ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/archive/category/傑作選)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

エイプリルフールのサプライズ、しっかり楽しんで考察もしました。

1.ウォータースライダー

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 今年のエイプリルフールのサプライズは、ウォータースライダーの開店だったようで~す。

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 責任者のオーダンに話しかけると、滑れるようになりま~す。

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 でも降りた場所に、「ウォータースライダーク」が待ち構えていました。

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 水の予感…。

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 水だ~!

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 水だ~!

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 水だ~!!

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 倒すと「【クエスト】X、Y、Zとウォータスライダークをはじめて倒した!」と冒険日誌に表記されるので、記念に倒しにいったほうがいいで~す。

 この敵は「クエスト」の敵ではないと思いましたが、嘘が許される日のことでもあるので、今回は大目に見て「改善案」カテゴリーには入れないでおきま~す。

 ところでこのウォータースライダーク、ブーメランで再戦して「スライムブロウ」してもあんまりダメージが増えなかった気がするのですが、何系なのかな~?

2.位置の考察

 さて、この戦場の位置を考えてみました。

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 ここでスライダーは途切れていますね。

 少なくともここまではスライダーで到達できたということになりま~す。

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 戦場の対岸はこのような光景で~す。

 こんな光景が見えそうな池、スライダーの途中にあったかな?

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 実際のゴール予定地に来たら、山や木の形とかほとんど一緒でした。

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 対岸の光景も同じ。

 「え、じゃあもう本当に完成じゃん!」と思ったのですが、オーダンによるとスライダーは本当は未完成とのことで~す。

 一体どうなっているのでしょうか?

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 よく見ると、スライダーは途中で洞窟を通過していました。

 ということは、「あの洞窟の中または出た先でスライダーは途切れており、ゆえに未完成である。その途切れている場所に、ゴール地点の光景によく似た光景のポイントが用意された」と考えるのが妥当で~す。

 その「よく似た光景のポイント」が、魔法などの技術によるバーチャルリアリティの世界なのか、かきわりなのか、それとも本当に偶然似た光景を使用したのかは、不明で~す。

3.水の考察(即日追記)

 ウォータースライダークとの戦いで水に落ちると、ザオトーンつきの死が待っていま~す。

 ダメージで死んでから落ちるとザオトーンがつかない場合もありますが、その状態でカカロンに蘇生してもらっても、泳げずにすぐに死にま~す。

 星月夜はアストルティアのほとんどの水は軽く、大きな水溜まりに落ちると泳いで浮上したりはできないので、伝説の「弱水」のようなものだ」と主張し、今まで様々な根拠を提示してきましたが*1*2*3、また一つ根拠ができてしまいました。

 トラシュカでもイカダから落ちたときに同じような現象が起きていましたが、あれは水平移動もするイカダでの事例であったので、垂直の浮力の証明としては二流の証拠だったので~す。

 「そんなに軽い水なら、あのウォータースライダークの特技による多様な水流も突風程度の意味しかないのに、なぜみんな流されたのか?」と疑問をもたれるかもしれませんが、あれは実はむしろ星月夜の主張の根拠になりま~す。

 なぜなら、流れ始め以外だと、流水を踏んでも冒険者は微動だにしませ~ん。つまり先端部分に別の重い物質がついていたり混じっていたりしたのでしょう。

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4.消えたひとたち

 これは運営にとって意図的なものではなかったようですが、ラッカランで大騒動が起きて、島主ゴーレックもウェルナー隊長も消えたようで~す。

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 さらにはヤクウまで消されてしまったようでした。

第8回アストルティア・プリンスコンテストの感想

 第8回アストルティア・プリンスコンテストですが、実はまだ投票先を一つに絞れておりませ~ん。しかも今回は最後まで絞れずに手持ちの3キャラの票を分散させる可能性も出てきました。

 一見してアイディアを高く評価したのが、エントリーナンバー2810の「じゃんぷ!」と3078の「私の大切なお父さん」なのですが、直球で格好いい写真の人たちも捨てがたいで~す。

 そしてアイディア路線への評価と美形路線への評価の対決は、単純には決着がつかない上、自分の精神状態によってもかなりゆらぐもので~す。

 そこでもう数日間迷いに迷った上で、自分の中での1位だった時間のより長い写真に投票することにしました。

 だから投票の日を待たずに、今日のうちに感想を書いてしまうことにしました。

 「第8回プリンセスコンテスト*1と同じ理由で候補者たちも運営も全員100点」という、かなり単純な感想で~す。

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極箱時代の輝石封印メモ その2 & 異常耐性用の輝石のベルトを大粛清

