ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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4.5メインストーリー その4 久遠の神殿襲撃 & 悪鬼なる王の背丈の正当化に挑戦 & キュララナ海岸について瓢箪から駒

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 久遠の神殿の中では、様々なパラレルワールドから可能性を収束して作られた、「星月夜の敵となった場合」という設定のかつての共闘者たちが襲ってきました。

 アルヴァンとカミルを元に作られた「迷える勇者」と「迷える盟友」に始まり、ギルガランを元にした「狂える王子」、リウ老師と08号を元にした「怒れる老匠」と「怒れる魔神」、ファラスを元にした「堕ちた剣聖」、クオードを元にした「悪鬼なる王」。

 彼らは近距離戦の火力の高さだけは気をつけた方がいいですが、それ以外の点では大して強くなかったで~す。冒険日誌でも「~をはじめて倒した!」という登録がなされない、小ボスの扱いで~す。イメージとしては、駆け出しのころに体験するキラージャックに近いかもで~す。

 しかも、パドレがチート級の強さであり、かつ戦いが終わった途端に全員のHPもMPも回復するので、妨害としての機能はほぼありませ~ん。

 「父が強すぎてサクサク進む」のと「戦いの後は完全回復する」というのは、ドラゴンクエストV』の序盤のセルフオマージュなのかもしれませ~ん。

 なぜこんな連中が配置されたかというと、物語の中の都合としてはキュロノスの時間稼ぎということになりま~す。

 ではゲームとして何の意味があったかというと、これはプレイヤーに4thディスクの冒険を振り返らせるための措置でしょうね~。

 3.5後期でも、チート級のシンイ君とともに、3rdディスクで解錠を入手するために戦ったボスたちの成れの果てを連続で倒す物語がありました*1。1.4前期でも、クエスト「王者の継承」で、1stディスクでキーエンブレムを入手するために戦ったボスたちを連続で倒す物語がありました。

 この種の措置がなかった2ndディスクが例外なので~す。

 なお「悪鬼なる王」の外見は、青年時代ではなく少年時代のクオードでした。

 これにつき、運営の手抜きだと批判する声もありますし、また裏事情は実際にそうなのでしょうが、世界内での考察も怠るべきではありませんね~。

 今から星月夜が悪鬼なる王の背丈を正当化してみましょう。

 まず「まめちしき2」には「古代ドワチャッカ大陸から 地脈エネルギーを奪いつくし すべてを灰燼に帰したあと 悪鬼は高らかに笑ったという」と書かれておりま~す。たしかにこうした業績を達成するには青年になるまでの下積みが必要でしょう。

 しかしキュロノスが作ったのが、「高らかに笑った」後のクオードとは限りませ~ん。まめちしき2は、後世に伝えられた伝説を客観的に紹介しているだけの文ですから、敵として登場した瞬間の悪鬼なる王の現在までの業績を叙述しているわけではありませ~ん。

 「まめちしき1」には「かなわぬ帰郷に 世界を呪い 暴虐なる悪鬼と成り果てし姿」と書かれていま~す。こちらのほうが、敵として登場した瞬間の「悪鬼なる王」の正確な解説文といえましょう。

 古グルグ地下道に跳躍した後、史実とは異なる何らかの要因により少年時代の内に悪堕ちをし、やがては「すべてを灰燼に帰」すというルートがすでに定まった状態の少年クオードだと思えば、悪鬼なる王の小柄な背丈には何の矛盾もありませんね~。

 さて、これらの小ボスたちを全滅させて、一番奥のかつてドミネウスと戦った「時見の祭壇」だった「揺籃の祭壇」までいくと、事態は手遅れでした。

 ネロスゴーグ・ゾンテドール・ザルボーグ・バイロゴーグの全ての力を兼ね備えた「時獄獣キュロノス」が繭から登場しました。

 キュロノスは、不完全な存在のくせに自分を使役した人類に復讐するために、全生命を滅ぼすことにしたのだそうで~す。

 人間に復讐したいのであれば、人間だけ滅ぼせばいいのに…。

 とりあえずこういう逆恨み野郎は討伐で~す。

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 やはり回収しなかったアルムゴーグとロムドゴーグの能力は持っていないようでした。

