「ウェルカムギフト バージョン6こんにちはキャンペーン」は今のところ順調で~す。
でもいつ急に数日連続でインできなくなるかわからない立場なので、気を引き締めてイン日数を稼げるときに稼いでおきま~す。
本日は中間地点のキッズボードプリズムまで来たので、写真を貼っておきま~す。
「ウェルカムギフト バージョン6こんにちはキャンペーン」は今のところ順調で~す。
でもいつ急に数日連続でインできなくなるかわからない立場なので、気を引き締めてイン日数を稼げるときに稼いでおきま~す。
本日は中間地点のキッズボードプリズムまで来たので、写真を貼っておきま~す。
第4話 共同戦線
料理人のガレオがカミハルムイまで買い出しにいったとき、ゲーダムからハルバルド海賊団のアジト関連の話題を向けられたのだそうで~す。その情報に従って星月夜も会いにいくことにしました。
ところでガレオがカミハルムイに買い出しに行ったという設定は、「体が資本の海賊と相性のよい料理はエルトナ食」という『蒼天のソウラ』第5巻181ページの設定へのオマージュでしょうか?
ゲーダムってムービーだけのキャラだと思っていたのですが、このときにいたってカミハルムイ酒場に配置されたNPCだったと知りました。そして地図でこの酒場の入り口を見ても、マップ切り替えの緑マークがありませ~ん。
「ということは、こいつが戦死しないのは確定か」とか考えてしまった人は、心が濁っているようでいてまだまだ甘ちゃんで~す。この世界には1.0のころから「るすばんエイドス4号」がいましたからね。
ゲーダムと組んでその情報網を活用したおかげでハルバルド海賊団のアジトはすぐに判明しました。
そして現地に乗り込むとフレンジーが頃合いを見てまたこちらに寝返ったので、ハルバルド団はすぐに人手不足となり、団長は一人で星月夜に挑んできました。
ハルバルドはレベル105装備のドラゴンウィングの外見をしたブーメランを装備していました。とはいえ作戦を「わたしにまかせて」にして5分ぐらい完全に放置してもドラゴンウィングの効果である「行動時5%で早詠みの杖」が発動した形跡がなかったので、やはりドレスアップにすぎない可能性のほうが高いで~す。
まめちしきによると元はオノの使い手だったらしいで~す。ブーメラン使いでありながら盾を装備していないのは、そのときの名残なのかもしれませ~ん。
ハルバルドは大砲を設置して撃ってきましたが、サポート仲間はこの弾を避けようとしてくれませんでした。同じくプレイヤー側の設置する大砲も敵モンスターに完全に無視されるので、「馬鹿には見えない」などの裏設定でもあるのかもしれませんね。
ハルバルドを倒してゲーダムに引き渡すとクリアとなりました。
報酬として必殺技のウルトラ砲台をもらいました。
第5話 秘宝を我が手に
入手した地図を入念に調べた結果、秘宝の隠し場所が判明しました。
なおこのついでに、地図が描かれた当時から大陸間横断鉄道があったことも判明しました。
現地でこの写真の仕掛けを解き海神の秘宝を入手したのですが、それは一言で表現するなら「じゃしんのぞう」でした。
この像は突如手を組んだゲーダムとハルバルドによって奪われてしまいました。
その後二人はすぐに仲間割れをしてハルバルドは粛清されました。
ゲーダムは邪神の像に唆されて「船の墓場」で自己強化の儀式を開始したようでした。
さて、星月夜はこういう状況になると実験をしたくなるタチでして、船の墓場ではなくカミハルムイの酒場にいるほうのゲーダムの様子を見にいきました。
すると予想通りそこにはちゃんとゲーダムがいて、「船の墓場へ 行かなくては…………」などとぶつぶつ独り言を語っていました。
「ゲーダムは儀式の前にここに寄った」という設定なら、多少酒場に迷惑をかけてでも邪神の像を取り戻すべきでしょう。「正義のためなら酒場への迷惑も多少は許される」なんて敷居は第2話でとっくに越えてしまっていますからね。
そうなると「ゲーダムは魂の一部が肉体から分離し、その部分だけが邪神の像を持って船の墓場に行った」などの設定なのでしょうか?
