ルティアナの胡蝶入りの世界樹の花を持ち帰り、玉座の間にいたカーロウと三名の兵士たちを安心させました。
三名の兵士とは、いつも玉座の間を警備しているファラザードのレイオーンとバルディスタのザジェンの二名に、城の入り口付近を警備しているゼクレスのオレガノでした。この三名は大魔王の不在中、カーロウの指示で各地の魔瘴を調査していたそうでした。
ここで兵士たちからジャリムバハ砂漠の魔瘴塚が再び活性化したとの情報を聞いたユシュカは、大急ぎで先に一人で去ってしまいました。一人で何ができるというのでしょうね?
追いかけてきてみたら、たしかに大変な勢いでした。
参考までにこちらが、かつてイルーシャがほぼ同時期に浄化した*1ゲルヘナの魔瘴塚。一応こちらも魔瘴を吹くようになっていましたが、ジャリムバハのものほどではありませんね。
なおもう一つの同時期に浄化されたオジャロス大公領の魔瘴塚については、現在大公領への立ち入りが禁止されていたので、調査できませんでした。
ルティアナのチカラでまた浄化しなおすと、ユシュカが慌てた理由を話してくれました。
この魔瘴塚はユシュカの少年時代に突如出現したものであり、このときユシュカの父親率いる隊商が全滅し、教育のためネクロデアに預けられていたユシュカだけが生き延びたのだそうで~す。
このときマリーンに出会いやがて来る大魔瘴期について教わり、魔界各地で大魔瘴期の脅威を唱道したものの誰からも相手にされなかったので、まずは魔王になり次いで大魔王になることを目指したのだとか。
その思い出話が終わった直後、バルディスタから使者が来て、ザハディガル岩峰を閉鎖した理由が現地の魔瘴塚の活性化に対応したものであることが伝えられました。
ルクスガルン大門まで閉まっていたのは、現地の兵がアストルティアに迷惑をかけないように、最後のチカラを振り絞ったんでしょうかね~?
そこでヴァレリアにもこのルティアナのチカラを見せて封鎖を解いてもらいました。
すると何とルクスガルン大門までまた開きました。
こうなると、「絵としては省略されているものの、ルクスガルン大空洞内部にもバルディスタ兵がいて、ザハディガル岩峰が閉鎖されたり解放されたりするたびに門を開閉している」と考えるしかなさそうで~す。
このあたり一帯の汚染の原因である魔瘴塚を発見しましたが、ルティアナからはまずは潜んでいる魔瘴魂を倒すよういわれました。
イルーシャのときもそうでしたが、ルティアナの魔瘴を浄化するチカラは、魔瘴魂には効かないようで~す。
ここの魔瘴魂ゼノドラゴンは、いかにもドラゴンのような外見ですが、ブレス技を使用してこず、呪文や魔蝕が得意でした。
前回の虚無の邪神に関して「外見で技を見抜けてしまう」なんて批判をしましたが*2、いきなりもう撤回しま~す。素晴らしいフェイクでした。
浄化完了。さらには駐屯所の人々からも魔瘴を抜きました。
するとここで、魔仙卿の着ぐるみとアストルティアの人間がほぼ同時に拾われていたことが判明しました。常識的に考えて、魔仙卿の中身と外身ですね。そして中身のほうは最近まで療養させていたのに行方不明になったのだとか。
兄の行方が気がかりでしたが、アスバルから至急ゼクレスにきてほしいとの連絡もあったので、この地を去りました。
ゼクレスでも魔瘴塚は活性化の兆しを見せたそうですが、アスバルはしっかり封印したようでした。魔瘴塚対策では三国の中で一番しっかりしていましたね。
ここでアスバルから、宝物庫からリドのタリスマンを盗んだ賊が残していった大魔王宛ての書き置きを渡されました。その賊とは、もちろん兄で~す。
書き置きによると、ジャゴヌバは地底にある「滅星の邪園」に隠れてしまったそうで~す。ファラザードの地下にある開かずの扉の先には滅星の邪園に行くための切り札があるらしいのですが、その切り札の復活にはリドのタリスマンがどうしても必要なのだとか。
ファラザードの地下…精神操作を解除するリドのタリスマン…むむむ、ひょっとしてその切り札って、ファラザードの地下牢にいたあの精神がおかしそうなウバダバ?