 なお昨日の記事では、「敵軍を減らした」という点で異形獣たちを回収する間もなくキュロノスを撤退に追い込んだクオードの功績を称賛しましたが、「キュロノスがアルムゴーグたちの能力を兼ね備えなかった」という点は、キュロノスの当初からの予定かと思われま~す。これについては長くなるので別の記事で詳しく書きますね。

 キュロノスは、すでに失われた知理の石板でなければ防げないバイロゴーグの「ぶんれつ」も使ってきませんでした。これは、キュロノスが自分と同格の存在を許さない性格だからこそ、あえて使わなかったんでしょうね~。自分以外のすべての生命を滅ぼすという大きすぎる目標のせいで、本来なら勝てる相手にも勝てなかったというわけで~す。

 でもキュロノスは、敗北した直後に登場時の逆再生みたいな動きをして繭の状態に戻りました。これはネロスゴーグの復活方法ともまた一風違っていました。

 キュルルはこれを「羽化する前の状態に 時間を 戻したんだキュ……」と表現していました。

 なお、キュロノスに羽らしきものは見当たらなかったで~す。

 序盤の父上の回顧談*2でもキュロノスが四魔獣の合体版になることについて「羽化」という表現が使われていたので、「孵化」の言い間違いというわけではなさそうで~す。するとやはり、目立たない羽が一応あったんでしょうかね~?

 キュロノスは「我の完全性とは 敗北の事実さえ くつがえして 何度でも やり直せることにある」と高らかに宣言しました。

 「ならば 二度と やり直せぬよう そなたの はらわたを くらいつくしてくれるわっ!」

 と叫ぼうとしたら、時の牢獄とかいう世界に飛ばされました。

 外部とは時の流れの速度が異なり、早く出ないと外の世界だけどんどん時間が流れてしまうのだそうで~す。

 むむ、この設定って、キュララナビーチ近海の海底世界と同じではありませんか!

 4.5配信直前に書いた「キュララナ海岸の語源はおそらく「スキュラ」。ただしキュルルとの関係もまだ完全には否定しきれませ~ん」という記事で、「キュララナビーチの真下にあるメローラさんの故郷には、そこでの一日が地上の一年という設定もあり、時渡りをするエテーネ人とは少々違った意味でですが、住民の全員がある種の時間旅行者なので~す」というのを根拠の一つとして、キュララナとキュルルに何らかの関係があることは完全には否定しきれないと書きました。

 もうこれは冗談ではなくなってきましたね~。あの海底世界の創造主は、時見の球根から作られた時の妖精の一人である可能性が一番高いでしょうね~。

 さて、それはさておき、まずはここから脱出せねば…。

4.5メインストーリー その3 時獄の迷宮を襲撃

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 いよいよキュロノスの本拠地である時獄の迷宮に来ました。

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 迷宮の元となった素材はエテーネ王宮なので、4.0で読み損ねた本がある人には救済措置になっていました。

 ここはゴールこそ同一であるものの、各人の心の影響で途中のルートが変わる仕様らしく、メレアーデさんとも父上とも別れたり再会したりを繰り返しました。

 ナドラガンドの冒険を終えた直後の兄とも一瞬だけ再会しました。残念ながらすぐに次の時代へと飛ばされてしまいましたが。

 ところで「時獄の迷宮には一度来たことのある者しか入れないのが原則で、キュレクス級の知性にエテーネルキューブを改造してもらえば例外的に入れる」というのが、これまでに知った設定でした。本人の言動を聞く限りはどちらも達成してなさそうな兄ですが、どうやって時獄の迷宮に入れたんでしょうかね~?

