ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/archive/category/傑作選)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

「ムドーはどこから来たのか?」の仮説を二つ考えました。

 過去記事「「狭間の世界エリア」という名称により、5.4から幻界の四諸侯の解釈が劇的に変わりました」では、魔法の迷宮のムドーが、「かつて『VI』の世界から来た存在」である可能性よりも「やがて『VI』の世界へ行く存在」である可能性のほうが高いことを論証しました。

 そしてこのことによって新たに「ではムドーはどこから来たというのか?」という課題を抱えることになりました。

 本稿はその回答として、昨日の記事を大いに参考にしつつ、仮説を二つ提示するもので~す。

f:id:hoshizukuyo:20210211022526j:plain

※仮説1「魔界出身説」

1-1.5.5後期での華麗な復権

 前掲記事を書いたころは、『亡国の記憶 ~ネロディオス覇王国~』の魔界の歴史で不死のチカラを持つ者はネロドスの他には存在しなかったという内容を重視していたため、「何度倒されても復活する 不滅がウリの魔王だった」という公式設定のムドーが魔界出身である可能性は、自分の中では1%程度でした。

 しかし過去記事「ラズバーンの出身地の有力候補が急浮上」で書いたように、5.5後期メインストーリーで「魔界の一部だけど魔族の大半には知られていない世界」の存在が判明しました。

 さらに5.5後期サブストーリーでは、「魔法の迷宮に 不死身のまま 封印されし ドン・モグーラ」の前日譚として「ここ300年間のある時点で魔界でライトニング・デスのコピーバンドを組んだ」という事績があったらしいことが、クエスト「モンスターバンド再始動!」の後日談でほぼ判明しました*1

 こうなってくると、『亡国の記憶 ~ネロディオス覇王国~』の著者の知らない魔界出身の不死のモンスターが他に大勢いてもおかしくはありませ~ん。「滅星の邪園で密かに強化されたのち、アストルティアでのみ新能力を披露した」などの設定を用意すれば、『亡国の記憶 ~ネロディオス覇王国~』の存在とも決して矛盾しませ~ん。

 ムドーもその一人であった可能性があり、過去記事「ザイガスの勤務先の代表取締役は第二のネロドスのような存在なかもしれませ~ん」で語ったザイガスやジウギスたちもそのような立場なのかもしれませ~ん。

 こうして「ムドーもまた魔界出身」説が自分の中で40%ぐらいまで強大化しました。

1-2.昨日の記事による補強

 昨日の記事でムドーと織田信長の強い縁を主張しましたが、ゴダもまたその両者と類似性がありま~す。

 まず「ゴダ」は「織田」と発音が似ており、「始まりの大魔王」という立場は「始まりの天下人」という立場と似ておりま~す。そしてゴダにゴダ神殿があるように、織田には摠見寺や建勲神社がありま~す。

 そしてゴダもムドーも石化の術が得意で~す。

 だからムドーは、ゴダの次男坊あたりであった可能性もありま~す。もしくは死んだふりをして生き延びたゴダ本人であった可能性すらありま~す。

※仮説2.「魔天出身説」

2-1.対抗馬

 そしてやはり約40%の対抗馬として「魔天出身説」を提唱しま~す。

 過去記事「ドワーフたちは空を怖れる。そしてそれは杞憂にあらず」で書いたように、魔天から飛来したといわれる天魔クァバルナも、名前に「魔天」がつく不思議の魔塔のボスたちも、どちらも不死身で~す。

 ならば不死身がウリのムドーも、同じく魔天からやってきた可能性がありま~す。

 なお残りの20%は「どちらでもない、それ以外の場所」であり、「実はやっぱり『VI』の世界から来ました」もその中に含まれま~す。

2-2.昨日の記事による補強

 過去記事「「クァバルナ」には二つの元ネタがあると考えました」で、「クァバルナ」の元ネタが「ヴァルナ」と「ガルダ」の二つであるという説を提唱しました。

 しかし「天魔クァバルナ」までつなげると元ネタは三つになりま~す。彼女の称号である「天魔」とは、まさに「第六天魔王」の意味だからで~す。

 すなわちムドーと天魔クァバルナは、「不滅」のみならず、「第六天魔王を元ネタの一つとする」という点でも共通していることになりま~す。

 そう聞くと「二人の故郷は同じ」という見解が、さらに少しだけ説得力を増しそうで~す。

(9月22日追記)

 「魔界説 対 魔天説」は自分の中で「40% 対 40%」ぐらいだったのですが、今日から「50% 対 30%」ぐらいの立場にしようと思いました。その理由は本日の記事に書きました。