1.前回から変化した事情

 「その1」を作ってから約4ヶ月が経過しましたが、その間に自身のプレイスタイルなども変化したため、大幅な改修をしました。

1-1.開封した効果2種

 「おしゃれさ」・「さいだいMP」で~す。

 「おしゃれさ」については、モーモンの強化と多用が最大の理由で~す。

 「さいだいMP」については、魔法戦士でガルドドンに行くようになったのが最大のきっかけでした。ガルドドンIIIはマダンテを使いまくっても時間的にかなりキツいので、MPを増やせるなら増やしたいものだと思ったので~す。単にMPが高いだけでなく、光属性との相乗効果もあるベルトを入手できるまでがんばりたいで~す。

1-2.新たに封印した効果5種

 「攻撃時眠り」・「攻撃時マヒ」・「攻撃時魅了」・「攻撃時ぶきみなひかり」・「風呪文」で~す。

 これらは以下に書いたように決して「不要」というほどでもないので、現在優先的にほしいベルトが揃ってきたらまた開封しま~す。

 眠りとマヒと魅了は強敵にはほぼ効きませ~ん。たまに効く強敵もいますが、そういう万が一の僥倖の利益もまた小さなもので~す。

 攻撃時ぶきみなひかりは、真の強敵を相手に打撃系と攻撃呪文系が混在することがマレであるし、本当に攻撃呪文耐性を下げたいならば専用の特技も多々あるので、今回は休んでもらうことにしました。

 風呪文については、使う機会が少ない上に「しゅび18・ぼうそう3・風呪文12・虫8・天使10」という完璧に限りなく近いものを入手してしまったので、保険としてはこれで十分という気分になりました。

雨月「基本的に真似させてもらうわ~。でも風呪文はまだそういうのを入手していないので、もうしばらく見送るわ~」

1-3.余談。ますます価値の下がった効果2種

 これは余談ですが、いてつくはどうも使える前衛が登場したことで、前回も封印対象だった「リホ系解除」・「マホ系解除」の価値はさらに下がりました。

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2.極箱時代の輝石封印メモ その2

※ステータス系

 「移動速度」。計1種類。

※戦闘時・戦闘終了時のドーピング系

 「MP消費しない率」・「通常ドロップ率」・「レアドロップ率」・「ダメージ10%反射」・「戦闘勝利時にHP回復」・「戦闘勝利時にMP回復」。計6種類。

※耐性系

 「眠り」・「マヒ」・「混乱」・「封印」・「幻惑」・「呪い」・「即死」・「どく」・「MP吸収」・「おびえ」・「転び」・「しばり」・「踊らされ」。計13種類。

※特技・呪文のダメージ上昇系

 「風呪文」。計1種類。

※系統別のダメージ上昇系

 なし。計0種類。

※攻撃時の追加効果系

 「どく」・「眠り」・「マヒ」・「混乱」・「魅了」・「マホトーン」・「リホ系解除」・「マホ系解除」・「テンション下げ」・「ぶきみなひかり」。計10種類。

※開戦時の追加効果系

 「会心率上昇」・「ピオラ」・「マホキテ」・「メイクアップ」・「マホトラのころも」・「ためる」・「バイシオン」・「リホイミ」・「夜ためる」。計9種類。

 以上全部で40種でした。

 前回が37種で、前章で書いたように2種開封して5種封印したので、計算どおりで~す。

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3.勲章授与

 この封印内容の一新を機に、これまで大量の無念の怨霊を倒す手伝いをしてくれた「くだん」に対し、勲二等大勲章に替えて勲一等金瑠璃星大勲章を与えました。

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4.耐性用ベルト大粛清

 長年かけて蓄えたものを一気に捨てるのはやや残念でしたが、これを機に耐性用の輝石のベルトを大粛清しました。

 5.2で達人システムが改修されて大抵の異常耐性はほぼ好きなときに10%ガードができるようになったのが、最大の理由で~す。

 第二の理由は、5.3における心層の迷宮の登場にともなう輝石のベルトの耐性上限の上昇で~す。達人の宝珠が効かない仲間モンスター用にいつか本当に一部の耐性ベルトがまたほしくなったときにでも改めて14%ガードを狙えば、更新にもなりま~す。