 仮説は色々考えられますが、一番無理がないものとしては、「本人時間でまだ若いころにも一瞬だけ滅亡寸前のエテーネ王宮に飛んでしまった。そのため王宮ごと時獄の迷宮に収容され、その直後にまた別の時代に跳躍してしまった」というものが考えられま~す。これならば、本人に時獄の迷宮の記憶がなくても、肉体にはフリーパスの体質が生じていておかしくありませ~ん。

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 かつて自分が行き詰っていたときに何度も助けてくれた自分の影は、この時間軸の自分だったようで~す。

 キュロノスはチート能力でこの本拠地を作ったわけですが、そのせいでこうして時の異分子の活動を助けることになってしまったというわけで~す。

 まるで偽のレンダーシアという自分好みの世界を作ったことが最大の敗因になったマデサゴーラ*1みたいですね~。

 進んでいくと母上が怪しげな儀式をしている「御前広場」に着き、父上とメレアーデさんとも同時に合流できました。

 ここでは父上が胡蝶の護符で母上を正気に戻す作業をしている間、敵の妨害を防ぎきるのが目的となりました。

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 彼らが妨害者である「黄金のまものたち」。中央にいる金色のネクロバルサ風のモンスターがボスで、これは黄金刑に処せられたバディンド*2が、母上の怪しい儀式によって復活したもので~す。

 キュロノスは、いつものお気に入りの異形獣を差し向けてこずにこんな連中にたよったあたり、前回の戦いで異形獣の死骸を回収できずに早々と退却したツケがまわってきたようですね~。有力な駒を全部使い切ってしまった感がありま~す。

 そういう意味ではクオードは相当の功労者だったことになりま~す。

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 そしてこちらが守るべきパドレ夫妻が中にいる光の柱。

 防衛軍を体験している人なら、拠点を守りつつ敵も倒すという戦いには慣れきっているでしょうが、そうでない人は意外に苦戦するかもで~す。

 メレアーデさんは、またもや安全圏からの支援でした。

 メガロダイン戦でこそこの「自分は無事でいる戦い方」を称賛しましたが、この戦いでは光の柱こそがキングなのですから、冒険者業界用語でいうところの「壁」(まさにルーク!)をやってくれないと困りますね。

 この戦いに勝利すると、メレアーデさんが母上を安全な場所に送り届けることとなりました。さらにはその後も過去の星月夜を適切に導くために、完全に離脱しました。

 そして星月夜と父上は、かつて時見の神殿であった「久遠の神殿」へと進みました。

 前回前々回に比べてかなり短い記事になりましたが、中ボスを倒して次のダンジョンに行くことになってキリがいいところなので、本日はこれにて終了といたしま~す。

4.5メインストーリー その2 新たな危機との戦い & 4.5前期の通常モンスターのコンプリート

 クオードが発見した古文書によると、マデ神殿へ入るためには時見のカギが必要とのことでした。

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 この物理的な封印が…、

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 鍵一つであっさり片付きました。

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 途中の道で時渡りの力を使ったバリアーがありましたが、キュルルが消してくれました。

 キュルルは疲れて眠ってしまいました。

 過去のシナリオから考えるに、キュルルが眠ったということは、キュルルが会うと話がややこしくなる人物ともうすぐ会えるということですね~。

 そう思ってたら、案の定、建国の祖の一人であるキュレクスに会えました。最初はエテーネ王族を嫌って会いたがらなかったようでしたが、時見の箱を破壊する予定だと聞いた途端に会ってくれました。

 キュレクスはキュルルを巨大化させた上で痩せさせたような容姿をしていました。どうやら異世界からの漂流者のようでした。

 クオードはキュレクスが700年以上前の人間の英雄のはずだとして最初は疑っていましたが、キュレクスによるとそれは後世に創られた偽の歴史なのだそうで~す。

 真の歴史では、キュレクスがレトリウスに時渡りのチカラを与えたものの、そのチカラを遺伝で受け継いだ子孫は人格的にはロクデナシばかりであり、やがて子孫の祭司長がキュレクスから時見の源泉を奪い、キュレクスを封印したのだそうで~す。

