ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/31/000000)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

ラズバーンの出身地の有力候補が急浮上

1.これまでのラズバーン研究

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 500年前にアストルティアを襲ったラズバーン軍は、「ライバルとして勇者が誕生しない」というチート設定の冥王ネルゲルを生み出すための捨て駒でした。

 そして捨て駒でありながら、レイダメテスの性能のおかげで、多大な被害をアストルティアにもたらしました。

 5.0から魔界が舞台と決まったときは、多くのプレイヤーがこのラズバーンの生い立ちとレイダメテスプロジェクトの詳細を聞けるだろうと予測したもので~す。

 ところが魔界でプレイヤーが行ける範囲で情報収集をしても、1000年前のネロドスや3000年前のヴァルザードの話ばかりで、ラズバーンの話はほぼ出ませんでした。

 そこで5.2時代に星月夜が考えたのは、「プレイヤーが行ける範囲は魔界のほんの一部であり、レイダメテスプロジェクトを主導したのは別の地域の弱小国家群」というものでした。詳細は過去記事「コマンド「今いる大陸」で見られる魔界の地図が、魔界の辺境地域の地図であることの証明。さらに「中央から見てどの方角の辺境なのか?」と「そんな辺境の戦争がなぜ魔界大戦なのか?」という二つの問題に挑戦」に書きました。

 しかし5.3で大魔王城に飾られた魔界の地図は、プレイヤーが知ることのできる範囲とほぼ重なっており、この説が正解である確率は一気に下がりました。詳細は過去記事「5.3メインストーリーその1 大魔王城の新情報の整理。特に芸術史関連。そして治世の始まりを少しだけ」に書きました。

 そこで他の有力な説も考えようとしたのですが、『アストルティア創世記』の25ページに公式設定としてレイダメテスプロジェクトを画策したのが「魔族たち」と明記されており、またその動機も光の河による勇者誕生システムの回避とされていたので、魔界や魔族との関係を断ち切るような突飛な説を提唱するわけにもいきませんでした。

2.出身地の有力候補が急浮上

2-1.公式設定とも魔界の住民の知識とも矛盾しない地理の観点

 そこで魔界の地図の「東西南北」の他に「上下」も視野に入れはじめていたところ、5.5後期「下」にあたる滅星の邪園滅星の深淵が登場しました*1*2

 ここがラズバーンの出身地ならば、光の河の対岸という公式設定にも矛盾しませ~ん。

 そして現代の魔界の地上の住民とのつながりも希薄なので、彼らがレイダメテスに関する詳しい事情を知らないことへの説明も簡単で~す。

2-2.公式設定と矛盾しない種族の観点

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 しかもそこに待ち構えていたのは、大魔王を推戴する一般の魔族たちとは別物かつ格上の魔祖たちでした。

 魔祖たちは別格とはいえ魔族の一種なので、レイダメテスとラズバーンを作ったのが彼らだとしても、前述の公式設定に反しませ~ん。

2-3.技術の観点

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 魔祖らの住む世界は、カメラすら作れない一般魔族たちの社会*3と違い、レイダメテスを開発できてもおかしくない技術水準をうかがわせました。

2-4.炎属性との相性の観点

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 そしてその世界の中枢にあったのは「炎獄王の座」であり、ここでもレイダメテスとの類似性が感じられました。

2-5.ラズバーンの称号である「守護者」の観点

 また魔祖たちが神話の時代に生み出していたのはバラシュナ率いる「羅刹」であり、羅刹の語源が一説には「守護」であることは『ラーマーヤナ』にも書かれているとおりで~す。これについては過去記事「聖守護者の闘戦記を『ラーマーヤナ』で解釈してみました。するとガートラントと「守護」の相性の良さの理由まで見えてきました」で語りました。

 すなわち「守護者ラズバーン」とは解釈次第では「羅刹ラズバーン」と同義なので~す。

 守護者ラズバーンの意味が羅刹ラズバーンであった場合には、その製造者はほぼ確実に羅刹作りの名人の魔祖たちということになりま~す。

2-6.ガズバランへの対抗心の観点

 また「ラズバーン」はあえて「ガズバラン」と似た名前にされており、炎の神ガズバランへの強い対抗意識がうかがえま~す。これについては過去記事「「ラズバーン」・「ゼルドラド」の名前から考えた彼らの目標。および、さらにそこから大胆に考えた賢者マリーンと旅芸人ピュージュの目標」に書きました。

 バラシュナ率いる羅刹軍団を二度目に封印したのはガラテアの神槍でしたが、一度目に封印したのはガズバランでした。よって魔祖たちが一番対抗心を燃やしたのはガズバランであったことでしょう。

2-7.レイダメテスの副産物の観点

 レイダメテスが生み出したアストルティアへの脅威は、冥王だけではありませんでした。

 オーガ族はレイダメテスのせいでドランド平原を開拓せざるを得なくなり、それにより羅刹王バラシュナたちを復活させてしまいました。

 つまりオーグリードではドランド平原以外を入念に焼くルートでレイダメテスが飛んでいた可能性が高いわけで~す。

 その場合には、このルート設定はレイダメテスの発明者である魔祖たちが自分たちの過去の作品群を救うためのものであった可能性が高いで~す。

2-8.結論

 以上、公式の地理・公式の種族・技術・炎との相性・ラズバーンの称号・ガズバランへの対抗心・レイダメテスの副産物の七つの観点から、ラズバーンとレイダメテスを開発したのは魔祖という新説が完成しました。