開かずの扉が開いていました。
その奥の水路は、文化的にはザード遺跡と大して変わらない雰囲気でした。
あと空が見えている部分もあったので、開かずの扉が開かないままでも、内部への侵入は決して不可能というわけではなさそうでした。
中にいた新作モンスターのメカジラフを倒し、5.5前期のフィールドモンスターをコンプリート。
5.5前期の宝箱もコンプリート。
一番奥は「ザードの祭壇」という地名になっていて、ヴァルザード伝説にちなんだオオダコの石像も二体おかれており、いかにも旧ザード王国の儀式の間という雰囲気がありました。
そこで兄がリドのタリスマンを使って何か儀式をしていましたが、予定通りには儀式は進行していないようでした。
リドのタリスマンの使いどころがここだったということは、「ウバダバこそ切り札」という説はもうハズレのようで~す。
そこに大量の魔瘴魂がやってきて兄を攻撃したので、助けることになりました。
魔瘴魂の中には、リストには登録されない3体の小ボスクラスのものと、リストに登録される1体の中ボスクラスのものとが、混じっていました。
小ボス第一号は、混沌の魔瘴魂。5.2で登場した魔瘴魂グウィネーロ*3の色違いで~す。
第二号、怨讐の魔瘴魂。5.2で登場した魔瘴魂オジャロス*4の色違いで~す。
第三号、暴悪の魔瘴魂。5.3で登場した巨大魔瘴魂*5の色違いで~す。
真打は、激憤の魔瘴魂。5.1で登場した魔瘴竜ジャオマンダ*6の色違いで~す。
過去の魔瘴魂の色違いが次々に出てくるというのは、1.4のクエスト「王者の継承」、3.5のナドラガ神のほこらめぐり*7、そして4.5の久遠の神殿*8と同じく、「そのディスクの内容をプレイヤーに振り返らせる」という目的があったのでしょうね。
そして四体のボス級魔瘴魂の中でもあえてゴーラのボスを真打にしたのは、マデサゴーラの思想へのセルフオマージュだと思いま~す。
過去記事「偽の魔幻宮殿のマデサゴーラの作品群の紹介と考察」で分析したのですが、マデサゴーラは魔界の有力三大国の特色を自分のものとし、その上にゴーラが立つことを芸術的に表現していました。
混沌の国であるファラザードのイメージを象徴する混沌の魔瘴魂と、魔術に秀でたゼクレスのイメージを象徴する怨讐の魔瘴魂と、魔瘴弾大好きなバルディスタのイメージを象徴する暴悪の魔瘴魂を前座に出しておいて、最後にゴーラにちなんだ激憤の魔瘴魂を出してきたとすれば、いかにもマデサゴーラっぽいですよね。
激憤の魔瘴魂を倒すと残りは雑魚だけになりましたが、兄の魂の内部の呪いを解決しなければ、ルティアナのチカラをもってしても兄は遠からず死んでしまうのだそうで~す。
そこで残りの雑魚魔瘴魂はユシュカに任せ、兄の記憶の内部へと向かうことになりました。
他人の記憶の中に入れるのは親しい者だけという設定なので、ユシュカだけでなくサポート仲間も置き去りで~す。
(12月15日追記)
マリーンの経歴のサイレント修正*9を受け、記述を多少手直ししました。
*1:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/02/15/200000
*2:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2021/04/19/170000
*3:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/06/11/200000
*4:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/06/09/200000
*5:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/10/02/180000
*6:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2020/02/16/200000
*7:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/08/14/000000
*8:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2019/04/08/180000
*9:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2021/12/10/182839