船の墓場に行ってみると、ゲーダムは怨嗟の邪神の「チカラの一部」の助力を得て「怨讐のゲーダム」になりました。
先に怨嗟の邪神の本体が死ぬムービー*1を見たキャラで本クエストを受注しても、まだその「チカラの一部」が活動しているとなると、ピュージュの本体がマリーンに食われたのちに「竜神の遺産」*2を受注してもピュージュの一体が出てくるのもまた、別に不思議でも何でもなかったことになりますね。それに元々自分が倒されても自分の一部をオルストフにできるような連中のライバルとして作られたのが、この七邪神たちですし。
さて、ゲーダムはこんな変身をしました。
こんなことをされると、また実験のためカミハルムイ酒場に行きたくなりますね。
そこでクリア後にリプレイしてわざと敗けてから見に行くと、やっぱり「船の墓場へ 行かなくては…………」とつぶやくゲーダム(の残留部分?)がいました。
ゲーダムは戦闘で倒してもすぐに復活してきましたが、マドロックが左目の眼力を解放して胸部の宝石を破壊すると正気に戻りました。
そしてここまで海賊を憎むようになったのは海賊同士の抗争に巻き込まれて弟のピードが死んだからだとか自白してきました。
でもピードが救われていてマドロック海賊団でしっかり成長している姿を見せたところ、改心したようでした。
こうして物語は一応一件落着し、星月夜は報酬として海賊の証をもらいました。
後日談として、怨嗟の邪神のチカラの一部が他にもあるかもしれないという理由から、マドロック団はそれを探すための次の旅に向かうようでした。
「いくつあるかも わからないし もしかしたら ひとつもないかもしれない。 そんな不確かなものを 探しにいくのに うってつけなのが オレたち 海賊なんだ」と語っていました。
※評価したい点
地球では世界中で統一的な主権のある近代国家が成立していく中、海賊的な存在は単なる悪として排除されていくか、国家に従属して海軍になることで善とされるかの、二者択一を迫られていきました。
その時期の海賊を描いたフィクションもまた、そういう歴史を仕方のないものとして描くか、海賊が小さな勝利をした瞬間で物語を終えてハッピーエンドを偽装するかの、やはり二者択一を迫られるのが常でした。
しかしこの物語は違いました。
「知的生物でありながら国家には保護されない」という立場のタコロックが登場していたことで、非国家主体の重要性は常に意識させられるように仕向けられていました。そして「公共のための事業であっても、予算配分と会計に厳しい国家という組織には遂行が困難な性質のものもある。その穴を埋めるのが非国家主体であるので、善き海賊の使命は形を変えて今も残っている」というメッセージで幕を閉じていたというわけで~す。
海賊を描いたフィクションとしては、自分の知る限り最高の作品だったかもしれませ~ん。
だからこの物語を一ゲームの一外伝として認識してしまうのは、あまりに惜しいことだと思いました。
※残念だった点
話の内容は「秘宝」探しがどんどん中心になっていきました。
しかしこのゲームでは「おたからさがし」は盗賊の固有スキルであり、しかも転職すると使えなくなるもので~す。そうした世界観との適合性との間で非常に問題があったと思いま~す。
今となってはストーリーのほうを変えるわけにはいかないでしょうから、せめて「海賊もレベル122で「おたからさがし」を覚える」などの形でこの問題を解決してもらいたいと思っておりま~す。
(11月26日追記)
海賊におたからさがしを覚えさせるという提案は提案広場にもあったようで~す。そして「スタッフからのコメント」では乗り気のようで~す*3。
入団編 「海賊大募集」
マドロック海賊団の新入りを募集しているレッパに会い、6.0時代のイエローダイアリーをコンプリートしました。レッパはまだ一人前として認めてもらっていないようでしたが、サンビタリア基準ではマドロック船長より重要人物のようでした。
前回の追加職である魔剣士は物語を2.1まで進めないと入門クエストの受注が不可能でしたが、今回のレッパは1.0でも行ける地域にいま~す。
ただしガートラントの物語だけは終えている必要がありまして、うちの職人のみキャラはレッパに無視されてしまいました。
勧誘に応じてフリーダム・トルネード号へ。
船員が少なく船のあちこちに損傷があるのは、別の海賊団との戦いで弱体化した直後だからのようで~す。
海に浮かぶ船にカタツムリがいることを疑問に思われたかたもいるようで~す*1。そしてホタルビーの解説文には、アストルティアの海水も多少は塩分を含むことが示唆されていました*2。
