はじめに
以前、「偽の魔幻宮殿のマデサゴーラの作品群の紹介と考察」という記事で偽の魔幻宮殿に展示されたマデサゴーラの作品をまとめました。
本稿はその姉妹編として、魔界に存在するマデサゴーラの主要作品を一覧化してみました。
原則として、マデサゴーラの作品である可能性が高くても、題名が完全に不明のものは除外しました。逆に作品の外見が不明でも、題名が判明しているものは名前だけでも掲載しました。
例外として有力な批評家であるブホネールが高く評価したオブジェは、固有名詞が不明でも、主要作品として認めました。
1.絵画篇
※『朝食 その悲しみ』
ベラストル家所有。
『マデサゴーラ絵画の歴史』によると、初期作品で当時は多くの批評家を悩ませました。
※『黄金虫の胎動』
5.3時点では所在が不明。
『マデサゴーラ絵画の歴史』によると、ゴーラ王に即位したころの作品。
※『雷葬』
真・魔幻宮殿2階の中央部屋に展示。
『マデサゴーラ絵画の歴史』によると、ゼルドラドを臣従させた作品。
ブホネールの独自見解によると、「妄執的な 創造主への羨望が 超暗黒主義の 技法の中に 密かに顕れていた」作品。
※『影と光の抱擁』
マデッサンスの美術館に展示。
『マデサゴーラ絵画の歴史』によると、大魔王即位直前の作品で、超暗黒主義の芽生えを感じさせるとか。
これは彫刻にも分類できそうですが、『マデサゴーラ絵画の歴史』に紹介されていたことを重視し、絵画とみなしました。
※『虚無』
真・魔幻宮殿の大広間に展示。
解説プレートによると、大魔王即位後時代のマデサゴーラ黄金期の作品であり、超暗黒主義に属するのだとか。また本人は、自画像であるという説は明確に否定し、創造主への羨望だという説にはあいまいな態度をとったそうで~す。
『マデサゴーラ絵画の歴史』によると、以後は作品が大型化していったそうで~す。
ブホネールの紹介する通説では、『パートス』とならんで後期マジックデモニスムの極致。
※『パートス』
真・魔幻宮殿の客間に展示。
ブホネールの紹介する通説では、『虚無』とならんで後期マジックデモニスムの極致。
※『愚かなる悪霊の吐息』
真・魔幻宮殿2階の西南部屋に展示。
※『美しき 我が宮殿』
真・魔幻宮殿の宿屋に展示。
※『朝』?
マデッサンスのゴンドラ乗り場に展示。
『朝』は絵の題名ではない可能性もありま~す。
※『創生の神』
マデッサンスの美術館のアトリエ前に展示。
※『魔元帥』
マデッサンスの美術館の剣の間に展示。
※『魔幻宮殿』
マデッサンスの美術館の宮殿の間に展示。
※『戴冠』
マデッサンスの美術館の王冠の間に展示。
※『異界への進軍』
マデッサンスの美術館の軍旗の間に展示。
持っている軍旗はゴーラのもの。
※『デスロマニズム』
まめちしきによると、魔界では軽視されがちだった死という概念に美を見出し、芸術史に一時代を築いた運動であり、ワイルドフォビズムへとつながったそうで~す。
※『マジックデモニスム』
マデッサンスの展示物兼警備員。
まめちしきによると、古来より主流派だったヘルデモニスムの発展理念であり、後期の代表はマデサゴーラであり、エビルキュビズムへとつながったそうで~す。
なお前期の代表についての考察は「クエスト「天才と凡人と」 & ヌッジォ派の思想とマデサゴーラ芸術への影響関係と現在の影響力についての考察」という記事で書きました。
※『スーパーダーキズム』
マデッサンスの展示物兼警備員。
まめちしきによると、万物の混沌を表す暗黒の美を探求せんとした理念で、ダークレアリズムへとつながったそうで~す。
※『ほとばしる命の狂宴』(下描き・放置時・修正後の順に掲載)
真・魔幻宮殿の大広間に展示。
マデッサンスのアトリエに掲げられた下描きを元に完成され、芸術の墓場に放置後、ペペロゴーラにより修正されました。
2.立体篇
※『奈落へいざなう棺桶』
マデッサンスの入り口に配置。
※『天へのぼる棺桶』
魔幻園マデッサンスの天へのぼる棺桶乗り場に配置。
※『自由なるラ・テート』
マデッサンスの美術館に展示。
※『目覚め あるいは 祈り』
マデッサンスの美術館に展示。
※『したたる欲望』
マデッサンスの美術館に展示。
※回転木馬
マデッサンスの回転木馬の広場に展示。
ブホネールによると、息子夫婦に永遠の罰を与えるためのもの。
※竜の頭の石像
マデッサンスのゴンドラ乗り場に展示。
※『混沌の瞳』
ヌッジォ・ラ・ヌァグータ所有。
『マデサゴーラ芸術のすべて』によると、別名マデッサンスバッジで、地獄に囚われた聖者の魂が魔界の未来を見つめているのだとか。