 大粛清の結果は、「輝石のベルトコレクション(随時更新記事)」でご覧くださ~い。

雨月「「雨月の輝石のベルト物語(随時更新記事)」もよろし~く」

「アルウェ王妃のノート」が多用されなかった理由を考えました。

0.はじめに

 通称「アルウェ王妃のノート」には絶大な効果がありますが、あまり多用されずに物語から退場しました。

 本稿ではその原因となったノートの限界・弱点について考察しま~す。

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1.ノートの設定の確認

 誰の願いでも三つだけかなえてくれる代わりに、一人で三つ願いをかなえるとその者は死んでしまうノートで~す。

 フォステイルがかつてつくりました。いわゆる「流浪のフォステイル」は、このノートの製造過程でもありました。

 フォステイルはこのノートをアルウェに渡し、アルウェからさらにラグアスの手に渡り、ラグアスが三つめの願いをかなえる寸前に消えました。

 試作品はクエスト「パクレ警部の現実」*1に登場した銀色のノートで~す。

 こちらは願いのかなえかたが不安定であるという弱点がある一方で、使用者への明確なペナルティがないという長所もありました。

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2.フォステイル本人は他人と同じようには使えない。

 たとえばもしフォステイル本人が「世の中のためになる願望のみが書かれますように」「誰もが願いを二つまでで我慢しますように」という願いを書いていたなら、ノートがもたらす幸福の量は史実より大きく、不幸は史実より小さかったことでしょう。

 賢い上にノートの設定をプレイヤー以上に知っているはずのフォステイルのことですから、さらにもっと効率的な願いを二つ思いつけていた可能性もありま~す。

 それをしなかったのは、フォステイル本人はこれを他人と同じようには使えないということでしょう。

 どの程度使えないのかは謎で~す。まったく願いがかなわないのかもしれませんし、あるいは一つめの時点でペナルティが来てしまうのかもしれませ~ん。

 また使えない理由についても謎で~す。製造者だから使えないのかもしれませんし、時渡りの呪い*2のせいなのかのかもしれませ~ん。

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3.二冊目の製造も不可能。理由はおそらく材料不足。

 もしフォステイルに二冊目の製造が可能なら、パルカラス亡霊王への対策は、莫大な費用を投じてキラキラ大風車塔を急造することではなく、二冊目のノートの製造であったことでしょう。

 仮に自分ではその二冊目に何も書けないとしても、「パルカラス亡霊王を消し去って」と書いた上にその後は私利私欲のためには使用しなさそうな人物に渡せばいいからで~す。

 ノウハウがあるのに二冊目が作れなかったということは、おそらく一冊目が完成した時点で材料が尽きたのでしょう。

 その不足した素材は「一度枯渇するとフォステイルですら容易には入手できない貴重な何か」ということになりま~す。クオードが苦労したボロヌジウム風情ではないことは間違いないでしょう。

 それが具体的に何であるのかを探るために、次章では試作品の類似品について考えてみま~す。

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4.類似品『小さな英雄ザンクローネの物語』の原稿から、不足した材料を考える。

 『小さな英雄ザンクローネの物語』の原稿は、銀色のノートの類似品で~す。

 効果が特定の地域内という限定がついてはいますが、基本的に書かれたとおりのことが起きま~す。

 部外者が物語の内側に入り込んでしまうと不安定な部分も出てくるというのもそっくりで~す。

 よってこのチカラは、効果対象地域を創造し原稿内容からの影響を望んだマデサゴーラによって付与されたものであると考えられま~す。

 マデサゴーラが付与できて、かつこの世界をある程度まで好き放題に改変できるチカラとなると、これはもうマデサゴーラが光の河の中で拾ったという「創生(創世)のチカラの破片」*3のそのまた一部としか考えられないで~す。

 ここで5.4メインストーリーの序盤を思い出しました。「微量ならばアストルティアで創世のチカラを採取することは決して不可能ではなく、しかもフォステイルにゆかりの深い銀の丘の付近の銀の森ではその使用が予定されている」という設定が描かれていました*4

 これで一気に辻褄が合いました。

 フォステイルは少しずつなら創世のチカラを採取できて、かつてそれを活用してアルウェ王妃のノートを作成したものの、パルカラス亡霊王への緊急対策としての二冊目の製造には、チカラの採取が間に合わなかったのでしょう。