しかし海水魚も淡水魚も同じ床下水槽に飼える世界観なので、海水の塩分濃度はアストルティアの生物にとって誤差の範囲内なのでしょう。また誤差でなかったとしても、地球にもオトメカタマイマイという塩分に強いカタツムリがいま~す。
よって星月夜としては、このカタツムリは許容の範囲内で~す。
船内にて、6.0時代の赤宝箱をコンプリート。
この付近には冒険者に襲われたところを保護された「タコロック」というタコメットもいました。
海賊団がアウトローの世界だからこそ、六種族の主流派に殺されず、またまもの使いに従属せずに、自立したまま団員になれたというわけで~す。
こちらがマドロック船長。
海賊のアジト跡でバイキングソウルを一匹倒すという簡単な入団条件を提示してきました。
こうしてガートラントの物語だけは終えておく必要がわかりました。このアジト跡はガートラントの物語の最中に発見することになっていましたから。
マドロックはこの入団条件を達成しただけで、大砲を数門くれました。太っ腹~。
この大砲は潰れかけの海賊団が新入りにくれたものにしては、ドルワーム王国の旧式砲台*3と比較して異常に強力でした。旧式砲台が異常に弱いだけなのかもしれませんけど。
ここですぐに海賊に転職して一気にスキルポイントを固有スキル「ほうげき」に割り振り、パッシブと10種のスキル称号を入手しました。
海賊に興味のない人も、ここまでだけでもやっておけば他の職業での戦いややプールプとの会話で便利かと思いま~す。
第1話 戦いの残痕
見習い向けの最初の任務は、船の修理用の材木を木工ギルドのシズヤから譲り受けてくることでした。
シズヤに話しかけると突然魔法戦士のゲーダムがギルドに入ってきました。ゲーダムはマドロック団のライバルであるハルバルド海賊団を追う任務についているらしく、情報を集めていました。
この「ハルバルド」というのは、マドロックの若き日の手記を読むと、当時は彼と同じ海賊団に属していた悪者のようでした。語源は「星石のハルバード」*4のおかげで有名な武器の「ハルバード」ですね。
話を材木に戻すと、シズヤの指示通りに原木を調達するとすぐに材木に加工してくれました。これを持ち帰るとクエストはクリアで~す。
材木づくりってプレイヤーには解放されていませんけど、導入されたら面白そう。
第2話 おたからの地図
副船長のフレンジーは地味な仕事を嫌がっていました。そこへ海神の秘宝の地図の情報が入ったため、突っ走っていきました。
今回の任務はこの副船長の面倒を見ることで~す。
秘宝の地図の左半分を持っていたのは、かつてギルザッド地方を根城にした海賊の親分の子孫のゼルバド。この地図のせいで厄介事に巻き込まれるのを嫌がっていたらしく、かなり簡単な条件で譲ってくれました。
右半分を持つハルバルドもこの左半分の地図を狙っていたようですが、突如出現したゲーダムの弓に脅えて逃げていきました。
第3話 暴虐の海賊団
今回面倒を見る対象は、星月夜よりほんの少し先輩で同じく新入りのピード。
例の木材をさらに加工するため道具鍛冶ギルドの助力が必要なのに、気が弱くて交渉ができないんだとか。
かなり弱そうなキャラで不安になりましたが、ハルバルド海賊団の情報が入りかけるとさすがに自立してくれたので、無事に二手に分かれることができました。
星月夜を含めた各団員が集めた情報を総合すると、ハルバルドはレンドア島を襲う計画がありながら、はるか遠くのブーナー石洞をそのための拠点にしているということで、何か裏がありそうだという話になりました。
現地では交渉が決裂し、戦いになりました。マドロックとフレンジーがハルバルドを担当し、星月夜が「手下の海賊」ABCを担当で~す。
まめちしきでは、「手下の海賊」は3匹合わせて「ハルバルド海賊団」1項目になっていました。こういう扱いは「マイラー三銃士」*5以来久々で~す。今回はそれぞれ武器が違っていて個性的なのにこの扱いで、かなり哀れでした。
手下の海賊A。
ヒュドラの弓装備。
手下の海賊B。
短剣は多分「こあくまのナイフ」だと思いますが自信はありませ~ん。
驚くべきことにレベル105装備であるブルバックラーを装備していました。雑魚のくせに「ヒトを超えし者」*6ということは考えにくいので多分ドレスアップしただけなんでしょうけど、ドレスアップ用にこういうものを買うというだけで中々のツワモノで~す。
手下の海賊C。
