前回に引き続き、大魔王の威厳を民に知らしめる作業で~す。
今回の発注者は三魔王たちで~す。大魔王が傀儡であったほうが何かと都合がよい立場なのに、こういうクエストを用意してくれてしかも報酬までくれるんですから、最高の部下ですよね~。
※クエスト「大魔王の征戦」
新大魔王に対して早くもレジスタンス活動が起きているようなので、それを叩き潰すクエストで~す。
敵組織は「魔界解放軍」。ベルトロが内通したふりをして内側から情報を探るという話になりました。
いつものお使いクエストかと思いきや、魔界解放軍が生贄の血祭に使うためにイルーシャそっくりの「ナラジア」という人間男を捕まえていたので、かなり重要な話の端緒となりました。
大魔王だけでなく三魔王まで倒す気満々の魔界解放軍。これは物凄く強い組織か、あるいはただの身の程知らずですね~。
結果、ただの身の程知らずでした。一般のメンバーはバルディスタのモブ兵にすら敵せず、次々に逮捕されていきました。
イデオロギー臭を感じさせる組織名も虚仮脅しでした。思想のようなものはなく、現大魔王を殺したのちに既存の大魔王選出ルールの枠内で自分が新しい大魔王になりたいというだけのボスを崇める集団でした。
ボスのゴッツェは「あの道化師」からもらった特別製の魔瘴石とやらで自己強化をして、数分間だけ抵抗運動を続けました。
倒すと許すか許さないかの二者択一になりました。「「あの道化師」について詳しく話してくれたら許す」という複雑な選択ができなかったのが残念で~す。今後は魔界にも司法取引制度を導入せねば。
ちなみに結局許しました。三大国のどこにも属さない勢力をどんどん潰していくと、ますます大魔王の傀儡化が進みますからね~。
夕月夜「暗躍する道化師ときたらピュージュしか思い浮かばないので、わざわざ吐かせる必要もないのでは?」
暁月夜「わからんぞ~。大魔王の業績を増やしたいカーロウが裏で雑魚を扇動していたのかもしれん」
※「大魔王の舞踏会」
次はゼクレスの舞踏会で貴族を心服させるというクエストで~す。
リンベリィからの情報によると、現在のゼクレスではダンスのセンスで人気が決まり、最近評判になったのはファラザードから来た踊り子だとか。
外国人嫌いのゼクレス貴族の心を動かしたということは、これはかなり貴重な情報ですね~。
さっそくセテュラさんの指導で、新しい踊りを思いつきました。
なお自分では独創のつもりであったその踊りは、ベルントさんによると始まりの大魔王による「勝ちどきの舞」と一致していたようでした。
これでゼクレス貴族の心も一気に掴みました。
※「大魔王の巨像」
続いては、特に優秀な大魔王だけが顔を彫ってもらえる大岩に、自分の顔も彫らせるというもので~す。
まだ大したことをしていないのに、先走ってこんなことしていいのでしょうか?
とりあえず現地である「グラデル台地」に行きました。
ゲルヘナ幻野からかなり東北に行ったところにあるのに、ここも「魔界辺境エリア」でした。こうなるとますます、「コマンド「今いる大陸」で見られる魔界の地図が、魔界の辺境地域の地図であることの証明。さらに「中央から見てどの方角の辺境なのか?」と「そんな辺境の戦争がなぜ魔界大戦なのか?」という二つの問題に挑戦」の主張がさらに揺らぎました。
「魔界辺境」とは「地理上の意味の辺境」ではなく、「政治的影響力が少なく人口密度も低い地帯」が正解なのかも?
地球のスーの村付近にあるラシュモア山に似ていますね~。
一番左が数万年前の「始まりの大魔王」。そして順に4500~3000年前に活躍したヴァルザード。1000年前のネロドス。近年のマデサゴーラ。
歴代で特に偉大な大魔王の顔だけをここに並べる設定らしいですが、数万年間の歴史の中でここ数千年に人選が集中しすぎている気がしますね~。
この原因として第一に考えられるのは、ゴダ神殿の側で「大魔王選定の儀」のノウハウが蓄積し、徐々に名君を選ぶ率が上がっていったということで~す。
第二は、とにかく「アストルティアに攻めこんだら偉い」という価値観があり、ヴァルザードと同時代かその直前にゼクレスが転移魔法を開発したという可能性です。これならヴァルザード以後から急に偉大認定されやすくなっても自然ですよね。
なおヴァルザードの顔については5.3冒頭の回想で「どなたかに にているきがしますね」と予告されていたようで~す。詳細はひささんのツイートで。
始まりの大魔王の顔については長年の風雨のせいで不明になったという設定ですが、実は身近にいるキャラが時渡りをして始まりの大魔王になったことをプレイヤーに隠すためにこうしたのかもしれませんね~。
ネロドスとマデサゴーラを彫ったのがこのモヒペンコ。元ネタはアレクサンダー・アーキペンコかな?
モヒペンコは大魔王選定の儀ではユシュカ推しだったため、新しい大魔王が気に入らない様子でした。
それで硬い岩を彫るため「いっかくウサギ・強」のツノを要求してきました。本当に新大魔王が強いのなら、ウサギのツノも硬くなるというわけで~す。
この設定はクエスト「バルディスタへの関所」*1の再利用ですね~。
今まで「あの敵が落とす特別なアイテムを持ってきてくれ」系のクエストは大量にありましたが、設定がしっかり再利用されたのは今回が初かもで~す。
リプレイ可能なサブストーリーが絡むと、いつぞやのレムール貝とレムオルの粉のようにどうしても「流用」の話題が出てきてややこしくなるので*2、メインストーリークエスト同士だからこそできたんでしょうね。
それで硬いツノを持ち帰ったところ、モヒペンコは強さだけは認めてくれましたが、気が変わったからやる気が出るまで100年ぐらい待てとかいってきました。
普段ならここで怒るところですが、こういう記念碑を即位直後に作ることに星月夜自身が疑問を持っていたので、ある意味納得しました。新大魔王が政治家としてどの程度優秀かは、100年ぐらい観察してから判断すべきで~す。
でもユシュカからの報酬がほしかったので、弟子から得た情報どおりゼクレス魔導国でデュルメというNPCが売っていた「マカイ・マカロン」を持参したところ、かなり機嫌がよくなり、すぐに掘ってくれそうな雰囲気となりました。
なお「デュルメ」の元ネタは自力では見抜けなかったのですが、女子力の高いフレンド様からマカロンで有名な二大企業「ラデュレ」と「エルメ」の合成だと教わりました。感謝で~す。
こうしてモヒペンコは作業を開始しそうになったのですが、ネロドスの話題が出たときに普段は寡黙な自分がつい「私が倒した」といってしまい、また険悪な雰囲気に…。
怒ったモヒペントはネロドスの幻影「ネロドスシャドウ」を生み出し、これに勝てたら顔を彫ってやるとかいってきました。
「かつてNPCと組むことで倒せたボスに対し、今度は自分のレベルが上がった代わりにNPC抜きで再戦」ってシチュエーション、かなり好きなんですよ~*3*4。この勢いでいつかマデサゴーラシャドウも召喚してほしいで~す。
無事に倒し、彫ってもらいました。
モヒペントとディージアがいい仲だったという設定を活かす形で、この仮面状態をモデルにする話の流れになりました。
これで美容院に行って顔を変えようが教会で種族を変更しようが、平気ですね~。