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5.まとめ

 絶大な効果を持つアルウェ王妃のノートがあまり使われないまま物語から退場したのは、製作者のフォステイル自身は何らかの理由で使えず、かつ二冊目の急造もおそらくは材料不足で不可能であったから。

 その材料とは、試作品の類似品の由来やフォステイルの伝記などから総合的に考えるに、創世のチカラである可能性が高い。

「ヒューザ」の最有力の語源は「日向」 & オジャロスの第二の語源 & パクレの第六の語源

1.ヒューザの最有力の語源は「日向」

1-0.総論

 ヒューザの最有力の語源は「日向」だと主張いたしま~す。

 以下はその三大根拠で~す。

1-1.発音

 「日向」は「ひゅうが」と発音するので、「ヒューザ」に最も近い単語の一つで~す。何しろ相違点は最後の子音だけですからね。

 和語で「ひゅう」という発音は非常に珍しく、現在の標準語で残っているのはこの日向と風の音の擬音語ぐらいしか星月夜は知りませ~ん。だから和語に限っては他の追随を許さないぐらい近いので~す。

 そして2019年のエイプリルフール*1では、ヒューザ本人かそっくりさんかよくわからない人物が、そのまんま「ヒュウガ」と名乗っていました。

 なお外来語を含めると、「ヒュウガ」と同じぐらい「ヒューザ」に近い単語がありま~す。最後の母音だけを変えた「ヒューズ」で~す。

 ただし、ヒューザにはヒューズっぽいところはありませ~ん。やがてヒューズっぽい活動をするかもしれませんが、現段階ではこちらは語源の一つとは認めないでおきま~す。

1-2.反逆

 ヒューザに投影された日向的イメージといえば、第一に「反逆者である点」で~す。

 なぜ日向といえば反逆者という印象があるのかというと、日本一有名な反逆者が明智光秀であり、日本一有名な日向守(日向の名目上の支配者)もまた明智光秀だからで~す。

 2002年に発売されたスパイクのゲーム『侍』でも、日向隼人というキャラクターが組織内部に潜伏した裏切者でした。

 本人の意思ではなかったものの、ヒューザは3.5前期で突如として主人公を裏切ってきました*2。それも疾風の騎士団の本拠地でで~す。まさに本能寺の変ですね。

 この件のもう一つの根拠は、クエスト「勇士たちの祈り」や幻想画「一宿一飯」*3などでしばしばヒューザの対なる存在として扱われているキャット・リベリオもまた、語源の一つに「反逆」の意味があるということで~す。これについては過去記事「『罪と罰』で読み解くリベリオ ―― 強力な暗号「そうニャ」の秘密。そして思想的元凶は……」をご覧くださ~い。

1-3.海幸彦

 日向のもう一つの有名な点は、日本神話の天孫降臨の舞台であるということで~す。

 その天孫の子には、海幸彦と山幸彦という対なる兄弟がいました。登場してしばらくは兄の海幸彦のほうが優勢だったのですが、やがては山幸彦のほうが神の助力により優勢になりま~す。山幸彦の子孫はやがて天皇家となり物語の中心であり続けますが、海幸彦の子孫は九州南方の集団「隼人」の立場にとどまりました。

 これはウェディを選んだ場合のメインストーリーに似ていま~す。

 ヒューザは登場してしばらくはフィーヤ孤児院のライバルより優勢で相手を殺しかねないほどだったわけですが、やがて神の助力によりそのライバルの肉体に主人公の魂が宿るとシェルナー決定戦に敗れ、その後の物語では傍流の立場に甘んじることになりま~す。

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2.オジャロスの第二の語源

2-1.一つの意味の復習

 アスバルの「叔父」だから、その二文字で始まる名前にしたのでしょう。

 「叔父」のみならず「ロ」という文字を入れたのも、『ドラゴンクエストV』のオジロンへのセルフオマージュだと思いま~す。

2-2.第二の意味「おじゃる」

 日本の公家が使うとされる丁寧語の「おじゃる」も語源だと気づきました。

 ゼクレスの貴族の中でオジャロスだけが「表面的には柔和で実は腹黒い」というという例外的な性格をしており、これは日本の公家の負のイメージが投影されたものであると思いま~す。