ブラックコンドル装備。ブーメラン装備なら盾を装備できるはずなのに、皮の盾すら持っていないで~す。ハルバルドもブーメラン使いでありながら盾を装備していなかったので、彼らの何らかの美学なのかもしれませ~ん。
せっかくこの連中を片付けたものの、土壇場でフレンジーがハルバルド海賊団のやり口のほうが自分好みとかいう理由で寝返り、地図は二枚とも敵の手に渡ってしまいました。
そんな危機的状況下でもマドロックは約束の報酬の「海賊のぼうし」をくれました。
ここからはマイコーデに頼らず彼とお揃いのセットでいきま~す。
よく見るとこのドクロにはツノが生えていますね。豪華客船グランドタイタス号の航海士ですらドクロマークを愛用するこの世界では、これぐらいの凄みがないと海賊の親分として目立てないのかもしれませんね。
ちなみにこの「ツノの生えたドクロ」は、魔族のものである可能性は低いで~す。「くさった死体・強」のまめちしきに「魔界に出る くさった死体は 当然 もとは魔族の死体。 ツノはくさっていく過程で 抜け落ちてしまうらしい」とありますから。
では「旧ネクロデアに大量に転がっているツノの生えたドクロは何なのか?」ですが、あれはおそらく魔物のもので~す。それも墓参りが趣味のナジーンが200年間埋葬せず放置していたのですから、おそらく敵であるバルディスタ軍の魔物か、もしくは戦争の巻き添えになった野良の魔物のもので~す。
よってこの海賊のぼうしのツノドクロもまた、魔物のものであるという設定なのだと思いま~す。
*1:https://dq10western.hatenablog.com/entry/2021/11/15/234500
*2:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/04/26/200000
*3:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2018/10/09/000000
*4:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2019/01/10/000000
*5:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/05/07/005132
*6:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/11/19/000000
0.はじめに
星月夜は長らく「ウチナリモ光学」を研究してきました。ほとんど手がかりがなかったので暗中模索でした。
それが最近になってやっと自分なりに一応の仮説に至れました。多くの仮定の上に成り立っているので、まだ脆弱な仮説で~す。でも最近まではそういうものすらなかったので、感慨深いで~す。
本日はその成果を語ろうと思いま~す。
1.1.0時代のウチナリモ光学
60年前を舞台とした「オフラインモードのつづき」で、「ウチナリモ光学」という単語は産声をあげました。
ナルビアの町のシャルルが「あー イシカズム理論の本が ほしい! ウチナリモ光学の本も 読みたいぜ。 はぁ……。グランゼドーラ王国だったら いくらでも ほしい本が 手に入るだろうにな。 こんな いなかの島は うんざりだよ」と語っていました。
このうち「イシカズム理論」については、誰しもすぐに語源が一つ思いつきま~す。「むずかしい」を逆から読んだもので~す。
並列的に登場した一方がこれだけ簡単に語源に行き着けたのですから、もう一方も簡単だろうと思って考え始めたのが運の尽きでした。その後数年間、星月夜の脳は「ウ・チ・ナ・リ・モ」を並べかえる作業で疲弊していくことになりました。
オンラインモードでの両者間の情報格差も似たようなものでした。
学びの庭のアカシの日記で「天才さん」がイシカズム理論の研究を進めていたという情報が出てきましたが、ウチナリモ光学については一切語られないままだったので~す。
ここまでで得た情報からわかったことは、「ウチナリモ光学とはイシカズム理論と隣接する分野かもしれない」という程度で~す。その根拠は「シャルルが同時に読みたがったから」という非情に弱いものでした。
2.2.3時代の僅かな進展
2.3で僅かな進展がありました。ナルビアの町ではシャルルがまだ生きていて、「オレは ガキの時分から 読書が大好きでな。 おかげで 学者として身を立て ちょっとばかり 出世することもできたんだ」と語ってくれたので~す。