 星月夜は以前の記事で、エテーネの時渡りのチカラはグランゼニス由来ではないかと考えたのですが、そうではなく異世界由来だと判明しました。

 そして時見の源泉を返せば時獄の迷宮への行き方を教えてくれるという話になりました。

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 エテーネルキューブを作ったときに使ったこの時の球根こそが、時見の源泉のようでした。

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 一番大きなものだけ返すことにしました。派生した球根はいくつか残っているので、まだまだキューブは作れますね。

 源泉を持ち帰るとキュレクスはそれを食べて太り、キュルルの大型版みたいな容姿になりました。

 そして700年ぶりの時見をし、エテーネがもうすぐ巨大隕石で滅ぶと予言しました。

 次から次へと危機が押し寄せるのは、時見をして危機を無理に回避するたびに「歪み」が生じ、危機が蓄積してしまうからなのだそうで~す。

 そういえば星月夜が無理に歴史を変えたときも、モルフェスさんの調律による後始末が必要でしたね*1。歴代エテーネ王国には、モルフェスさんのような人がいなかったか、いたとしても王家がその必要性を理解していなかったんでしょうね。

 クオードはこの予言を無視して去っていきましたが、星月夜とメレアーデさんは話を聞き続けました。

 そして、危機を回避するにはキィンベル中央にある「永久時環」を、メレアーデさんが使用者の資格を得た上で使用することが必要だということになりました。

 その後、まずはマデ神殿の祭具棟に行きました。儀式に必要な祭具「花のリストレット」を入手するのが目的で~す。

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 ここには豊富な資料が残ってましたね~。

 まずキュレクスから時見の源泉を奪ったのが、第15代王ギリウスだと判明しました。

 ギリウスの語源は「義理薄」でしょうね~。英雄キュレクスを裏切ったという、義理の薄さをほぼ日本語で表現し、かつエテーネ人にありがちなローマ人男性風の名前にしたという、見事な命名で~す。いつもながら運営はダジャレの天才だと思いま~す。

 ちなみにキュレクスによるとクオードは第50代王らしいで~す。キュレクスが時見の源泉を奪われていた期間が700年ということは、15~50代までは1代につき約20年の治世ということになり、おそらくはほぼ完全な長子相続だったということになりますね~。

 4.4の終盤で胡蝶の護符を使って見た父上とファラスの対話の回想シーン*2でも、長子相続が原則という話が出ていました。

 一方、レトリウスと同世代の人物が「700年以上前」とされたということは、1~15代までは全部合わせても100年に満たなかったということになりますね~。

 そうなるとこの時期は、一族の最長老が後継者になっては数年で寿命で死ぬということを繰り返していたのでしょう。

 時見の源泉を奪いキュレクスと縁を切ることで、王権の根拠も変わり、王権の継承の規則も変化したのでしょうね~。

 そしてこの祭具棟で、4.5前期の通常モンスターをコンプリートしました。

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 今回の更新で唯一初登場した通常モンスター、カナリアーノで~す。

 長年通常の手段では入手できなかった「弓聖の守り星の戦域」の宝珠をドロップするので、当分の間は重要なモンスターとなりそうですね~。

 花のリストレットを入手してキュレクスに再会すると、メレアーデさんに永久時環の使用法を教えてくれました。

 でもそこにキュロノスが現れ、キュレクスを殺してしまいました。本来なら両者は同等の能力という設定らしいのですが、キュレクスがキュルルに気を取られた隙を突かれたので~す。

 キュレクスを倒したキュロノスは、キュルルには倒す価値もないとして去りました。

 アルウェーンでキュルルと引き分けだった戦い*3を、本当にもう忘れたというのは不自然すぎま~す。

 よって、「キュレクスとの戦いで疲労したので、キュルルに勝つ自信がなくなり、口先だけ偉ぶったまま、逃げた」と考えるべきでしょうね~。つまりオルフェアのメインストーリーにおける「今日は 機嫌がいいので 特別に 見逃してやるのである!!」と本質は同じで~す。

