・ムーン

※竹取の翁・・・・・・カンダタ リルグレイド

※竹取の媼・・・・・・カンダタ リルグレイド

※御門・・・・・・・・カンダタ リルグレイド

※天人の王・・・・・・カンダタ リルグレイド

六衛府の兵士・・・・主人公

※天人・・・・・・・・主人公

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夕月夜「気軽に質問をしてしまったのですが、まさかここまで話が膨らむとは」

星月夜「自分でも予想外だったわ~。これからも気軽にどんどん質問してね~」

「大盗賊の伝説」における『竹取物語』の影響の検証 その3

3.「カンダタ月へ行く」における『竹取物語』の影響の検証

3-1.今回のペリポンは漢部内麻呂

 かぐや姫の要求は決して達成不可能だという通俗的なイメージがありますが、実は五人の貴公子の内の一人はほぼ課題を達成しており、ありえないほどの偶然のせいで最後の最後に失敗者となったので~す。

 その惜しい挑戦者の名前は車持皇子といいま~す。蓬莱の玉の枝を要求されていた人物で~す。

 彼は天才的な鍛冶職人を六名集め、蓬莱の玉の枝のイミテーションを作ってしまうので~す。他の偽の秘宝は見破れたかぐや姫でしたが、これだけは見破れませんでした。模造品とはいえ要求者本人も納得している以上は、これで課題の達成といえま~す。

 なぜこの人の挑戦が失敗したかというと、職人への報酬が遅かったせいで、職人たちが漢部内麻呂をリーダーとして大っぴらに報酬を要求しにきたので、計画が露見してしまったからなのでした。

 もしも車持皇子に、前回紹介した石上麻呂足のような気前のよさがあったなら、彼はかぐや姫と結婚していたことでしょう。あるいは石上麻呂足に車持皇子のような人脈があったならば、やはり成功者になっていたことでしょう。

 前回は倉津麻呂の立場で中途半端な仕事をしてカンダタに怪我をさせたペリポンでしたが、今回はしっかりカンダタを月に届け、カグヤ・ムーンに会わせました。なので今回のペリポンは漢部内麻呂の役で~す。

 エンディングで「お駄賃」をせびっていたのも、彼が漢部内麻呂を演じていることの証拠の一つで~す。

3-2.石上麻呂足と漢部内麻呂という理想のコンビの成立

 さて、漢部内麻呂役のペリポンのおかげで月に行けて、その後はちゃんとペリポンに報酬も与えたことが示唆されるカンダタですが、この理想的な勝利者「理想の人脈を持った場合の石上麻呂足」なのか「理想の人格を持った場合の車持皇子」なのかが問題となりま~す。

 この決着をつけるカギを、二つみつけました~。

 第一は、カンダタが止めを刺した相手が鳥型のモンスターであったことで~す。

 つまり、原作では鳥である燕に負けた石上麻呂足は、本作ではついにカンダタとして鳥に勝ったので~す。

 第二は、鳥型モンスターに勝つには勝ったものの、今回もまた着地時に、気絶して目が白くなるほどの苦痛を味わっているということで~す。

 やはり石上麻呂足の「墜落」というイメージは保持されているわけで~す。そしてその直後のシーンでは、カンダタのマスクの目の部分が真っ白になっていますが、これも『竹取物語』における石上麻呂足が落下した直後の描写「御目は白目にて臥し給へり」と完全に一致していま~す。

3-3.かぐや姫と服薬の話

 「カンダタ月へ行く」の終盤ではカグヤ・ムーンが薬を飲んで元気になりま~す。『竹取物語』でこれに似た場面といえば、やはり迎えに来た天人たちが、環境の悪い地球で体調不良になっていたであろうかぐや姫に薬を与える場面で~す。

 それに照らすならば、薬の材料を調達した主人公や薬を調合したセレスさんは、「天人」の立場ということになりま~す。

3-4.「長き爪」という暗号

 一応はかぐや姫を確保していた竹取の翁は、天人が実際にくるまでは「迎えに来たやつには、自分の長き爪を用いて目つぶし攻撃を仕掛けてやる!」と血気盛んでした。なお、実際に迎えが来ると、彼はただの雑魚でした。

 さて、薬の材料を調達する過程で10匹倒した月面の雑魚敵を思い出してみましょう。

 コスモグールの「まめちしき1」には「鋭いツメには様々な毒が仕込まれている」とありま~す。スペースデーモンとスペースデビルには、外見からしてかなり長い爪があり、倒すとどちらも「するどいツメ」を落としま~す。

 かぐや姫を保護しに来た凄腕の相手に対し、長い爪を活かして立ち向かおうとするけど、やっぱり雑魚にすぎなかった」というこの設定、完全に一致していますね。

 そういうわけで今回竹取の翁を演じるのは、コスモグールとスペースデーモンとスペースデビルで~す。

 彼らの味方であるコスモアイやコスモスライムは、御門が竹取の翁への援軍として派遣した六衛府の二千人の兵士に当たりま~す。

3-5.まとめ 「カンダタ月へ行く」のキャスト

かぐや姫・・・・・・カグヤ・ムーン

※竹取の翁・・・・・・コスモグール スペースデーモン スペースデビル

※天人・・・・・・・・主人公 セレス

石上麻呂足・・・・・カンダタ

※漢部内麻呂・・・・・ペリポン

六衛府の兵士・・・・コスモアイ コスモスライム

※燕・・・・・・・・・レプティリア

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夕月夜「立場が入れ替わりまくって複雑になってきましたね~。主人公は前回は御門を演じておきながら、今回は御門の手下である兵士と交戦ですか~」

星月夜「『竹取物語』全体を一対一対応で置き換えた改作ではなく、名場面を切り取って創作の要所要所に活かしたものだからね~。ややこしくなるから一話ごとに区切って説明した理由もわかるというものでしょ」

夕月夜「ところで「六衛府」って何でしょう? 私は律令制を「二官・八省・一台・五衛府」と習ったのですが…」

星月夜「衛府は統廃合が激しくてね~。『続日本紀』巻十によれば、神亀五年(西暦728年)にはもう中衛府というのが成立するの。『続日本紀』でもこれ以降は「五衛府」という表現が消えて「六衛府」という表現が登場するのよ~。これ以後も衛府の統廃合は何度かあったけど、衛府といったら六つというのがほぼ常識になっていくのよ。『竹取物語』は大宝律令が制定された西暦701年の前後あたりが時代設定とされているけど、さすがの作者も「衛府は六つ」という当時の常識で文を書いてしまったというわけ」

夕月夜「本当にお詳しいですね~。ところでそういう知識はどこで手に入るんです?」

星月夜「ひ~み~つ~」