シャルルの幼少期の読書が単なる趣味で終わらず、何らかの専攻を持った学者になるための下準備として役立ったということから、「ウチナリモ光学とはイシカズム理論と隣接する分野である可能性が高い」ぐらいまできました。
また主人公の兄弟姉妹の研究室に『イシカズム理論~応用編~』があったことから、「イシカズム理論とは主人公の兄弟姉妹の研究テーマにも応用が効くものである可能性が高い」ということも判明しました。
そしてこの当時の兄弟姉妹は錬金術師としてテンスの花の再生を目指していました。この『イシカズム理論~応用編~』はおそらくそのために必要だった書の一つでしょう。
ちなみにこの人は他にも一応メラゾ熱の治療にも業績がありましたが、「オフラインモードのつづき」の開始直後にすぐに有効な薬を安価に作れていたので、本書はそちらのほうの業績とは無関係だと思われま~す。
以上から、「イシカズム理論とは錬金術・時間の研究・植物学の少なくともどれか一つに応用が効く理論である可能性が高く、ウチナリモ光学とはそんなイシカズム理論の隣接分野である可能性が高い」というところまで仮説が進歩しました。
3.6.0の「整理術は海を越えて」で一気に進展
6.0で配信が始まった「整理術は海を越えて」*1では、ラッカラン島のササラナが整理術に役立ちそうな『歪曲性超空間理論・下』を読みたがり、かつ同書がグランゼドーラ王国に勤めていた学者が執筆したものであるからという理由からグランゼドーラにある可能性が高いとしてきました。
「島では入手できない難解な書籍はグランゼドーラにあり」という設定は、「オフラインモードのつづき」のシャルルのセルフオマージュの可能性が高いで~す。
仮にセルフオマージュだとすると、60年前に彼が読みたがっていた「イシカズム理論の本」と「ウチナリモ光学の本」が、ササラナの「ミラクル整理術」とも深く関わっていた可能性が高まりま~す。
しかも現在のシャルルが語る「学者として身を立て ちょっとばかり 出世することもできたんだ」という経歴は、ササラナの語る「グランゼドーラ王国に勤めていた(がすでに退職している)学者」という『歪曲性超空間理論・下』の著者像にピッタリで~す。
グランゼドーラの図書室に『歪曲性超空間理論』の上巻がなかったのも、著者がグランゼドーラ出身ではないことの裏付けになりそうで~す。シャルルであるかどうかはともかく、この著者はおそらく上巻を書いた業績を評価されてグランゼドーラに遠方から招かれ、在職中に下巻を書いて勤務先の城の図書室に一冊献本し、その後は退職して故郷に帰っていったのでしょう。
仮定を三つぐらい積み上げたストーリーになりますが、ここまでの情報から「イシカズム理論とは錬金術・時間の研究・植物学の少なくともどれか一つに応用が効く理論である可能性が高く、ウチナリモ光学とはそんなイシカズム理論の隣接分野である可能性が高い。そして幼少期からそれらを研究したおかげで学者として大成しグランゼドーラで恵まれたポストも得たシャルルは、在職中に『歪曲性超空間理論・下』というミラクル整理術にも役立つ書を著した」という筋書きが見えてきました。
この危うい仮説の地盤を固めるためには、「イシカズム理論やウチナリモ光学がミラクル整理術とどう関係するのか?」を説明しなければなりませ~ん。
4.イシカズム理論とミラクル整理術を結ぶ星辰の摂理
しばらく前の星月夜であれば、「イシカズム理論の応用が効く可能性が公式に示唆された分野は、錬金術・時間の研究・植物学のみ。う~ん、ミラクル整理術とは関係なさそう。また詰んだ!」と思ってしまっていたかもしれませ~ん。
しかし6.0を開始するほんの数日前に運よく「時間の流れを変える技術に関する考察」という記事を書き、ミラクル整理術が空間の広さだけでなく時間の速さまで変えてしまうことがあるということを証明していました。
さらには兄弟姉妹がグルヤンラシュとの共同研究の果てに生み出したエテーネルキューブには、時間移動のみならず空間移動の機能もついていました。兄弟姉妹の長年の研究テーマであったキュレクスに由来する時間移動能力が空間移動能力も自然に伴うということは、やはりこの分野では時間と空間は混然一体のものなのでしょう。
こうして星辰の摂理とキュレクスのおかげで、「ミラクル整理術・空間・時間・イシカズム理論」の四者間の結びつきが強くなりました。
しかしこれは、その四者の結びつきに加えて「シャルル・ウチナリモ光学」の二者の結びつきも強める力にはなりませ~ん。この二者とも何か橋渡しの補強がほしいところで~す。
5.アインシュタインの影響
