魔幻宮殿の外に出たとたん、バルディスタ軍に包囲されました。ヴァレリアはバルディスタが魔瘴の脅威に苦しんでいるからという理由でイルーシャの力を借りたがりました。
でもバルディスタが他の二国より魔瘴に苦しんでいたのって、隣接するゴーラの魔瘴が濃かったからであって、ジャオマンダが再封印されてその問題が解決された以上、そんなに焦る必要はないと思うんですよね。ヴァレリアがそういう詳しい事情をまだ知らないのは仕方ないとしても、魔幻宮殿まで無事に着けた時点で情勢の変化に気づくべきでしょう。
ムービーではベルトロが「ヤレヤレ」という雰囲気を出していたので、おそらく彼はこの事実にもう気づいているのでしょう。
さらにその直後、一般兵士に変装していたユシュカとナジーンがイルーシャをさらい、ヴァレリアを挑発して去っていきました。
バルディスタ軍って前にも一度ユシュカに潜入されて大失敗しているのに、潜入のされやすさはまったく変わっていませんね~。ベルトロのような知将がいてもこの傾向が続いているということは、他の重要な長所を温存する代償としてこういう傾向が出ているのかもしれませんね~。
この事件を機に、バルディスタとファラザードの戦争が始まり、各地のアビスゲートも閉鎖されてしまいました。いよいよ5.1の題名の「魔界大戦」の始まりですね~。
そこでゲルヘナ幻野からもう一度徒歩でジャリムバハ砂漠を歩いてファラザードを目指そうとしましたが、これも砂漠に展開したバルディスタ軍のせいでうまくいきませんでした。
魔仙卿はモモモを派遣して、旧ネクロデア領を通過するルートを提案してきました。ネクロデアへ行く関所の封印を解く巻物もくれました。
やっと新マップが拝めま~す。
この関所の白い仮面が「ひきかえせ」といってきたときは、ロトにでもなった気分で、とっても嬉しかったで~す。しかし残念なことに「ひきかえしたほうがいいぞ」とはいわれませんでした。
星月夜はこういう、雪の降るさびれた町の光景が好きだったりしま~す。
民家の本棚などに残された情報によれば、かつては鉱山を「暗鉄神ネクロジーム」として崇める、質実剛健な国だったようで~す。バルディスタ・ブラッディーズとネクロデア・ハンマーズのサッカーの試合の記録もみつかりました。
ここを抜けてファラザードの一歩手前である「血潮の浜辺」まで来たのですが、途中の道にあった謎の装置の使い方がわからず、それこそ引き返さざるをえませんでした。
う~、寒い。え~と、仕方なく都まで来ました。
ここの本棚は充実していました。以下、重要な設定を列挙しておきま~す。
まず例の武器鍛冶ギルドのロゼフ君ではなかったオーグリード文字の書き手が、そもそもオーガですらなくウェディであり、ここで死んだことがわかりました。この人の冒険譚にはあまり意味もなかったので、酷いフェイクだったことになりますね~。
あと、若き日のユシュカがゼクレスを追放された直後に師匠と再会し、50年ぶりにまた行動をともにしたことがわかりました。
ネクロデアの初代の王は、ネクロダイトを発見した片腕の若者だったようです。
ネクロダイト製の武器に魔力を込めてきりつけると、相手は一時的に鋼鉄となり、そのまま刺したままにすれば永遠に鋼鉄のままなんだそうです。
200年前にはまだこの国は健在で、砂漠の小国家群と交易していたようでした。
ネクロデアにはなんと議会まであったようで~す。六種族の国では王や大臣や将軍はいても「議員」や「議長」といった幹部はいませんね~。いやはや、こんな近代的な国があったとは。
あと例の行方不明のゾブリス将軍*1ですが、「幻術師」であったこと、一時は次期魔王と目されていたこと、独断で軍を動かしネクロデアを狙っていたことなどが記されていました。ヌブロ長老に続いて、またリーダー格の「げんじゅつし」が出てきましたよ。
もっと家屋を探索したかったのですが、女性の悲鳴が聞こえた気がしたので王城に向かいました。例の白い仮面の一体がいうには、引き返せという警告を無視して王城に入っていったから今ごろ亡者に食われているだろうとのことでした。
するとこういう図式になりました。