 ただしパクレとは違ってこの発言中も威厳を保っていたので、ここでキュルル黒幕説に傾いてしまったプレイヤーも多いでしょうね~。

 でも死の直前のキュレクスはキュルル黒幕説を採用せず、自分の知識と能力をキュルルに与えました。

 そしてメレアーデさんが一足先にキィンベルに戻った直後、色々経験した後の成長版メレアーデさんが、何か強い覚悟をしてキュレクスの部屋に入っていきました。

 このまま直接キィンベルに戻ってもよかったのですが、島中が束の間の平和を享受している時期の辺境警備隊詰所と自由人の集落におけるNPCのセリフを楽しむため、かなり回り道をしました。

 もちろんキィンベルに戻ったあとも、全員と会話しました。

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 やっとのことで永久時環を起動する覚悟ができたのですが、マデ神殿の封印と同じ封印が施されていたので、時見のカギを持つクオードの助力がまた必要になりました。

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 そうこうするうちに隕石が本当に降ってきましたが、王都のバリアーで一時的に空中で停止させたようでした。

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 外から見るとこんな感じでした。

 いったん落下速度を0にしたので、仮にバリアーが壊れて自由落下が始まったとしても、大した衝撃にはなりませ~ん。壊滅するのは首都だけですみそうですね~。

 なので「首都移転」ではなく「王国滅亡」というキュレクスの時見と整合させるための理屈を色々考えていましたが、本記事に寄せられたDQXファンさんのコメントを読んで、「このバリアーもまた時渡りの力の応用だ」と考えるのが一番だと思いました。バリアーが壊れた瞬間に隕石が元の速度に戻ると考えれば、国全体が滅ぶのも納得がいきますね~。

 住民たちのためにメレアーデさんはクオードを叱咤して永久時環を起動しました。

 キュロノスがまた邪魔をしにきましたが、クオードの一撃で半壊し、去っていきました。

 弱っ! 4.4で倒した架空の時見の箱のほうが歯ごたえがある…。 いやいや、クオードが十年間で腕を上げたのかもしれませんね。

 同じくクオードも大怪我を負って司令部に収容されました。引き分けというところですね。キングを特攻させる癖が治ってなかったという印象を受けました。

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 星月夜は、この写真の黄金獣アルムゴーグと白銀獣ロムドゴーグを倒しました。

 先にクオードがキュロノスを追い払ってくれていたおかげで、今までのような「苦労して新型ヘルゲゴーグを倒したけど、その死体は敵に回収されてしまった」みたいな流れにはなりませんでした。

 軍と市民は、量産型ヘルゲゴーグを倒しました。

 指針書に指導されることに慣れていた市民は、当初はすべてを軍に任せていましたが、一人、また一人と目覚めていき、最後は数の暴力で勝利を勝ち取りました。

 この、「偉い人のいいなりだった一般人たちが目覚めて、一人一人が自律的な市民となる」という流れは、テグラムによる偽グランゼドーラの改革*4、トビアスによるナドラガンド協団の設立*5、アルウェーン市民による複製体独裁体制の廃止と、何度も繰り返し描かれてきました。

 ネタの使いまわしというより、『ドラゴンクエストX』を貫くテーマの一つなのでしょう。

 そう考えると、ギリウスによるキュレクス幽閉も、ヨーロッパ史における市民革命の前段階としての絶対王政の確立のために必要な教皇権との闘争にヒントを得て作られた設定なのかもしれませ~ん。