ここで時間と空間に関する新たな理論を光学を土台にして打ち立てた"Albert Einstein"(アルベルト・アインシュタイン)を連想しました。彼の相対性理論は地球における星辰の摂理の類似物で~す。
この"Einstein"の語源は、中高ドイツ語で「石で囲む」を意味する"einsteinen"で~す。だから「アインシュタイン」とは「イシカコム」なので~す。「イシカズム」と随分似ていますね。
こうしたことから、「ウチナリモ光学とは、地球における光速度不変の原理のような、イシカズム理論を導き出すための土台のようなものではないか?」と推測しました。
以上のアインシュタインの業績と名前から「ミラクル整理術・空間・時間・イシカズム理論」の四者に「光学」が強く結びつきま~す。
そして『ドラゴンクエストX』で登場した光学といえばウチナリモ光学しかなく、それを学んだことが明らかな登場キャラクターといえばシャルルしかいませ~ん。
また4.0メインストーリーでは、「空間の生成」と「光」とが密接に関係したレイミリア幻想機が登場していました*2。
以上により「ミラクル整理術・空間・時間・イシカズム理論・ウチナリモ光学・シャルル」の六概念は、このゲームでは非常に密接に結びついているといえましょう。
こうして星辰の摂理とアインシュタインのおかげで、第3章では「はなはだ脆弱な仮説」という自己評価だったものが、「脆弱な仮説」程度まで進化しました。
ちなみに"Albert"の語源は古ゲルマン語の"*aþalaz"(高貴な)"*berhtaz"(輝き)であるとの説が強いで~す。なので"Albert Einstein"を和風に超訳すると「石垣貴輝」になりま~す。
6.本稿の仮説に基づくエンジュの動向の予測
ササラナの母エンジュは行方不明ですが、最新情報ではレンダーシアを放浪しつつミラクル整理術に関係する研究を続けていることが明らかになりました。
エンジュのこの研究テーマが本稿の仮説のとおりにシャルルの専攻と一致していた場合、今後シャルルは「教えて! ミラクル整理術」シリーズに深く関わってくるかもしれませ~ん。たとえばエンジュがシャルルに直接教えを乞いにいったエピソードとかで~す。
雨月「数年間の研究、お疲れさん。さて次は「ヌラカワ対比」について、一生かけてでも考えてもらうで~」
クエスト「整理術は海を越えて」に挑戦で~す。
ササラナは『歪曲性超空間論・下』があればそうびぶくろを拡張できそうだとして、グランゼドーラで探してくるよう依頼してきました。
しかしグランゼドーラの図書室では、『歪曲性超空間論・下』は上巻がないとの理由から、しばらく前にポイポイ商会に払い下げられていたようでした。
ポイポイ商会は『歪曲性超空間論・下』の転売を頑なに拒否してきたので、ここでいったん「詰み」になりました。珍しい話の展開で~す。
それでもクエストは続き、まとめ屋タバネの実家の問題を解決することになりました。タバネはササラナを義理の姉として慕っていますが、実家には実の姉のチヒロもいて、彼女が行方不明なのだそうで~す。
空間に関する話題で「チヒロ」ときたら、その語源は「千尋」(約1.8km)ですね。
散らかっている部屋ですが、少し前に清掃業者が来ていたそうで~す。その清掃業者もポイポイ商会でした。
そしてポイポイがチヒロの部屋で回収した呪いのぬいぐるみが倉庫を占拠してしまったため、『歪曲性超空間論・下』も譲れる状態ではなくなっていたようでした。
倉庫に行くとカーズ・ド・バニーというボスが襲ってきました。
倒すと元のウサギのぬいぐるみに戻りました。
ポイポイにぬいぐるみを持ち去られたチヒロの怨念がぬいぐるみを強化していたような話の流れでした。
ポイポイによると、ウサギのぬいぐるみは本当は「ラッキーラビット」という幸運を呼ぶアイテムであったけれども、愛情を持たずに所有していた元の持ち主のせいで呪いのアイテムになってしまったのだそうで~す。
また「まめちしき」によると、稀代のぬいぐるみ職人が魔界のプリンセスのために一針一針縫った一品だったとか。
ぬいぐるみ職人といえば、ガートラントの追加クエストで出てきたピルクノしか思い浮かびませんが、あまり関係なさそうな雰囲気で~す。
ぬいぐるみが好きな魔界のプリンセスといえば、リンベリィでしょうか?
それはさておき、こうして『歪曲性超空間論・下』を入手したのでササラナに渡しました。
本の中に母エンジュの注釈メモまで挟まっていたらしく、そのおかげでササラナはすぐに内容を応用してチヒロの部屋を片付け、そうびぶくろも拡張してくれました。