左にいるのがファラザード国民の「ランテル」という少女で、ゲルヘナにいたところ戦争のせいで帰れなくなり、ネクロデアに迷い込み、亡者に襲われていたようでした。
右にいるのがおなじみファラザードの副官のナジーン。ランテルを襲っていた亡者を一掃してくれました。
中央にいるのがネクロダイト製の魔剣アストロンのせいで長年鋼鉄になっているゾブリス将軍。鉱脈資源と製鉄技術を狙ってネクロデアを滅ぼしたものの、反撃で自分もこのようになってしまったようでした。
ゾブリス将軍拡大図。嗜虐趣味のあるげんじゅつしという前評判でしたが、意外にも美人ですね。マデサゴーラの悪趣味な芸術より、このオブジェのほうがずっと美しいと思いま~す。
なお左手がありませ~ん。ネクロデアの建国王も片腕なのはまさか偶然ではないでしょうから、きっと何かメッセージがあるのでしょうけど、詳細は不明で~す。
魔剣アストロンは単に刺さっているだけではなく、三人のネクロデア人の亡霊による封印も施されていて抜けない状態のようで~す。でもナジーンは今回の戦争の切り札としてアストロンを使いたいということでした。なので星月夜が三人から封印を解く約束を取りつけてくれば、ファラザードまで連れていくという取引きを持ちかけてきました。
その三人の亡霊ですが、全員が封印を解く条件のクエストを出題してきました。
デリウム軍団長。復活したゾブリス将軍を倒せる力を証明するため、かつて自分の部下だった「さまようよろい・強」を3体倒すことで救済してみせろと要求してきました。クエスト「怒れる軍団長の叫び」で~す。
アバノク祭司長。かけらでもいいから暗鉄鉱ネクロダイトを拾ってくれほしいとのことでした。クエスト「恐れる祭司長のなげき」で~す。
これをクリアーしたあたりで、魔剣アストロンを作ったのが幼き日のユシュカとナジーンであることがほぼ判明しま~す。
続いて魔王モルゼヌに会うために王家の霊廟に行きました。
広い! さすがにアラハギーロ王家のピラミッドには負けますが、グランゼドーラ王家の霊廟よりは確実に広い!
創生番号832に「人間は 死者を弔い 墓とやらを建て 花を手向けるという。 なぜそのようなことをするのであろうか? 死者とは すなわち 敗者である。 そのような者に 思いを馳せる必要はない」といわせていたおじさんは、自分の足元の魔界の文化の研究が足りなかったようですね~。
魔王モルゼヌ。息子が死んだと思い込んで亡霊になっているルーテア王妃に、息子は実はまだ生きていると伝えてほしいとのことでした。クエスト「荒ぶる魔王の痛み」で~す。
魔王モルゼヌがオーガ型の魔族だったのに、ルーテア王妃は人間型の魔族でした。この二人の間でもちゃんと王子が産まれるんですね~。
ちなみにその王子というのが、ナジーンのようでした。父から体の大きさを、母から体の形を、それぞれ受け継いだってことでしょうかね~。
さて、こうして三人が封印をやめたおかげでナジーンはアストロンを引き抜けたのですが、なんと復活したゾブリスにとどめを刺す前に背後からランテルの攻撃を受けて戦闘不能になってしまいました。
ランテルとは、200年前にナジーンを助けに来たユシュカが切断したゾブリスの左手だったようで~す。
こうしてゾブリス将軍と戦闘になりました。
魔界一の幻術師を名乗っていましたが、「ゾブリスの幻影」は1ターン程度で「ちからつき いきたえ」る存在でした。少なくとも幻の分身を作る能力に関しては幻魔将ファズマの足元にも及びませんね~。
とはいえゾブリス将軍の意識はランテルとしてこの200年間明晰だったわけですから、「ファズマが死んで繰り上げで自分が一位に(昇格した or 返り咲いた)と知っていた」と解釈すれば、決して大袈裟な名乗りではないことになりま~す。
なおレイミリアさん*2とは他人の空似かと思っていたのですが、倒したあと「まめちしき」を読むと「魔術で理想の姿に変じた」とあったので、幻術の伝説的な先達を理想として整形したのかもしれませ~ん。
浮遊する眼球を武器として使ってきますが、これは今まで倒してきた敵からえぐったものらしいで~す。ナジーンも被害者の一人だとか。
ゾブリス将軍を倒すと、各地の亡霊や亡霊の宿った白い仮面たちも安息を得たようでした。