 こうしてキュロノスによる妨害は失敗し、メレアーデさんは無事に永久時環を使って隕石の時間の流れを遅くし、落下までの時間を100年稼ぎました。

 戦いののち、クオードは傷が元で側近に惜しまれつつ密かに世を去りました。

 キュルルはキュレクスから学んだ手法でエテーネルキューブを改造し、時獄の迷宮に行けるようにしてくれました。

4.5メインストーリー その1 大エテーネ島の水没対策

 さて、そろそろ4.5メインストーリーの紹介も始めま~す。

 配信からちょうど半月経過したというのもありますが、4月5日って、いかにも4.5と縁がありそうですからね~。

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 ルシェンダさんから父上を保護したとの情報を得て、会いにいきました。どうやら4.4のラストで格好良く出発したはいいものの、時渡りの力を消耗しすぎていてキュロノスの待つ「時獄の迷宮」に入れなかったのだとか。

 ここでキュルルが思いついた策は、同じく時渡りの力を使いすぎて疲れ切っていたのにすぐに回復したメレアーデさんから話を聞くというものでした。

 そしてメレアーデさんの回答によれば、ハツラツ豆の力で急速に回復できたとのことでした。

 でもシンイ君は、ハツラツ豆がもう一粒もないと通告してきました。切れ者に見えて、実は案外無計画に重要な物資を浪費してしまう男だったんですね~。

 ここでハナちゃんがこっそり非常食としてハツラツ豆を備蓄していたと判明し、事無きを得ました。

 物語の筋書きとしては省略も可能だった一瞬の騒動であったので、これは意図的に込められた描写なんでしょうね~。3.5のラストで時空の彼方に消え去った兄者ですが、その遺産がシンイ君の足りないところを補ったことで、「離れていても、三人揃って互いを補い合うチーム「エテーネの末裔」だ!」ということを表現したかったのだと思いま~す。

 ハツラツ豆を渡すと父上は回復して、時獄の迷宮に挑める状態になったようでした。

 そして聞かされた設定によると、キュロノスは今まで星月夜が倒してきた四体の魔獣の力を集めて一気に自分の新しい肉体を作る予定のようでした。

 またウルベア大魔神を動かしていたのが「憑依獣ザルボーグ」だと判明しました。

 キュロノス討伐については星月夜もメレアーデさんも参戦したかったのですが、時獄の迷宮は一度中に入った経験がないと侵入できないという設定を聞かされ、諦めさせられました。ただしマデ遺跡に行けばひょっとしたらそのルールを乗り越えられるかもしれないという情報ももらえました。

 もちろん二人でマデ遺跡を目指すことにしました。

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 キィンベルに着くと、新王が即位したという断片的な情報が入ってきました。

 メレアーデさんは無理にドミネウス王の復位だと自分に言い聞かせているようでしたが、どうも違う雰囲気でした。

 さりとて誰とも決めつけがたく、結局仮の玉座である軍団長室に行ってみるしかありませんでした。星月夜の予想ではベルマが本命だったのですが…、

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 グルヤンラシュ! いやはや、予想外の再登場で驚かすということを二度もやってのけてくれました。

 メレアーデさんはガテリアの件でクオードを許しきれなかったようですが、当座の利益のために手を組むことになりました。我々はエテーネの水没を食い止める手伝いをし、クオードはマデ遺跡に入る方法を探すという形で、契約が成立しました。

 まずは錬金で苦戦をしているディアンジさんを手伝うことになりました。

 彼が一番苦戦をしていた錬金レシピについては、王都の他の錬金術師にも相談をしたのですが、みんな能力が足りなかったり専門外だったり忙しかったりしたので、ワグミカさんを頼るしかないという結論に達しました。

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 セリフマニアの人は、ここでは必ずモモンタルから話しかけましょう。東の島に調査隊を派遣する予定という話が聞けま~す。いったんワグミカさんに話しかけてしまうと、その後はもう別のセリフになってしまいま~す。

 なおこの東の島ですが、キィンベルの船乗りであるフランコさんのセリフから、おそらくは現代世界におけるエテーネ島のことを指していると思われま~す。

 以後はこの島を大エテーネ島との対比から便宜的に「小エテーネ島」と表記しま~す。

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 フランコさんによると、この時代は海流のせいで普通の船では小エテーネ島に近付けないようでした。