 ドラゴンクエストで王の叔父に「オジ」と「ロ」がそろえば、すぐにオジロンのほうを思い出してしまうせいで、これを長らく思いつけませんでした。

2-3.先行者への仁義

 3月26日にヤフーで「オジャロス 公家」で検索をしたら、一件だけヒットしました。5ちゃんねるのこの発言で~す。

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3.パクレ、第六の意味

3-1.五つの意味の復習

 当ブログではパクレ警部の「パクレ」には五つの意味が付与されていると主張してきました。まずは確認しておきま~す。

 「続・パクレ警部の総合研究」では三つの意味を主張しました。第一が「メグレ」。第二が「逮捕しろ」。第三が「真似をしろ」

 「パクレの五つの意味から、時空監察機関の元ネタを推測」ではさらに二つの意味を主張しました。第四が「パドレの後輩」。第五が「準キュレクス」

 これらは全部不正解かもしれず、また全部正解かもしれませ~ん。

3-2.第六の意味「はぐれ」

 最近、「はぐれ」の意味もあるのではないかと考えました。

 異世界には数多くいる警察官ですが、アストルティアではパクレただ一人。そういう意味で彼は「はぐれ」者で~す。

 さらに『はぐれ刑事』という往年の有名なテレビドラマがあり、日本人の脳裏には「よき警察官」と「はぐれ」の間に連想関係が成立していま~す。

 これを中々思いつけなかったのは、ドラゴンクエストで「はぐれ」というと、すぐにはぐれメタルのほうを思い出してしまうからでしょうね~。

3-3.きっかけをくれたツイート紹介

 この発想のきっかけになったのは、クラウス@DQXさんのこのツイートで~す。

 この場でも感謝いたしま~す。

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レンダーシアと他大陸との連結部分を海に沈めた主体の推測

0.はじめに

 初期設定では、オーグリードやウェナには、レンダーシアとの連結部分がありました。

 この設定が2ndディスク時代に捨てられ、世界地図も描き変えられていき、昔から連結部分なんかがなかった世界になってしまいました。

 ただし大昔にはレンダーシアオーグリード大陸がつながっていたという設定は、パルミオ博士の研究などで復活しました*1

 本稿はこの設定変更について物語内部での説明を目指した思考の軌跡で~す。

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1.類似の現象から導いた仮説の再掲

 「プレイヤー自身の記憶の中には例外的に改変前の歴史が残っているものの、大半のNPCの記憶ごと世界が変わってしまう」というのは、4thディスクの物語で何度も体験した歴史改変に酷似していま~す。

 そういうわけでこの件も「誰かが過去の歴史を変えたせいだ」という仮説を採用することにしました。

 この仮説を提唱したのは一年以上前の「「ジェニャの未来」第3話「パラディンの伝説」 & バウギアの旧設定と新設定を強引に整合させる論法を発見」という記事でしたが、その後もずっとこれに匹敵する異説が思い浮かばなかったので、確信へと至りました。

 本稿ではこれを前提にして、「では誰がどうやって変えたのか?」などの細部の筋書きを埋めていきま~す。

2.主体は主人公に限られず、むしろその可能性は低い。

 古参プレイヤーの操作する主人公の脳内に過去の大陸の設定が残ったことから、当初は歴史を変えたのは主人公だとも考えました。

 しかし今まで主人公視点で世界の歴史が変わったのは、主人公時間で歴史を改変したのちのことで~す。

 そこでムービー「ホーローの迎え」を想起しました。

 主人公が500年前の世界で破邪舟師の伝統が廃れるのを阻止してから現代に戻ってくると、ホーローは「これで 破邪舟の術が 復活しているかもしれん」と語ってきました。

 ホーローは改変前の歴史を覚えており、むしろ改変後のほうを知らないような状態でした。

 これで、「歴史を直接改変した本人以外でも改変前の歴史を覚えている者がいるケースもある」という設定までは明らかになりました。

 以上により、大陸の地形の歴史を変えたのは主人公以外の誰かである可能性が高いで~す。

3.「主体は黄金のパラディン」説の長所二点

 大陸の地形の歴史を変えた主体として最初に考えていたのが、黄金のパラディンで~す。この説には長所が二点存在しま~す。

 第一に、「極めてよく似た歴史改変にも関わった可能性が高い」ということで~す。

 前掲記事に書いたとおり、運営は大地の竜バウギアのまめちしきの内容もこっそり変えてしまったのですが、その歴史改変も黄金のパラディンによるものであった可能性が高いので~す。