 さて、ワグミカさんに錬金を依頼すると、手が震えて錬金ができず、それを治す薬は苦いので、うんと甘い飲み物が必要だといわれました。モモンタルはヨンゲ所長が甘いシロップを所持していたと教えてくれたので、それを取りにいくことになりました。

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 なおこの作業の途中、所長室で『メガロダイン育成日記』というものを発見しました。ヨンゲ所長がメガロダインというガメゴンをベースにした魔法生物を育てていたものの、逃げられてしまったという話でした。

 「メガロダイン」とはギリシア語で「大きな力」という意味で~す。固有名詞としてはかなり悪いネーミングセンスですが、量産化を視野に入れて普通名詞の学名として名付けたのならば、そう悪くなさそうですね。

 シロップを持ち帰ると、その後小さな騒動があって、モモンタルがファラスから主君の表面的な言動の言いなりにならない真の従者としての道を学んだという回想シーンが見られました。

 そして正気に戻ったワグミカさんが「地脈の結晶」を錬金してくれました。

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 ディアンジさんも「探知のロッド」を完成させていました。

 次の任務はこれで地脈エネルギーの湧点を三つ探しだし、エネルギーを地脈の結晶に封印することでした。

 何だかかえって水没の日を早めそうな作戦でしたが、終わってみるとクオードには深い考えがあったと判明しました。

 「四つあるエネルギーの湧点のうち三つを消してしまえば、地底でエネルギーを食べているモンスターは最後の一つに誘いだされ、さらに地上から地下の三倍のエネルギーで誘惑すれば地上におびきだせる」というのが、この作戦の正体でした。

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 最後の湧点を守っていたのはソルパという兵士でした。

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 ちなみに辺境警備隊詰所のネリエさんによると、ソルパは詰所で異形獣に精神エネルギーを吸収されたあの兵士たちのうちの一人でした。

 詰所の兵士たちの精神エネルギーを吸収したあの異形獣のツノはラゴウ隊長の「わくわくコレクション」の一部にされてしまったと記憶していますが、ちゃんとキィンベルの医療施設が隊長から接収して中のエネルギーをソルパに返したんでしょうかね~?

 そうでない場合には、自然治癒等の他の手段による回復ということになりますね。

 精神エネルギー吸収による気絶が、実はツノから本人にエネルギーを返却しなくても時間さえかければ他の手段で治るものだったとすれば、ドミネウス王の再評価の機運が高まりますね。

 とはいえ、王立アルケミアの罪の無い研究員を大量に粛清した件もあるので、せいぜい「極悪人」から「悪人」になる程度でしょうが。

 さて、それはさておき、作戦通り地脈エネルギーを食べていたモンスターを地上におびきだせました。

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 なんと犯人はヨンゲ所長製のメガロダインでした。

 こんな危険なものを創ってしかも脱走されてしまったヨンゲ所長の罪は重いですね~。アルケミアの死者の中でも彼だけは自業自得だったといえましょう。

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 この戦いではメレアーデさんも援護をしてくれました。

 ただし完全な安全地帯を確保して、そこからの援護でした。

 幻魔や亡霊化したパリンとは違って実体があるのにこの種の芸当ができる者としては、1.0からすでに冥王ネルゲルがいたので、それほど驚くべきことではありませ~ん。

 メレアーデさんには、チェスにおいてキングを大切にすることでクオードへの勝率を高めていたという設定もあるので、その技能がここでも発揮されたのでしょう。

 メガロダインはの得意技はジバルンバサンバでした。この技はまさにこの4.5前期から弱体化され、プレイヤーにも仕掛けられた位置がはっきりとわかるようになったことで有名ですね~。