 第二に、「オーグリードの大地を沈められる存在と関りが深い」ということで~す。

 黄金のパラディンは歴史を改変してバウギアが悪竜になるのを先送りをした可能性が高いのですが、そのバウギアにはオーグリードの大地を海に沈められる能力がありま~す。

 改変前の歴史ではバウギアの悪竜化は4000年前であり、改変後は数百年前とされていますが*2、この変更が直接4000年前にされたとは限りませ~ん。

 もしも第一次ゴフェル計画の前の時代に黄金のパラディンがバウギアにレンダーシアとの連結部分を沈めさせることで、結果的に4000年前の悲劇を回避したのであれば、現代まで古い地形が伝わっていないのも当然で~す。

4.「主体は兄弟姉妹」説の長所二点

 この対抗馬として最近思いついたのは、主人公の兄弟姉妹で~す。この説にも二つの長所がありま~す。

 第一に、「主人公の立場が破邪舟問題におけるホーローに似ている」ということで~す。

 ホーローが改変前の歴史を覚えていた理由は現状では不明で~す。

 でも多少参考になる件がありま~す。4.1ではグランゼドーラにおけるここ1000年間のカミルの評価を逆転させましたし、4.2ではオーグリードでゾンガロンが活躍した期間を100年も縮めましたが、これらの件についてオーガにしてグランゼドーラの所属でありかつホーローより賢者として有能なはずのルシェンダから、一言も言及されませんでした。

 だから単に賢者としての能力だけの問題とするのは間違いなので~す。

 そうなると、「主人公を過去に送る手助けをしたから」が理由の少なくとも一つである可能性はそれなりに高いでしょう。

 仮に「改変の手伝いをした人も改変前の記憶が残る」という設定があるのであれば、主人公に古い地形の記憶が残ったのは、主人公に飛ばされた兄弟姉妹が地形を変えたからであるという可能性が飛躍的に高まりま~す。

 第二に、「大地を沈める技術を持っている」ということで~す。

 兄弟姉妹は、地脈エネルギーを活用していたウルベア地下帝国で筆頭研究員をしていました。

 そして地脈エネルギーが枯渇すると大地が沈む場合もあるという設定もありま~す。

 ならば本人時間で4.3時代以後の兄弟姉妹は、任意の大地を海に沈める技術を持っているといえましょう。

5.各説の自己評価

 まず「誰かが過去の歴史を変えたせいだ」説は、自己評価ではほぼ満点で~す。これについてはまともな対抗馬は思いつきませんでした。

 ではその歴史改変の主体ですが、これは黄金のパラディン説と兄弟姉妹説とが自分の中でほぼ拮抗しておりま~す。しかも、「他の時間旅行者」説とて完全には排除できませ~ん。

 現状では「45:45:10」ぐらいで~す。

 あとはもう、各説の長所を強めたり弱めたりするような追加情報をじっと待つ段階で~す。

(即日追記)

 「「誰かが過去の歴史を変えたせいだ」説は、自己評価ではほぼ満点」と書いたばかりですが、ゆうさんからいただいたコメントのおかげで異説にたどり着くことができ、正解率の自己評価が70%ぐらいまで下がりました。

 ゆうさんには改めて感謝で~す。

 その異説の内容ですが、「連結部分を沈めたのは、虚無の邪神かその眷属」で~す。

 虚無の邪神は消去法から対グランゼニス戦の担当者であることが通説となっておりま~す。レンダーシア大陸の一角に攻撃をしかけてきてもおかしくはありませ~ん。

 また封魔フォーゲルのまめちしきによると「封魔の主である虚無の邪神は 忘却と失意を司る神」なのだそうで~す。そして眷属の封魔フォーゲルも「封印した相手が存在したという 記憶さえ根こそぎ奪ってしまう 封印のプロ」だったのですから、上司や同僚の誰かに地面に対して似たような技を使える者がいてもおかしくはありませ~ん。

 本稿の本編部分で主張した歴史改変説とは違って「なぜ主人公は大地の忘却を免れたのか?」の説明がまだ自分の中でできていないので、正解率の自己評価は30%に抑えました。でも今後の追加情報次第ではまだまだ伸びる余地がある説だと考えておりま~す。