 4.4までに登場していたら強敵だったかもしれませんが、今や「無駄行動の多いカメ」ぐらいの印象しかありませんでした。

 勝利ののち、結晶に封じていた地脈エネルギーは大地に返しました。

 こうして大エテーネ島は水没の危機から救われました。

 クオードは、契約どおりマデ遺跡に入る方法を見つけてくれた上、契約になかった10万ゴールドの報酬までくれました。

 ドミネウス王に続いて、クオードの評価も一気に上がりましたよ~。

「お宝の写真」4月4日(木)昼12:00更新分、急な発表でしたね~。星月夜は初めて「持ち寄り」をしませんでした。

 「お宝の写真」の4月4日(木)昼12:00更新は4月2日(火)になってから急に発表されました。

 年度の変わり目であったので仕方なかったのかもしれませんが、後回しにしていた人にとっては青天の霹靂ですね~。その中には、土日しか採掘ギルドをする余裕のないプレイヤーさんとか、そういう立場のフレンドさんと持ち寄りをする予定だったプレイヤーさんもいらしたことでしょう。

 一応公式ページの「イベントに関するご注意事項」を読む限りでは、更新までに前回分のお宝の写真を受け取っていれば何とかその有効期限までは前回分もできるようですが、それにしたって時間的余裕がなさすぎですね~。

 さて、星月夜は今回初めて「持ち寄り」をしませんでした。

 持ち寄ると、発見は楽であり、金策にもなり、かつ楽しいということは、十分にわかっておりま~す。

 でも実は最近の星月夜は、五月の末ごろまでほとんどゲームをする時間がありませ~ん。

 このブログは毎日更新しているので、今までどおり元気にドラクエをしているように見えているかもしれませんが、4.5配信直後に大急ぎでやるべきことを終わらせて大量の記事を大急ぎで書き、それを少しずつ放出しているというのが現状で~す。

 そのころになってから持ち寄りを願っても気の合う相手はそうそう見当たらなさそうでありますし、下手をするとまた急な更新の被害に遭う可能性すらありま~す。

 なので今日の内にさっさと終わらせました。

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ネタ「綿毛タンポラ」のしぐさを覚えました。

 これは4.5前期初日にやったことですが、他に発表したい記事が多すぎて、ここまで遅れました~。

 メリーポコさんから「しぐさ書・綿毛タンポラ」をもらえるようになったので、それを使ってネタ「綿毛タンポラ」のしぐさを覚えました。

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呪いガード90%の聖守護者のゆびわを作りました。

 防具で呪いガードをつけられる部位は、ブレスガードをつけられる部位と重なっていま~す。

 このため、ブレスも呪いも防ぎたい強敵との戦いの準備は困難を極めま~す。

 例としては、ダークドレアム戦・暴虐の悪夢戦・レギルラッゾ戦などがあげられま~す。

 こうした場合、ブレスはアクセサリーではふせげないので、防具の錬金でブレスを防ぎアクセサリーで呪いを防ぐというのが定石となりま~す。

 錬金効果に頼らない呪いガードについては、破呪のリングで80%防ぎ、炎の石板で10%防ぎ、輝石のベルトで10%を防ぐのが、かつての理想でした。

 でもレギルラッゾ戦では、呪われる心配がほとんどなく、かつ天地雷鳴士も占い師も相手に与えるダメージの量こそが大事で~す。このためレギルラッゾ戦での星月夜は、ベルトについては戦神のベルトや呪いガードのない攻撃型の輝石のベルトをしめていました。

 しかしこのたびついに、呪いガード90%の聖守護者のゆびわを作りました。

 これさえ嵌めていれば、炎の石板の10%ガードと合わせるだけで100%ガードが実現できるので、レギルラッゾ戦がますます楽しくなりま~す。

 理論値に達した聖守護者のゆびわは、封印*1・混乱*2に続いて、これで三つ目で~す。

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 こうして長年活躍してくれた破呪のリングは退役となりました。おつかれさまでした~。

 最初にバドリーでこれを拾ったときは嬉しかったな~。